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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Nikon Z6 の導入 #3

LSPX-S2(グラスサウンドスピーカー)の写真を撮るにあたり、久しぶりにD700(with Zeiss Planar *T 1.4/50mm)を使ったところ、やっぱりD700は高感度ノイズが少なくていいなと再評価しつつも、シャッター音が大きくて重量も重いのは如何なものか?ということで最新のモデルが欲しくなり、悩んだあげく思い切って導入したのがNikon Z6。


同じフルサイズながらもD700は有効画素数12.1メガピクセル、Z6は24.5メガピクセルと、約2倍の画素数になっています。つまり解像度が高くなっているわけですが、1画素当たりの撮像素子面積が小さくなる分、本来であればノイズ的には不利。

しかしながらD700は2008年発売で、一方のZ6は昨年(2018年)発売と10年もの隔たりがあるわけで、高感度ノイズについても当然技術的に大きく進化しているはず。


ということで、LSPX-S2をほぼ同一条件で撮影(RAW)してみました。

D700の方は、比較しやすいようにLightroomで露光量とハイライトを調整しZ6の画に近くなるようにしてJPGで保存。ノイズやシャープ等のフィルター補正はかけていません。

Z6の方はadobe DNGコンバーターでDNGに変換しLightroomで読み込んでそのままJPGで保存。こちらは一切補正はしていません。


Zeiss Planar *T 1.4/50mmを使い、f2.8にして絞り優先モードで撮影

■Z6(1/20s ISO 51200)

D700:補正後(1/8s ISO 4000)

D700:補正無(1/8s ISO 4000)

このサイズだとZ6の方が画にややシャープさはあるものの、ノイズ感はほとんどかわりません。

わかりやすいように拡大してみるとこんな感じ。

■Z6

D700

素数の違いは見て取れますが、高感度ノイズは似たようなものかなと。ただしZ6はISO 51200でこれですからビックリです!


興味があったので、D700の撮影感度(ISO 4000)に合わせて撮影してみました。

■Z6 (3/5s ISO 4000)


凄いですね。高感度ノイズはほとんど見られなくなりました。やっぱり10年の技術進化は大きかったということですね。


なお本筋からは外れますが、OKボタンに拡大画面との切り替えを割り付けたので、ファインダーを覗いたままOKボタンを押せば一発で拡大画面(200%)になり、ピントを精緻に合わせられます。

しかもEVFのおかげでファインダー画面は明るいし、VRが効くので手ブレもほぼ吸収してくれるため、暗い場所でのMF撮影はメチャクチャしやすいです。なんか信じられないくらい便利。


さて、次回は現在テスト中のRAW現像についてです。「今使っているLightroom5.7ではZ6のRAWファイルが読み込めないのでどうしよう?」というお話。

もう少し試行錯誤してみて、結論が出たらアップするつもりです。


〜あと1回続く。

Nikon Z6 の導入 #2

バッテリーをフル充電した後、Z6を部屋の中で使ってみました。


まずはZマウントレンズのNIKKOR Z 24-70mm f/4Sとのペアから。


こういうタイプのレンズは初めてだったので最初わからなかったのですが、レンズを繰り出さないと使えないのですね。


◆普段はこの状態。これだと使えません。

◆24mmの状態。ここまで繰り出すと使えます。

◆70mmの状態。何か不格好です。


で、実際に撮影してみた印象は次の通りですが、今回は画質については触ません。

EVF

  • 普段使う絞り優先モードにしてEVFを覗いてみたら明るくクリアなのでビックリ!部屋は少し暗めなのに何でこんなに明るいのかと不思議に思ったけど、考えてみればEVFは撮影状態を反映しているので、露出補正がかかって明るく見えるわけですね。
  • 普段使っているNikon1もEVFをつけていますが〜画面が粗いし暗いところだと緑っぽく見えるのでほとんど使いません〜、それとは比較にならないくらいキレイに見えます。光学ファインダーの自然な見え方とは違い、どうしてもEVFっぽさは感じますが、このくらい解像度が高くて明るくクリアであれば、実用上の問題は全くなさそう。

■AF

  • これまで使ってきたNikonのAFレンズってフォーカシングの作動音が大きいという印象があったけど、NIKKOR Z 24-70mm f/4Sはめちゃくちゃ静かです。4本持っているレンズのうち唯一のAFレンズであるAF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRとはまさに段違いの静かさ。
  • 静かなだけじゃなく、合焦スピードが速い!もしかしたらNikon1(こいつのAFは速いです)よりも少し速いかもしれません。

■レリーズボタン/シャッター音

  • レリーズボタンは剛性感がないというか、半押しから押し込んだ時の感触が「グニュッ」って感じなのが、あまり好きになれません。
  • シャッター音はD700よりも静か。音質も高音が抑えられているので耳障りな感じはほとんどなく、先日久しぶりにD700で撮影した時に感じた「ビックリするくらい音が大きい」なんてことは一切ありません。でも一眼レフで連写する時の「パシャ、パシャ、パシャ...」という気持ちの良いシャッター音はもう味わえないですね。
  • ミラーレスなので震動源はメカニカルシャッターのみ。D700に比べると振動もかなり抑えられています。

■操作系

  • 正直なところ、少し使い込んでみないと何とも言えないし、慣れてくると印象も変わると思うので保留にしますが、サブコマンドダイアルがプラスチック剥き出し(D700はゴムの滑り止めがついている)なのは滑りやすいので少し残念。人差し指をレリーズボタンに置いて薬指でサブコマンドダイヤルを回す際、時計回り方向はちょっと滑りやすい(というか回しにくい)かな。
  • あと、サブセレクタと言うジョイスティックみたいなものがついています。デフォルトだとAE/AFロックとAFポイント移動/選択に使えるみたいなので、本当に便利なのか使ってみるのがちょっと楽しみ。

■背面モニター

  • 基本的にはファインダーで撮影しますが、たまに地面すれすれのアングルから撮影したくなることもあるので、可動タイプのモニターになったのは嬉しいです。
  • でもそれ以上に、タッチパネルになったのがとても便利。設定メニューを弄っている時に、選びたい項目を指で触れば良いので凄く使いやすいです。あと、設定メニューの時に画面右上に表示されるリターンマークを触ると、1階層上のメニュー項目に直ぐ戻れるのは地味に便利です。

■バッテリー

  • D700まではEN-EL3eで、それ以降はEN-EL15b(互換性のある最新モデル)になったので、D700のバッテリーパックは使えません。バッテリーがどの程度持つのかは使ってみないことにはわからないけど、流石に付属の1個だけでは心許ないので追加で1個買いました。無論純正品です。
  • Nikonのバッテリーチャージャーは相変わらず無駄にでかいし、コンセント直差し用プラグアダプタが収納時に邪魔になるので嫌いです。

■PCへのデータ転送

  • まず嬉しかったのは、カメラ側の端子がリバーシブルのUSB-Cになったこと。これまでよく使われてきたmini-Bとかmicro-B端子って、裏表があり端子も小さいので老眼の身には非常に使いづらく、USB-Cになったのは素直に嬉しいです。
  • メモリカードはXQDのみになったのでD700CFカードは使えなくなったけど全く問題ありません。そんなことより、XQDカード+USB-C(USB3.0)の転送スピードの速さに感激しました!尤もXQDカードは高すぎですけどね。
  • PCへのデータ転送に関し、Wireless(Wi-Fi/Bluetooth)でPCと直接接続できる機能にもの凄く期待していました。しかしながらZ6とMacbook Proとの接続自体は問題なく出来るものの、何故かデータが転送されません。これに関しては、どこか設定が間違っていると思われるので、引き続き探ってみるつもり。ブログ用に撮影した数枚〜十数枚程度のデータの場合、一々ケーブルを接続せずにWi-Fiで転送した方が便利ですからね。


次にZ6 + Zeiss Planar *T 50mm/F1.4のペアで、MFで撮影してみた感想を少し書いておきます。ポイントはボディ内蔵のVR(手ブレ補正)がどの程度使えるかです。

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■FTZマウント変換アダプタ

  • あくまで今回使ってみた限りでの感想ですが、Zeiss 50mmをD700につけて使うのとFTZを介してZ6につけて使うことに全く違いは感じませんでした。そういう意味では良くできていると思いました。
  • 設計上仕方がなかったのだとは思うけど、もう少し厚みが薄くなると良かったのですけどね。

■ボディ内蔵VR

  • 今回Z6にした最大の理由がこのボディ内蔵VR(センサーシフト型)です。これによってVR非搭載のレンズでもある程度VRが使えるようになるので、Zeissの3本(28mm/50mm/100mm)がより活きるなと思った次第。
  • とりあえず50mmで試してみましたが、ちゃんと効きました!手ブレ補正Offだと画面が細かくふらついてしまうのが、手ブレ補正をOnにするとピタッと止まります。これは虫眼鏡ボタン?でフォーカスポイントを拡大表示すると一目瞭然です。
  • Zマウント純正の24-70mmにおけるVRの効きに比べ、Zeiss 50mmでは補正の効きが劣る感じはするけど、それでも十分に使い物になります!

■ピントのつかみやすさ

  • D700の光学ファインダーとZ6のEVFを比較すると、被写体が明るければMFレンズでのピントのつかみやすさはD700の方が優れていると思いました。Z6だとジャスピンの位置が分かりづらく、前後のボケ具合からジャスピン位置を判断しないといけない感じです。ただし被写体が暗い場合はEVFのZ6の方が圧倒的にピント合わせしやすいですけどね。
  • ピーキング表示をOnにしておけばピント位置は分かりやすくなるけど、細かく合わせる際に逆にピーキング表示自体がピント合わせの邪魔になるので、Fn1ボタンにピーキング表示を割り付けてファインダーを覗いたままOn/Offできるようにしました。


元々欲しかったのはNikon Dfでした。ノスタルジックさを感じさせるデザインは今でも一番好きだし、MFレンズで絞り優先モードで撮影することが多い私にとっては、昔ながらの一眼レフに近い操作系のDfが好ましいのです。

なので、中古でもいいからいつか手に入れようと思っていたわけなのですが、Z7/Z6が発売されて心が揺らぎました。ミラーレスになってボディがコンパクトになったという点も大きいけど、やっぱり最大の理由はボディ内蔵のVRになったことで3本のZeissVRが効かせられるということです。

そしてまだ50mmだけだけど実際にVRが効くことが確認できたので、「やっぱり買ってよかったなぁ」と、心の底から思いました。


Z6については、近々あと2回書く予定。導入の切っ掛けになった暗所でのノイズ特性について、そしてRaw現像をどうするかについてです。


〜もう少し続く。


Nikon Z6 の導入 #1

悩みに悩んだあげく、導入したのはNikon Z6。正確には Z6ボディ + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S + FTZマウントアダプターキットです。

FTZマウントアダプタは持っているFマウントレンズ(4本)を活かすために必須ですが、Zマウントレンズを買うかどうかについてはかなり迷いました。別になくても困らないので。


でも単品だと最安でも10万円以上するレンズが、セットにしてかつ7月29日まで実施しているキャッシュバックキャンペーン(導入したキットだと40,000円)も活用すると、実質的には数万円で手に入るのはかなり魅力的です。

それにマウント変換アダプタを使わなくてよいZマウント純正レンズを1つくらい持っておくのも良いかなと思った次第。


amazonで金曜日の夜に注文。マーケットプレイスの出品は並行輸入品もありそうなので、少し高くなるけどamazonが販売しているものにしました。

セットと同時に最低限のアクセサリー類も購入。

  • SONY XQDメモリーカード 64GB(Gシリーズ)
  • Kenko 72mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO
  • HAKUBA 液晶保護ガラス ULTIMA 極薄0.20mm日本製強化ガラス
  • Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー


土曜日の夕方に到着しました。



次の写真はNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sではなく、Zeiss Planar *T 50mm/F1.4 ZF.2をFTZマウントアダプタを介して装着したものですが、実物を初めて手に持ってみて感じたのは「想像していたよりも、小さくて軽い!」でした。


D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRと並べたところ。レンズが違うので全体の大きさが随分違いますが、ボディを見るとD700に比べてZ6はかなりコンパクトになっているのがわかります。


部屋の中で使ってみた感想は次回に。


〜続く。


ソニー SONY XQDメモリーカード 64GB QD-G64E J

ソニー SONY XQDメモリーカード 64GB QD-G64E J

Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー VFB12401

Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー VFB12401

やっぱりフルサイズはいいなぁ。

先日SONY LSPX-S2(グラスサウンドスピーカー)を導入した際に、消灯したベッドルームでLEDが点灯している様子の写真を撮りました。

最初はいつも使用しているNikon1 V3を使ったのですが、ノイズが多くてイマイチな出来上がり。(写真をクリックしてオリジナルサイズをみてもらうとわかりやすいと思います。)



※ f/3.8, 1/2秒, ISO 6400


もう少しちゃんとした写真を撮りたいなと、久しぶりにNikon D700を防湿ケースから出してZeiss 50mm/F1.4をつけて撮った写真がこちら。


※ f/2.8, 1/8秒, ISO 4000


流石にフルサイズというか、現像時にノイズフィルターはかけていないにもかかわらずNikon1に比べるとノイズ感があまり気になりません。
また撮像素子が大きいのでボケ具合もいい感じです。


ただ久しぶりに一眼レフを使ってみると、振動もシャッター音も大きくてビックリ! 「一眼レフってこんなんだったっけ...」と思ってしまいました。

それとNikon1にはAFもVRもついていますが、Zeiss PlanarはMFだし当然VRなんてついてないので、ピント合わせと手ブレには非常に気を遣いました。オートマの小型車から突然マニュアルの大型車に乗り換えた感じですかね。


その後、CFカードリーダーでMacbook Proに写真を取り込もうとしたところ、メモリカードのマウントが突然解除される症状が多発してうまく読み込めません。何度やっても同じです。

カードリーダーの不具合もしくはカード自体の不具合が考えられるものの、撮影自体は問題なくできているので恐らくカードリーダーが壊れているのでしょう。


そこでMacbook ProD700をUSBケーブルで直接つないで取り込んでみたところ、今度はうまく取り込めました。でも取り込み時間が非常に遅くてイライラです。「こんなに遅かったかなぁ...」。


で、思っちゃったんですよね。もう買わないつもりだったけど、最後にもう1台だけカメラ買おうかなと...。


それから10日間くらい、悩みに悩みました。
結局のところ普段はNikon1を使うことになるのだから無駄なんじゃないかとか、同じ散財をするならオーディオの方がいいんじゃないかとか...。

また仮に買うにしても、ボディ+マウントアダプタにするか、あるいはレンズセットにするか等々...。


割と即断即決の私にしては本当に珍しく長い間悩んだ結果、やっぱり買うことにしました。その代わりもう少し普段使いしようという決意も込めて。


察しの良い方(あるいはNikonユーザーの方)なら何を買うつもりなのか見当がついたと思いますが、まあそういうことです。


〜続く。

SONY LSPX-S2 グラスサウンドスピーカー 後編

まだ使い始めて数日ですが、後編では現時点での感想を書き留めておこうと思います。ただその前に、機能設定等についてまとめておきましょう(★は本体もしくはMusic Centerでしかできないものです)。


【本体でできる操作/設定】

  • 電源on/standby☆onは本体のみ
  • Bluetooth機器のペアリング
  • NFCによるBluetooth機器のワンタッチ接続★
  • 音量調整
  • イルミネーションLEDの明るさ調整(off/32段階)
  • キャンドルライトモードのon/off
  • キャンドルライトモードの強さ設定(2種類)★
  • スリープタイマーのon/off
  • WPSボタンによるWi-Fi接続★
  • プッシュ&プレイボタンによるSpotifyの再生★

【Music Centerでできる設定】

  • 電源off
  • サウンド設定:ベースブースターon/off★
  • サウンド設定:DSEE HX設定(auto/on/off)★
  • プッシュ&プレイ再生設定(Spotifyの登録)★
  • 照明設定:LEDの明るさ調整(off/32段階)
  • 照明設定:キャンドルライトモードのon/off
  • スリープタイマー:on/off
  • スリープタイマー:タイマー時間(15分〜120分:6区分)★
  • 電源オプション:オートスタンバイon/off(未使用状態15分でoff)★
  • 電源オプション:電池残量確認★
  • その他:Bluetoothコーデック設定(オート/SBC)★
  • その他:Wi-Fi SSID確認★
  • システム:ソフトウェアアップデート(グレーアウトしているので使えるかどうか不明)
  • システム:ネットワークスタンバイ(グレーアウトしているので使えるかどうか不明)
  • システム:機種名変更★
  • システム:ソフトウェアバージョン確認★
  • システム:自動アップデートon/off★
  • システム:タイムゾーン設定★
  • システム:IPアドレス確認★
  • ネットワーク接続診断★
  • Wi-Fi電波測定★
  • 他の機器とのグループ作成:Wireless Multiroom/WirelessStereo/Bluetooth Speaker Add function★

【Music Centerで選択できるソース】

  • マイライブラリー:スマホ/タブレット本体に入っている音楽(プレイリスト可)/iTunesライブラリ★
  • Audio in:ステレオミニプラグで入力されるアナログ音声★
  • Home Network:DLNAサーバー内の音楽★
  • Amazon Music★(アプリ登録が必要)
  • YouTube★(アプリ登録が必要)
  • ミュージック:ミュージックアプリのライブラリ★

【Music Centerの再生操作】

  • スタート/ストップ/トラック送り/トラック戻し(ただしTimeバーを操作して再生位置を自由に変えることはできない)★
  • 音量調整
  • Play Mode:off/Repeat Track/Repeat All/Shuffle All★

iOSの設定を使うもの】


抜けはあるかもしれませんが、LSPX-S2の機能は概ね網羅していると思います。

ざっくり言うと本体でできるのは基本的な操作/設定で、詳細な設定はMusic Centerを使うというスタンスですが、電源on、キャンドルライトモードの強さ設定、プッシュ&プレイによるSpotifyの再生は本体からでないと(多分)できません。どうしてそうしたのか良くわからないですね。

電源onについては、Music Centerのシステム設定の中にあるネットワークスタンバイ機能が使えればMusic Centerからできるはずなのですが、現時点ではできません。もしかするとアプリ(あるいはファームウェア)のアップデートによって近い将来できるようになるのかもしれません。(あるいは私の設定が何か間違っているのかもしれませんが...)

【6/18追記】まだ状況の切り分けができていないのですが、本体電源offの状態でHome Networkを選択した際に本体の電源が入る時がありました。その時はネットワークスタンバイ機能がグレーアウトではなくon/offできる状態でした。できる時とできない時の状況の違いを探ってみたいと思います。


本体の操作ボタンは、底面近くの本体外周(後ろ側)に電源ボタン、プッシュ&プレイボタン、音量調整ボタンが、底面にLED照度調整ボタン、Bluetoothペアリングボタン、NFCセンサー、Timer/WPSボタン、リセットボタンがあります。
外周のボタンは手探りだと位置が非常にわかりづらく、特に電源ボタンの位置がわかりづらいのはベッドサイドで使うには非常に不便。仕方がないので電源ボタンが手前側に来るように本体を設置していますが(どの方向に設置しても音の出方は変わらないので)、早いことネットワークスタンバイ機能が使えるようになって欲しいものです。


LEDの照度はMAX(32)にしても暗めの照明くらいなので、文字を読むのは(私の視力では)ほぼ無理。基本的には就寝時に使うので、今のところ照度は最低にしていますが、それでも室内がほの明るくなってしまうのでいずれLEDはoffにするかもしれません。
キャンドルライトモードは照度変化が却って鬱陶しいのでoffにしています。


Music CenterでのNASの操作は、X88の時にも触れたけど、あまり使い勝手は良くありません。一番最悪なのはローカルのプレイリスト機能が無いことで、次に最悪なのはアルバム選択の際にアルバムアートが表示されないことですね。

4月末にリビングに導入したTechnics SC-C50の操作アプリもアルバムアート表示についてはMusic Centerと同様なのですが、ローカルのプレイリスト機能が使えるので予めプレイリストをいくつも作っておけばさほど不便さは感じません。別に難しい話ではないと思うので、アップデートで是非改善してほしいものです。


機能編の最後に本体デザインについて触れておくと、LSPX-S2は低重心化を図ったことと、底面に円形のゴムエッジがついているため、倒れにくいし滑りにくくなっています。少し傾いているベッドのヘッドボードに載せてみましたが、不安定さはほとんど感じません。

デザインも少しレトロっぽい感じがして、個人的にはモダンなLSPX-S1よりも気に入っています。


さて、最後に肝心の音についての感想です。


まずリビングのテーブルに設置して音量を上げた状態での感想です(Soundgenicがソースで、音源は非圧縮のAIFF)。

  • モノラルなんだけど拡がりがある音で、なんか不思議な感じ。レビューでは「どこで鳴っているのかわからない」みたいに書いてあるのを見かけたけど、それは言い過ぎかと。2m位の距離ではLSPX-S2がどの方向にあるかはハッキリわかる。ただし(モノラルなのに)その方向に音の拡がりがあるというのが独特かと。壁際のサイドボードの上に置くと上から音が降ってくる感じが出るのでお薦め。
  • リビングで使うには音量を相当上げないといけないが(クラシックだと80〜90%、J-POPだと60〜70%くらい)、個人的には十分な音量がとれる(ただし私は小音量派なのでご注意の程)。ただ、この時にLSPX-S2の方を見ると、この音が小さなLSPX-S2から鳴っているというのがちょっと信じられない感じがする。本体の大きさにそぐわないスケール感がある音だと思う。
  • 中高音がクリアで繊細。アコースティック楽器はかなりリアルな鳴り方だけど、音が大きくなった時に高音に若干ヒステリックさ(キンキンして耳につく)を感じる時もある。
  • 低音は量感があるとは言いがたいし、低い低音は出ないんだけど、LSPX-S2だと個人的にはあまり気にならない。SC-C50の場合は低音の量感が凄く気になるのだが、LSPX-S2は聴く側のスタンスが違うというか、そういう風に思わせる音の質感なのかも。
  • 楽器の音もさることながら、録音に入っている場の雰囲気がうまく表現できている。つまりは再生している情報量が多いのだと思う。


ではベッドサイドに設置して小さな音量で聞くとどうかと言うと、

  • ピアノやヴァイオリンソロなどはクリアで音の質感が高く、とても心地よい。
  • 音量が小さいので音の拡がり感は弱くなる。もしかしたら設置位置を変える(正面で距離のある少し高い場所、もしくは逆にベッドのヘッドボード上)と良いかもしれないので、いずれ試してみたい。
  • 音量が小さくても中高音が不明瞭にならないのが凄い。一つ一つの音がきっちりと分離し、存在感を持って聞こえる。ボーカルも然り。
  • 低音を期待してはいけない...(^_^;


という感じで、音が部屋中に拡がるなんてことは全くないんだけど、それなりに雰囲気のあるキレイな音が楽しめるので、及第点かと。

ただしJ-POPやROCKは雰囲気にそぐわないので、必然、アコースティック系でソロ〜小編成のクラシック、Jazz、環境音楽などになりそう。Amazon Musicに川のせせらぎ、波の音、森の音があったと思うので、今度試してみようと思います。


グラスサウンドに対して事前に想像していたイメージと比較すると、音の拡がり感は期待したほどではなかったけど、中高音の音のクリアさと質感は期待通りだったので、総合的にはまずまずの満足感です。リビングはSC-C50、ベッドルームはLSPX-S2というのは、中々に良い配置かな。

本音を言うなら2台目を導入しWi-FiでつないでStereo再生してみたいです。ベッドのヘッドボードの左右に設置すれば小音量でも拡がりのある音が楽しめそうなんですが、それよりも先に導入したいものがいくつもあるので実現は難しいかな。


SONY LSPX-S2 グラスサウンドスピーカー 前編

段々と気温が高くなってきて、睡眠導入のためにヘッドフォンで音楽を聴くのがつらい季節になってきました。

秋〜春は密閉型のEdition8を使うのですが、気温が高くなると耳が蒸れるので4月くらいからはオープン型のHD800を使っています。それでもちょっと厳しい時期になってきましたね。


例年だとベッドのヘッドボードに設置してるSRS-X5(アクティブスピーカー)に切り替えるのですが、X5への入力にはヘッドフォンアンプP-700uのヘッドフォン端子からの出力を使っているため、X5を鳴らすにはSoundgenic、Sonica DAC、P-700uというフルセットを使わなければなりません。

でもX5で出す音はヘッドフォンとは違って小さな音なので(近所迷惑になるとイヤなので夜中に大きな音は出せない)、前々からエネルギー効率が悪いなと思っていました。そもそも音の違いを聞き取れるような音量ではないので、DACもアンプも通さずにソースとダイレクトに接続できればそれがベストなのです。


しかしながらX5はBluetoothDAPとの接続はできるけどLAN接続はできないので、Soundgenicを使えません。これが不便なんですよね。

それと、X5はそこそこの音量を出してやるとピラミッドバランスで左右の拡がりのある凄く良い音になるものの、音量が小さいとイマイチな感じです。
また小さな音量領域でのボリューム1段の音量差が大きいので、BluetoothによるDAPとの接続だとベストな音量にしづらいのも欠点。ヘッドフォンアンプからの出力を使う場合は音量調節はアンプ側でできるので問題ないのですけどね。


ベストな解決策は新たなアクティブスピーカーを導入することしかありません。機能的な条件は次の通りです。

  • 無線LAN接続が可能でSoundgenicをソースとして使えること
  • 小音量領域での音量調節が細かくできること
  • LDACかaptxHDでBluetooth接続ができること
  • iPadで操作(曲選択や音量調節など)ができること
  • 音がそこそこ良いこと
  • デザインがそこそこ良いこと
  • 実売価格が5万円以下


でもって選んだのがSONYのグラスサウンドスピーカーのLSPX-S2です。

■LSPX-S2


グラスサウンドスピーカーはLSPX-S1が発売された際に凄く気になっていたのですが、価格が高すぎた(確か7万円前後だった気がする)ので導入を諦めました。LSPX-S1はまだ現行機種なので、LSPX-S2は後継機ではなく別バージョンということになります。

■LSPX-S1


価格は約4.5万円なのでLSPX-S1よりも随分と安くなった感じ。サブウーファーのサイズは50mmから35mmと小さくなってはいるものの、機能的にはWi-Fi/DLNAに対応し、ハイレゾファイルも再生できます。LSPX-S1はアナログ入力とBluetoothしかなかったので、LSPX-S2のWi-Fi対応とハイレゾファイル対応は格段の進歩と言えますね。
またバッテリーの持続時間もLSPX-S1の4時間から、倍の8時間へと大幅アップしています。


もともとグラスサウンドというものに興味があったこと、他に興味を惹く機種がなかったこともあり、迷うことなくLSPX-S2に決めました。

例によってamazonで注文し、金曜日に到着。機能や試聴の感想は次回に書く予定ですが、ベッドルームサイドのラックの上に設置したLSPX-S2はこんな感じ。


いい感じです♪


Technics SC-C50用 AudioQuest NRG/X2 の試聴


金曜日の20時半頃からエージングを開始し、土曜日の9時頃にちょっと聴いてみた感想は、

  • 低音の量感が上がり、重量感が少し増した
  • 前日感じた高音のイヤな感じはほぼ気にならなくなった
  • 高音も多少伸びやかにはなってきたが、まだまだな感じ

というものでした。

それから引き続きエージングを続け、概ね75時間経過時点での感想は次の通り。

  • やはり低音の量感は増しているし、重量感も以前より出ている。ダンピング感もあって気持ちの良い低音。
  • 耳障りな音は出ていないものの、高音が少しおとなしいかも。
  • 全体として音の質感が良くなった感じはある。特に高音域で感じるが、それがおとなしさにつながってもいる。

ちょっと高音がおとなしい感はするけど、低音は良くなっているのでケーブルを変えた効果はあったかなという感じです。


電源ケーブル交換によって周波数特性が変化したので、Supace Tune を使って周波数特性の再最適化を実施。結果は次の通りです。

電源ケーブル交換前】

電源ケーブル交換後】


元の周波数特性(青線)を見ると、80Hz?付近の低音の量感が上がっているので、聴感上の低音の量感や重量感アップはこの影響かもしれません。

逆に300Hz付近のピークが小さくなっており、高音域は若干凸凹が激しくなっていますが、これが高音域のおとなしさの原因なのかは良くわかりません。


一方、最適化後の周波数特性(赤線)では、低音域はほぼ似たような特性になり、中〜高音域は電源ケーブル交換後の方がやや凸凹した状態が残っています。

つまり、Space Tune による周波数補正によって電源ケーブルを変えたことによる低音の量感増はほぼ感じられなくなりました...(ーー;)

何だかなぁ...と言う感じですが、音の質感は少し良くなったので「まあいいか」と一瞬思ったものの、高音域がおとなしいことが気になってコンセント周りを少し見直してみることに。


実はSC-C50の電源は、リビングのオーディオシステム専用電源配線の途中にあるコンセント(松下電工のホスピタルグレードコンセント)から取っています。そしてこのコンセントはMacbook ProiPad/iPhone、各種DAPアドホックな充電、そしてMacbook ProのバックアップHDDの電源に利用しています。本当はオーディオとは別の配線から取りたいけど、部屋のレイアウト上仕方がありません。


それ故せめてもの対策として、このコンセント(2口)にはオーディオシステムの給電に対する悪影響を少しでも減らそうと、ノイズフィルター(Panasonic PLCアダプター ノイズフィルター)をつけてあります。

SC-C50の電源もこのノイズフィルター経由で取っていたのですが、ものは試しとノイズフィルターを外してコンセントダイレクトで電源を取ってみました。


結果は、ちゃんと考えれば当然の結果とも言えるのですが、高音のおとなしさが解消され、かつ音の粒立ちも良くなりました!


メインシステムへの悪影響を減らそうとノイズフィルターを噛ませていたけど、そもそもメインシステムとSC-C50を同時に使用することはないのでノイズフィルターなんていらないわけです。「メインシステム最優先!」という常々の基本スタンスの悪影響ですかね...(^_^;


これだけ音が変わるなら Space Tune もやり直した方が良さそうなので再測定。結果は次の通り。


【ノイズフィルター経由】

【コンセント直刺し】


補正前の特性では500kHzより上の凸凹がやや小さくなっているようです。特に1.5KHz付近、3〜4KHz付近の落ち込みが小さくなっているのが特徴的かと。

補正後の周波数特性はノイズフィルターを噛ませていた時より中〜高音域がフラットになっているけど、低音については80Hzあたりのピークが補正されて減ってしまっています。ここは補正してくれなくても良かったんですけどね。


最後に今回の総括を。

AudioQuestの電源ケーブルに関しては、低音域の量感/重量感アップや全体的な質感向上はあったものの、正直言うと期待していたよりも変化が小さかったです。もっと中高音域が変わるかと思っていたんですけどね...。

逆に言うと、純正のケーブルもそれなりのクオリティを担保しているという結果だと言えるかもしれません。実際、BD/HDDレコーダー付属のメガネ型電源ケーブルに比べれば、ケーブル径も太くてしっかりしたケーブルだと言えます。


一方、コンセント用ノイズフィルター撤去による音の変化の方は、ケーブル交換以上にインパクトが大きかったです。頭では理解していたものの、ノイズフィルターって実際に音の鮮度感がスポイルされるんだなぁと。

オーディオシステム以外の機器〜スマホタブレット等の充電時の悪影響を抑えるという意味では効果的なのかもしれませんが、ことオーディオ機器の電源ラインに入れるのはやっぱり良くないですね。


なお、今回の電源ケーブル交換とノイズフィルター撤去の結果、これまではONにしていたVoice Mode(音声帯域の強調)をOFFにしました。

ONにすると中音域の前後の立体感は増すのですが、以前よりも音が中央に集まっている感を強く感じます。逆にOFFにした方が左右の拡がりが自然な感じになるし、ノイズフィルター撤去による効果か、OFFでもボーカルや楽器の存在感は十分感じられるので、今のセッティングだとバランス的にはOFFの方が良さそう。


今、イタリア合奏団の「調和の霊感」を聴きながらブログを書いていますが、ヴァイオリンの高音の艶感が以前よりも増してとても良い感じです♪

尤も電源ケーブル交換で増えたはずの低音の量感がSpace Tuneによる補正で減ってしまったため、再度Tone Controlで補っているというのは釈然としませんけどね。


どうせならSpace Tuneによる補正ファイルを複数保存しておいて選択できるようにするとか、あるいは3バンドのTone Controlではなく10バンドくらいのイコライザーを搭載するとかすればもっと使い勝手が良くなると思うのですが、ファームウェアアップデートで何とかならないですかねぇ...Technicsさん!


と言うことで、改善して欲しい点はあるけど、電源の取り方の変更がきっちり音に反映されるというのは「やっぱりSC-C50って真っ当なオーディオ機器なんだな」と改めて思いました。

以前のレビューでも書きましたが、オーディオファイルの手軽なサブシステムとしてお薦めだと思います。


audioquest オーディオクエスト 電源ケーブル NRG-X2 3m NRG/X2/3M

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