memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

真空管

諸々、近況

ブログを読み返していたところ、フリだけしておいて拾ってないネタがあったりしたので、顛末をまとめて書き留めておきます。 ■BRIMAR 6057 × GEC A2900 PL-L初段の12AX7(2本)としてTESLA E83CC(軍用交差剣)の代わりに導入したBRIMAR 6057は、ショートプ…

Brimar6057 × Telefunken ECC801S

MA1 DACとZ1ESの電源ケーブル交換によって失われた中高音の見通しや定位の良さを改善するため、GEC A2900をTelefunken ECC801Sに交換しました。 できればBrimar6057とGEC A2900の両立を図りたいという思いに変わりはありませんが、BrimarとTelefunkenとのセ…

和光テクニカル メタルクリーナー MC-13

「My Audio Life (趣味のオーディオ)」様のサイトで知りました。http://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/e/a05440b0eb07bff119abc0dee343107b 真空管のピンの酸化皮膜をかなり綺麗に取ってくれるようなので、試しに使ってみました。 【使用前】 1)ピンにクリー…

BRIMAR 6057のその後とZ1ESの電源ケーブル交換

BRIMAR 6057のその後ですが、前回の中間レビューからの変化は思ったほどありませんでした。とは言え毎日試聴を続ける中で新たに発見したこともあるので書き留めておきます。 ちなみにソース機器はZ1ESです。 中高音の透明感は多少改善されたが若干不満が残る…

BRIMAR 6057 の中間レビュー

9日(土)午前中にPL-Lにインストールしてから4日が経過。通電時間は30時間といったところでしょうか。 NOS管ではないので本調子になるまでさほど時間はかからないと思っていたものの、日を追うにつれ音は良くなってきているので、相当長い期間使われていな…

BRIMAR 6057 到着

ヤフオクで落札したBRIMAR 6057が届きました。 50年代製の中古なので外観は今ひとつ。ピンも汚れていたので本体共々クリーニングしました。 片方はTマーク(Trustworthy-Valve)がついたBRIMAR独自の高選別管です。規格が違うわけではないので問題はないので…

久しぶりに真空管を購入

我が家のPL-Lに使っているメインの真空管は次の通り。 ●12AX7(2本):TESLA E83CC(交差剣マーク付き) ●12AT7(1本):GEC A2900(3mica)/TELEFUNKEN ECC801S 初段の12AX7には当初 MULLARD ECC83やSYLVANIA 5751も使っていましたが、最終的にはTESLAに落…

真空管交換

DACをMA1からWadia521に変更し、Oracle〜DAC間のデジタルケーブルをWireWorld PlatinumStarlight(PSA)に変更した結果、思いがけず「艶っぽい音」が出るようになった我が家のシステム。ソースによってデジタルケーブル(PSAとValhalla)を切り替える楽しみ…

真空管ころがし...その後。そして新たな思いつき、とか。

A2900からTelefunken ECC801Sに交換して10日ほど経過。初段がTesla E803CC(Telefunken ECC803Sの完全コピー管)なので、PL-Lに使用している3本の真空管は実質的にTelefunkenのECC80xSで統一されたことになるため、出てくる音もTelefunken ECC80xSの特徴を色…

真空管ころがし

先日からマンションの大規模改修工事が始まりました。工事計画書を見ると7月完了予定で、ベランダに出られなくなる期間もかなりあるようですが、幸いにしてゴールでウィークの間は大丈夫そうなので、当初の予定通りにDACをWadia521に戻してみることにしまし…

やっぱりMullardは...

TESLA E83CCから換装したMullard ECC83。初日はよい感じだったものの、その後は本来の柔らかさが増してきて、女性ボーカルとヴァイオリンソロ以外は聞いていて不満を抑えられない状態に! 音のエッジが立たないんですよ。どうやらA2900とMullardのセットはダ…

しばらくぶりのMullardは...

お金をかけないブラッシュアップ作戦をのんびりと展開中。 先日はP10の電源ケーブル交換を試してみましたが、NBS Professional3よりは元のTransparent PLMMの方が良いという結果になりました。ただしちょっと面白味に欠けるの音なので、久々にPL-Lの真空管を…

残留ノイズ

PL-Lの給電ルートを変更したという話を先日の日記で書きました。その作業の際、CDの再生を止めている状態で左スピーカーの前を頭が過ぎることがあったのですが、右の耳に嫌な音が飛び込んできました。あれっと思ってスピーカーに耳を近づけてみると、何と残…

近況など

PL-LとUX-1の電源ケーブルの交換以降、新しい機器やアクセサリーを購入したいという欲望がすっかり冷めてしまいました。DオーディオK氏が強力にPUSHしているブラックラビオリにはちょっと興味がありますが、価格があまりに高いので検討対象にはなりません。 …

Telefunken ECC801S 到着

eBayにて8/19に注文したTelefunken ECC801S。 途中行方不明となり、出品者の方にお願いしてドイツポストに調査をかけてもらった結果、無事に発見され、本日我が家に到着しました(^o^) 通常であれば10日ほどで届くはずなので、概ね1ヶ月ほどロスしたことにな…

近況など

人によって違うと思いますが、私は比較的よく過去の日記(ブログ)を読み返したりしています。ここ数ヶ月のことなら覚えていますが、半年も経つと大ネタ(機器導入とか)以外は何を書いたかなんて忘れてしまっているので、読み返すのも結構楽しいです。 そん…

A2900はやっぱり凄い!

仕事の方のプレッシャーでもってブログの更新が滞っていましたが、この3連休で何とか復活しましたのでまた週1〜2回ペースで更新していきたいと思います。 とりあえずはMullardセットの続報をば。 前回の日記で「12AT7をA2900(3mica,SquareGetter)に交換し…

Mullardセット

Mullardセットの試聴をしました。 Set #2:Mullard Set ◆12AX7:Mullard ECC83(13mm-RibbedGrayPlate, LargeHaloGetter) ◆12AT7:Mullard ECC81(13mm-RibbedGrayPlate, HaloGetter) ・低域から高域までバランスよく出ていて、良くも悪くも突出した帯域は…

GEC A2900 with 3mica/square-getter

ある方に探していただいていた最強バージョンのA2900が入手できたとの連絡が入り、本日到着。 左側が最強バージョン。3micaでdouble-supportのsquare-getter。 右側は以前入手したバージョン。2micaでsingle-supportのroundplate-getter。 この角度だと3mica…

Mullard ECC83

eBayで購入したMullard ECC83が到着。木曜日に不在配達通知が入っていたので、実質10日ほどで英国から到着したことになります。 思っていたよりもちゃんと梱包されていました。 中の緩衝材は過剰なくらい。 1本はほぼ新品同様で、もう1本は8割のライフ…

真空管セット

ケーブル系が一段落したので、興味は真空管に移行。 PL-Lは12AX7が2本と12AT7が1本の合計3本の構成なので、音の傾向が異なる3本1組のセットを、とりあえずベースセットとして3セット作ってみようと思います。実際にはそれぞれのベースセットを構成する真空管…

SYLVANIA 5751

TESLA E83CCに続く12AX7系の第2弾として、SYLVANIA製の5751を入手。スウェーデン空軍が軍用品として発注したもので、アメリカのエネルギーと力強さに加えて、欧州製に負けない広帯域と分解能を備えているとのこと。 実家から帰ってきたらバーンインを開始し…

Mullardに再交換

先週末のこと。6/24から使用してきたA2900を再度Mullard ECC81に戻してみました。 土曜日の午前中に交換し、6時間ほどバーンインしてから試聴開始。 一聴してわかるのは高域の印象が強いこと。A2900のバランスに耳が慣れていることもありますが、ちょっとき…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#6(最終回)

バーンイン120時間経過。実のところまだ少しずつ音が変化しているようなので、現時点の音は“最終的な音に近い途中経過の音”ということにはなりますが、A2900の特徴については大体掴めたと思うのでざっとレポートし、TESLA・E83CCおよびGEC・A2900を擁したPL-…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#5

バーンイン65時間が経過した日曜日の夕方。あまり期待はしないようにとは思いつつも、ボチボチ実力を発揮し始めるのではという気持ちも湧き上がってくるという複雑な心境のなか、3回目の試聴を実施。 まずは女性ボーカルです。「ARIA The NATURAL ボーカルソ…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#4

GECのA2900が届いたことは先日の日記に書きましたが、今回はA2900の音について。 12AX7をTESLA E83CCに交換した時は初期バーンインが終わった直後から本領発揮という感じの音を奏でてくれましたが、今回のA2900(12AT7)への交換では途中何度も「元に戻そう…

NAGRA PL-L #5

12AT7の極めつけといわれるらしい、M-O.Valve社(Marconi-Osram Valve Co. Ltd.)製造/GEC販売のA2900を入手。 残念ながら3-micaではなく2-micaバージョンでしたが、ロングタイプ(17mm)のブラックプレートが特徴的。 音を聴いてみて気に入ったら、A2900の中…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#3

(前回のつづき) “さらなる手”というのはKRYNA PRO TubeRadiatorです。真空管の大きさに合わせてTR-1からTR-4の4サイズがあります。12AX7、12AT7にはTR-4が対応。 [rakuten:audio-pluton:10000353:detail] PLUTONのサイトから特徴を引用すると 真空管内部の…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#2

(前回のつづき) 2本の12AX7をEHからTESLAに換装したPL-Lは私の期待を上回る音でした。敢えて一文で表すならば「臨場感を伴ったリアルな音」です。 一方“しなやかさ”や“艶”といった私が期待していた“真空管らしさ”(そのおおもとはCaryの体験にあるわけです…

NAGRA PL-L サウンドレビュー#1

PL-Lが10日の夜に届いてから8日間経過、エージング時間にして約80時間が経過。 その間、既に真空管を交換したりしていますが、それも含めて、PL-Lの“音”について書き留めておきたいと思います。 オーディオの世界に“プリアンプ不要論”が存在しているのはご承…