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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

Synology MR2200ac の導入

我が家ではリビングにWi-Fiルーター(Synology RT2600ac)を設置しています。

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でもこれだけだとバスルームおよびベッドルームでの電波が弱くてDLNAで動画を見られない(途切れ途切れになる)ため、寝室にWi-Fiブリッジ(Buffalo WZR1160DHP2をブリッジモードで使用)を設置し、家のどこでも快適な電波状態になるようにしているのですが、違うメーカーの機種同士のためかハンドオーバー(移動しながらクライアント機器を使う場合に電波の強いアクセスポイントに切り替える)がうまくいきません。

またWZR1160DHP2の機器表面が経年劣化のためかベタベタするようになってきて(オーディオファイルの方なら分かるかもしれませんが、初期の頃のWireWorldのケーブル被膜がそうだった)、埃は本体にくっつくし、掃除の際に移動させようとすると手が汚れるなど、機能以外の問題も起こっています。


とは言うものの、買い替えるのも馬鹿馬鹿しいなと思って使い続けてきたのですが、寝室のヘッドフォンシステムに組み込んであるSoundgenic(WZR1160DHP2にLAN接続してある)をサーバーにしてWi-Fi経由でリビングのSC-C50で再生している際、たまに音飛びが発生するようになりました。

ノイズが入るのもイヤだけど、音が飛ぶのって流れが切れてしまうのでノイズ以上にイヤなのです!


そこでWi-Fiブリッジを新調することにしました。メインのルーターがSynology製なのでまずはSynologyで探したところ、MR2200acという機種を見つけました。

価格や機能から見るとRT2600acの下位グレードルーターのようですが、5GHzを2バンド使える点が特徴。RT2600acの5GHzは1バンドなので、MR2200acはブリッジ(というか流行のメッシュネットワーク用アクセスポイント)として使うという位置づけですね。(注:MR2200acもメインルーターとして使えます)


Synologyのルーターは価格は高いけど機能や安定感が抜群なので、迷うことなくMR2200acに決定!amazonで注文して、金曜日に届きました。



基本的にはルーターなので(RT2600ac程ではないけど)そこそこ大きいです。WZR1160DHP2は縦長、MR2200acは横長という違いはあるけど、縦横面積は大体同じくらいです。

背面にはWAN端子/LAN端子/USB3.0端子がそれぞれ一つずつなので、メインルーターとして使うなら恐らくHUBが必須でしょう。でも我が家ではSoundgenicを接続するだけなので問題ありません。


メッシュネットワーク(うちの場合はRT2600acとMR2200acの2台なので単なるブリッジ接続)の設定は極めて簡単です!

MR2200acの電源を入れて起動したら、メインルーターのRT2600acの管理画面(SRM:Synology Router Manager)にブラウザで接続し、Wi-Fi Connectアプリを立ち上げてWi-Fiポイント画面(タブ)で追加ボタンを押すと利用可能なWi-Fiポイントが表示されるので、その中から追加したMR2200acを選ぶだけ。

後は自動的にネットワーク構成が始まって、リンクが確立したらMR2200acのファームウェアアップデートが始まり、その後自動的に再起動して設定は完了。MR2200acにスマホ/タブレットやPCを接続して設定を行う必要はなく、メインルーターRT2600acのSRMを使うだけで全ての設定が可能です。


RT2600acとMR2200ac間のリンク状況は常に変動していますが、現在の状態は、

  • アップリンク:5GHz-1が100%
  • MR2200acからみたRT2600acの信号強度:5段階の2(可)
  • 平均リンク伝送速度:650Mbps
  • 平均リンク受信速度:390Mbps

と表示されています。


MR2200acは床から1.2mくらいの高めの位置に設置したものの、RT2600acとの間の障害物が多く(物置と化している部屋を挟んでいる)、さらにはRT2600acの設置位置が床上30cmと低いため、やはりリンクの信号強度は弱いですね。

でもリンクに2.4GHzを使わずに5GHzが100%で構成されているし(もし信号強度に問題あれば2.4GHzも併用するはず)、評価も「可」なので良しとします。


実際、金曜の夜に設置をした後、MR2200acにLAN接続しているSoundgenicをサーバーにして10時間以上SC-C50で音楽を聴きましたが、音飛びは一度も無かったので、まあ問題ないかな。


ちなみにリビング〜ベッドルーム間の移動時のハンドオーバーも問題ないし、バスルームでの動画再生もスムーズだし、SoundgenicをサーバーにしてSC-C50で聴く音楽が心なしかよりクリアになった気さえします。まあSC-C50の音はプラセボだと思いますけどね。


Synologyのルーターはデカいし高いけど、機能の豊富さとその設定の簡単さは抜群だと思うので、オーディオファイル向けかも...(^_^)


Soundgenic SSDに換装 〜後編

15日に富山から東京に戻ってきました。幸いなことに今年は一度も雨に降られることはなかったものの、台風の影響もあってか例年になく富山の気温が高く、夜もエアコン無しでは寝られないほどでした。

実家にはインターネット回線が引いてないので、夜はSIMを差したiPad Proでネットを楽しんでいたのですが、たまたまアイオー・データのSoundgenicのサイトを見ていた際、マウンタ無しでSSDが取りつけられることを知ったのは前回触れた通り。

で、東京に戻ってから取りつけ方法を検討することにしたわけですが、SSD換装後の試聴もしていない状況なので取りつけ方法は後日検討とし、まずはSC-C50で現状の音を試聴することに。


SSD換装直後の動作確認時に少しだけ聴いた印象では、音の分離感は良くなっているものの高音がやや曇った感じだったので、システムエンハンサーを2回かけて、その後は通電状態にしたまま一度も試聴せずに富山に帰りました。

そして東京に戻ってきてからSoundgenicのエージングも兼ねてSC-C50を鳴らし始めたのですが、換装直後の音出しで感じた印象とは異なっていて、かなり良い感じに思えます。

今日(16日)も夕方から鳴らし始め、エージング時間が概ね10時間の時点で試聴を開始。いつも聴く坂道グループのプレイリストから初めて、クラシック(バイオリンソロ、弦楽四重奏)、Jazz・ピアノトリオ、Rock、New Age、R&Bと様々なジャンルから何曲かずつ選んで試聴しました。

総合的な感想は以下の通りです。

  • 響きが増えている
  • 高音の曇りは完全に解消し、音のクリアさが増した
  • 音が重なった際の個々の音の分離感が良い
  • 弦楽器の音のしなやかさが増した感じがする
  • (以前はやや不満だった)高音の伸びが明らかに良くなった
  • 低音の弾力感が増した

実は数曲聴いた時点で低音と高音のバランスが悪かったため設定を確認したところ、Tone Controlがon(低音が+1、高音+2)になっていたのでoffにして試聴を続けたのですが、offの状態でもバランスにはほとんど違和感がありません。

以前実施したSC-C50の電源ケーブル交換によって高音の質感は良くなった反面、おとなしくなってしまったのが不満だったのですが(それ故にTone Controlで高音をブーストしていた)、それが完全に解消されました。

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HAP-Z1ESをSSDに換装した時は「HDDよりも若干いいかな」という感じでしたが、SoundgenicのSSD換装は「HDDよりも明らかに良い」ですね。

HDDからSSDへの換装でここまで変わるというのも何か腑に落ちないのでふと思ったのですが、もしかしたらHDDの時はさほどではなかったクロックの効果が、SSDに換装したことで本来の効果を発揮しているのかもしれません。

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何はともあれ期待以上の結果だったので、SSD取りつけ方法の検討はしばらく後(秋くらい)にしようと思います。大した違いは無いような気もしますしね。


今回のSSD換装で、Soundgenicはほぼ最終形になりました。リニア外部電源、インシュレーター、ウェイトによる筐体ダンプ、内部電磁波対策、クロック交換、そして最後にSSD換装と、思いつくことは概ねやり尽くしたかなと。

今はSC-C50のサーバーとしての使用がメインですが、秋になって涼しくなってきたら本来の用途であるヘッドフォンシステムのサーバーとして使用するので、SC-C50で聴くよりも細かな音の違いがわかるとおもいます。早く涼しくならないかな♪

Soundgenic SSDに換装 〜前編

SSDへの換装はSoundgenic導入直後に検討しました。しかしながらSSDの価格の高さ(Samsung 860EVO 2TB:2018/4末時点で73,800円!)に躊躇し、C/Pの良いHDD(WesternDigital Red:9,665円)にしたけれど、「SSDに換装したい」という思いは捨てきれずにいました。

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それから860EVOをamazonの欲しいものリストに入れてたまに価格をチェックしていたのですが、4万円強のレベルまで下がってきたので思い切って購入!Soundgenic導入当初から考えていたSSDへの換装に着手することにしました。


Samsung の860EVO(3bitマルチセル)にしたのは、HAP-Z1ESのSSD換装で使用した850EVO(3bitマルチセル)が気に入っているからです。

実はSamsungSSDは860QVOという4bitマルチセルの新型が出ています。スペック的には860EVOとほぼ同じでありながら価格は2TBで860EVOより1万円以上安いものの、保証期間が860EVO(3bitマルチセル)が5年なのに対し3年と短くなっています。つまり耐久性に関してはまだ3bitマルチセルの方に歩があると言うことでしょう。


とは言え860EVOの価格が下がらない場合は860QVOにすることも考えてはいましたが、幸いにして価格が下がってきたので価格は高いけど860EVOを選びました。

Z1ESで850EVOを3年以上使っているけど何ら問題ないという実績が最大の要因。860EVOは850EVOとほぼ同じ構造のブラッシュアップ版なので、恐らく音質的にも同レベルではないかと思われますしね。

ただし860EVOは他社の同レベルのSSDよりも温度が高くなるらしいので(とは言えサーマルスロットリングが発生するほどのレベルではない)、安全を期してヒートシンクをつけることにしました。


例によってamazonにて、860EVO、ヒートシンク(100mm×60mm×10mm)、2.5インチ→3.5インチ変換マウンタの3点を購入。土曜日の朝に届いたので早速換装作業を開始したのですが、思わぬ落とし穴が!

まあ、深く考えもせずに選んでしまった私が悪いのですが、購入した変換マウンタでは取りつけられなかったのです。

当初の取りつけイメージは、マウンタに取りつけた860EVOの端子を、Soundgenic側の端子に直接差し込むというもの。接続ケーブルや接続回路を介するとその分音が悪くなりそうだからです。

そのためにはマウンタの短辺と面一でSSDを設置できるようなタイプが必要で、かつ放熱性を考えると金属製がいいよなと思って選んだのですが、取りつけた時の端子位置のイメージがすっかり抜け落ちていました。

上の写真は3.5インチHDDに860EVOを重ねたもので、こんな位置関係でHDDの代わりに860EVOをつけるつもりだったわけです。でもマウンタをみれば一目瞭然だけど、こんな位置関係でつけられるわけがないんですよね。

ネジの取付溝の位置から分かるように、マウンタの長辺方向は取りつけ位置が動かせるけど(短辺と面一にはできるけど)、短辺方向は中央にしか取りつけられません。つまり面一にしたところで3.5インチHDDの端子位置とは大幅にずれるため、Soundgenic本体には差し込めないのです。


さらに言うなら、仮に当初のイメージ通りに860EVOをマウンタに取りつけられたとしても、実は860EVOの端子位置が3.5インチHDDの端子位置よりも微妙に中央寄りに位置しているため、Soundgenic本体の端子位置に合わせようとすると860EVOの本体がSoundgenicの筐体に干渉してしまって取りつけられないのです。
★訂正: 直接差し込めるようです。私の勘違いでした...m(_ _)m

要するに想定していた取付イメージがダメダメだったというわけ。


だったらと言うことで、マウンタ中央に860EVOを取りつけて、Soundgenicの端子にはケーブルで接続するという方法も考えました。もともとこの手のマウンタはそういう取りつけ方を想定しているようです。

ただ接続ケーブルの短いものが見当たりません。どれも少なくとも数十センチはありそうな感じ。そんな長いケーブルを引き回すくらいなら、音質的には基板回路を挟んで最短距離で接続する方がまだマシな気がしたので、新たなマウンタを購入することに。届くのは日曜になるので、その前にWD Red 2TBから860EVOにクローニングをしてしまうことにしました。

前回、WDのBlueからRedへ換装した時に一度クローニング作業は行っているので、この作業自体に不安はありません。


尤もHDD→HDDの場合は問題ないけど、HDD→SSDの場合はアライメント(パーティションを作成する際のオフセット位置)がズレる可能性があります。

クローニング用のソフトを使ってやればアライメント調整込みでクローニングできるのですが、WindowsPCを持っていないし(mac用のその手のソフトは見つけられなかった)、PC経由でやる場合はSATA〜USBケーブルも2本必要となるので、今回はアライメントは無視してクローニングすることにしました。


アライメントがズレたままだと、読み込み速度の低下、無駄な書き込みによる書き込み回数の増加が生じ、SSDの性能を引き出せないばかりか、寿命も短くなるらしいです。

でもSSDが使えなくなるわけではないし、後でアライメント調整することもできそうなので、今回はアライメント調整は無視することにしました。いずれ860EVOをUSBケースに入れて会社に持っていき、会社のPCにソフトをインストールして調整しようかなと...(^_^;


概ね4時間強でクローニングは完了。後はマウンタの到着を待ってから作業を再開します。


そして翌日の午前中、予定通りにマウンタが到着。

本体がプラ製なのは気に入らないけど、amazonで探した限りでは金属製のものは見当たらなかったので仕方ないですね。

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端子をエタノールでクリーニングした後、接点導通材(エクスコンタクト)を塗布し、ヒートシンクを取りつけた860EVOをマウンタに差し込んで裏側からネジ止め。

次に、マウンタにSoundgenic本体に取りつけるための金具を装着し、Soundgenic本体に差し込んでネジ止めします。

後は分解した逆順で組み立てて作業完了。


ベッドルームのヘッドフォンシステムにインストールし、電源を入れた後(当たり前だけど起動速度は爆速!)、リビングのSC-C50でSoundgenicをサーバーにして音出ししてみましたが、問題なく動作しているようです。


自分のイメージの甘さが原因で遠回りをしてしまったけれど、ようやくSSDへの換装が完了しました。

エージングをした後で試聴しようと思いますが、今日から帰省するので試聴は帰ってきてからお楽しみと言うことで。


【8/14追記】
純正SSDモデルの写真を見たらマウンタを使わずにSSDを直接取り付けてありました。メーカーの立場で考えてみれば当然そうするよなぁ...。マウンタ内部の回路を介す必要がないので音質的にはその方が良いと思いますが、SSDの固定は片側側面に取り付ける金具(ネジ2本)と接続端子の3箇所になります。一方マウンタを介すと、マウンタの固定は直付けと同じ3箇所になるけど、SSD本体はマウンタにネジ4本で固定するのでしっかり固定されます。SSDへの振動の伝わりにくさはマウンタを介す分直付けよりも有利な気もします。どちらの方が音が良いのでしょう?帰省から戻ったら実物を見ながら考えてみようと思います。


アイネックス 2.5インチSSD/HDD変換マウンタ HDM-42

アイネックス 2.5インチSSD/HDD変換マウンタ HDM-42

Nikon Z6 の導入 #4

すみません。前回から随分時間が空いてしましました...(_ _)
気を取り直して、Z6導入の続きを書きたいと思います。


これまでRAWファイル現像にはAdobe Lightroom5(買い切り版)を使ってきました。

4台のカメラ(Nikkon D700、Nikon1 v3、Sony RX1、Sony RX100)のRAWファイルを全てインポートでき、持っている全ての交換レンズのプロファイルにも対応し、そして(慣れているというのもあるけど)使いやすい!


故に、本当は最新版のLightroomを使いたいというのが本音なのですが、Z6のRAWファイル現像のために年間11,760円(税別)のサブスクリプション料金を払う気にはとてもじゃないけどなれません。もし買い切り版のLightroomClassicがあれば、2〜3万円でも買ったと思いますけどね。


と言うことで、Z6のRAWファイル現像〜場合によっては他のカメラのRAWファイル現像を含む全体のワークフローをどうするか検討してきました。そして最終的には若干変則的ですが、次のようにすることにしました。


■趣味としての写真

Nikon Z6、Nikon1 v3、Sony RX1、Sony RX100】

  • DxO PhotoLab2で現像〜ファイル管理(プロジェクト管理)を実施


■ブログ用の写真

【Nikon1 v3、Sony RX1、Sony RX100】

  • これまで通りLightroom5で現像〜ファイル管理を実施

Nikon Z6】

  • Adobe DNGコンバーターで一旦DNGファイルに変換し、Lightroom5で現像〜ファイル管理
  • どうしてもPhotoLab2の機能を使いたい場合はPhotoLab2で現像し、Lightroom5にエクスポートしてファイル管理


ザックリ言えば、趣味の写真はDxO PhotoLab2を、ブログ用の写真はこれまで通りLightroom5を使うというフローですが、何故Lightroom5からPhotoLab2に乗り換えないのかというと、理由は2つあります。


1つ目は、Lightroom5にはファイル出力時に透かしを入れる機能があるけどPhotoLab2には無いから。


2つ目は、趣味の写真とブログ用写真の管理方法を分けることで、写真を探しやすくするため。

現在は全てLightroom5で管理していますが、タグ付けとかしていないのでフォルダ名(日付)を手がかりに探すしかなく、目当ての写真を探すのに結構時間がかかるんですよね。

撮影機会自体はブログ用の方が圧倒的に多いために、趣味で撮った写真のフォルダがブログ用に撮影したデータのフォルダに埋もれてしまって中々見つけられないのです。


と言うわけで、当面は上記のようなフローでやってみることにしました。


最後に今回導入したDxO PhotoLab2(無論ライセンスは買い切り!)について少しだけ触れておきます。

DxO PhotoLab2

■Lightroom5


今回調べてみるまでこのソフトのことは全く知りませんでしたが、Lightroom5でやっていた処理は(同じ名称の機能ではないけれども)大体できるような気がします。

Lightroomのレンズプロファイルと同様、本体とレンズとの組み合わせごとにDxO光学モジュールが用意されていてヴィネット等の最適調整ができる点はgoodです。あと画面の構成が使い慣れているLightroomに似ている点、PhotoLab2からファイルをLightroomにエクスポートできる点も良いかなと。


とりあえず環境は整えたけど、実はまだZ6を使ったちゃんとした撮影が一度もできていません。環境云々も重要だけど、まずはZ6を持ってお出かけしないとですね...(^_^;

Nikon Z6 の導入 #3

LSPX-S2(グラスサウンドスピーカー)の写真を撮るにあたり、久しぶりにD700(with Zeiss Planar *T 1.4/50mm)を使ったところ、やっぱりD700は高感度ノイズが少なくていいなと再評価しつつも、シャッター音が大きくて重量も重いのは如何なものか?ということで最新のモデルが欲しくなり、悩んだあげく思い切って導入したのがNikon Z6。


同じフルサイズながらもD700は有効画素数12.1メガピクセル、Z6は24.5メガピクセルと、約2倍の画素数になっています。つまり解像度が高くなっているわけですが、1画素当たりの撮像素子面積が小さくなる分、本来であればノイズ的には不利。

しかしながらD700は2008年発売で、一方のZ6は昨年(2018年)発売と10年もの隔たりがあるわけで、高感度ノイズについても当然技術的に大きく進化しているはず。


ということで、LSPX-S2をほぼ同一条件で撮影(RAW)してみました。

D700の方は、比較しやすいようにLightroomで露光量とハイライトを調整しZ6の画に近くなるようにしてJPGで保存。ノイズやシャープ等のフィルター補正はかけていません。

Z6の方はadobe DNGコンバーターでDNGに変換しLightroomで読み込んでそのままJPGで保存。こちらは一切補正はしていません。


Zeiss Planar *T 1.4/50mmを使い、f2.8にして絞り優先モードで撮影

■Z6(1/20s ISO 51200)

D700:補正後(1/8s ISO 4000)

D700:補正無(1/8s ISO 4000)

このサイズだとZ6の方が画にややシャープさはあるものの、ノイズ感はほとんどかわりません。

わかりやすいように拡大してみるとこんな感じ。

■Z6

D700

素数の違いは見て取れますが、高感度ノイズは似たようなものかなと。ただしZ6はISO 51200でこれですからビックリです!


興味があったので、D700の撮影感度(ISO 4000)に合わせて撮影してみました。

■Z6 (3/5s ISO 4000)


凄いですね。高感度ノイズはほとんど見られなくなりました。やっぱり10年の技術進化は大きかったということですね。


なお本筋からは外れますが、OKボタンに拡大画面との切り替えを割り付けたので、ファインダーを覗いたままOKボタンを押せば一発で拡大画面(200%)になり、ピントを精緻に合わせられます。

しかもEVFのおかげでファインダー画面は明るいし、VRが効くので手ブレもほぼ吸収してくれるため、暗い場所でのMF撮影はメチャクチャしやすいです。なんか信じられないくらい便利。


さて、次回は現在テスト中のRAW現像についてです。「今使っているLightroom5.7ではZ6のRAWファイルが読み込めないのでどうしよう?」というお話。

もう少し試行錯誤してみて、結論が出たらアップするつもりです。


〜あと1回続く。

Nikon Z6 の導入 #2

バッテリーをフル充電した後、Z6を部屋の中で使ってみました。


まずはZマウントレンズのNIKKOR Z 24-70mm f/4Sとのペアから。


こういうタイプのレンズは初めてだったので最初わからなかったのですが、レンズを繰り出さないと使えないのですね。


◆普段はこの状態。これだと使えません。

◆24mmの状態。ここまで繰り出すと使えます。

◆70mmの状態。何か不格好です。


で、実際に撮影してみた印象は次の通りですが、今回は画質については触ません。

EVF

  • 普段使う絞り優先モードにしてEVFを覗いてみたら明るくクリアなのでビックリ!部屋は少し暗めなのに何でこんなに明るいのかと不思議に思ったけど、考えてみればEVFは撮影状態を反映しているので、露出補正がかかって明るく見えるわけですね。
  • 普段使っているNikon1もEVFをつけていますが〜画面が粗いし暗いところだと緑っぽく見えるのでほとんど使いません〜、それとは比較にならないくらいキレイに見えます。光学ファインダーの自然な見え方とは違い、どうしてもEVFっぽさは感じますが、このくらい解像度が高くて明るくクリアであれば、実用上の問題は全くなさそう。

■AF

  • これまで使ってきたNikonのAFレンズってフォーカシングの作動音が大きいという印象があったけど、NIKKOR Z 24-70mm f/4Sはめちゃくちゃ静かです。4本持っているレンズのうち唯一のAFレンズであるAF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRとはまさに段違いの静かさ。
  • 静かなだけじゃなく、合焦スピードが速い!もしかしたらNikon1(こいつのAFは速いです)よりも少し速いかもしれません。

■レリーズボタン/シャッター音

  • レリーズボタンは剛性感がないというか、半押しから押し込んだ時の感触が「グニュッ」って感じなのが、あまり好きになれません。
  • シャッター音はD700よりも静か。音質も高音が抑えられているので耳障りな感じはほとんどなく、先日久しぶりにD700で撮影した時に感じた「ビックリするくらい音が大きい」なんてことは一切ありません。でも一眼レフで連写する時の「パシャ、パシャ、パシャ...」という気持ちの良いシャッター音はもう味わえないですね。
  • ミラーレスなので震動源はメカニカルシャッターのみ。D700に比べると振動もかなり抑えられています。

■操作系

  • 正直なところ、少し使い込んでみないと何とも言えないし、慣れてくると印象も変わると思うので保留にしますが、サブコマンドダイアルがプラスチック剥き出し(D700はゴムの滑り止めがついている)なのは滑りやすいので少し残念。人差し指をレリーズボタンに置いて薬指でサブコマンドダイヤルを回す際、時計回り方向はちょっと滑りやすい(というか回しにくい)かな。
  • あと、サブセレクタと言うジョイスティックみたいなものがついています。デフォルトだとAE/AFロックとAFポイント移動/選択に使えるみたいなので、本当に便利なのか使ってみるのがちょっと楽しみ。

■背面モニター

  • 基本的にはファインダーで撮影しますが、たまに地面すれすれのアングルから撮影したくなることもあるので、可動タイプのモニターになったのは嬉しいです。
  • でもそれ以上に、タッチパネルになったのがとても便利。設定メニューを弄っている時に、選びたい項目を指で触れば良いので凄く使いやすいです。あと、設定メニューの時に画面右上に表示されるリターンマークを触ると、1階層上のメニュー項目に直ぐ戻れるのは地味に便利です。

■バッテリー

  • D700まではEN-EL3eで、それ以降はEN-EL15b(互換性のある最新モデル)になったので、D700のバッテリーパックは使えません。バッテリーがどの程度持つのかは使ってみないことにはわからないけど、流石に付属の1個だけでは心許ないので追加で1個買いました。無論純正品です。
  • Nikonのバッテリーチャージャーは相変わらず無駄にでかいし、コンセント直差し用プラグアダプタが収納時に邪魔になるので嫌いです。

■PCへのデータ転送

  • まず嬉しかったのは、カメラ側の端子がリバーシブルのUSB-Cになったこと。これまでよく使われてきたmini-Bとかmicro-B端子って、裏表があり端子も小さいので老眼の身には非常に使いづらく、USB-Cになったのは素直に嬉しいです。
  • メモリカードはXQDのみになったのでD700CFカードは使えなくなったけど全く問題ありません。そんなことより、XQDカード+USB-C(USB3.0)の転送スピードの速さに感激しました!尤もXQDカードは高すぎですけどね。
  • PCへのデータ転送に関し、Wireless(Wi-Fi/Bluetooth)でPCと直接接続できる機能にもの凄く期待していました。しかしながらZ6とMacbook Proとの接続自体は問題なく出来るものの、何故かデータが転送されません。これに関しては、どこか設定が間違っていると思われるので、引き続き探ってみるつもり。ブログ用に撮影した数枚〜十数枚程度のデータの場合、一々ケーブルを接続せずにWi-Fiで転送した方が便利ですからね。


次にZ6 + Zeiss Planar *T 50mm/F1.4のペアで、MFで撮影してみた感想を少し書いておきます。ポイントはボディ内蔵のVR(手ブレ補正)がどの程度使えるかです。

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■FTZマウント変換アダプタ

  • あくまで今回使ってみた限りでの感想ですが、Zeiss 50mmをD700につけて使うのとFTZを介してZ6につけて使うことに全く違いは感じませんでした。そういう意味では良くできていると思いました。
  • 設計上仕方がなかったのだとは思うけど、もう少し厚みが薄くなると良かったのですけどね。

■ボディ内蔵VR

  • 今回Z6にした最大の理由がこのボディ内蔵VR(センサーシフト型)です。これによってVR非搭載のレンズでもある程度VRが使えるようになるので、Zeissの3本(28mm/50mm/100mm)がより活きるなと思った次第。
  • とりあえず50mmで試してみましたが、ちゃんと効きました!手ブレ補正Offだと画面が細かくふらついてしまうのが、手ブレ補正をOnにするとピタッと止まります。これは虫眼鏡ボタン?でフォーカスポイントを拡大表示すると一目瞭然です。
  • Zマウント純正の24-70mmにおけるVRの効きに比べ、Zeiss 50mmでは補正の効きが劣る感じはするけど、それでも十分に使い物になります!

■ピントのつかみやすさ

  • D700の光学ファインダーとZ6のEVFを比較すると、被写体が明るければMFレンズでのピントのつかみやすさはD700の方が優れていると思いました。Z6だとジャスピンの位置が分かりづらく、前後のボケ具合からジャスピン位置を判断しないといけない感じです。ただし被写体が暗い場合はEVFのZ6の方が圧倒的にピント合わせしやすいですけどね。
  • ピーキング表示をOnにしておけばピント位置は分かりやすくなるけど、細かく合わせる際に逆にピーキング表示自体がピント合わせの邪魔になるので、Fn1ボタンにピーキング表示を割り付けてファインダーを覗いたままOn/Offできるようにしました。


元々欲しかったのはNikon Dfでした。ノスタルジックさを感じさせるデザインは今でも一番好きだし、MFレンズで絞り優先モードで撮影することが多い私にとっては、昔ながらの一眼レフに近い操作系のDfが好ましいのです。

なので、中古でもいいからいつか手に入れようと思っていたわけなのですが、Z7/Z6が発売されて心が揺らぎました。ミラーレスになってボディがコンパクトになったという点も大きいけど、やっぱり最大の理由はボディ内蔵のVRになったことで3本のZeissVRが効かせられるということです。

そしてまだ50mmだけだけど実際にVRが効くことが確認できたので、「やっぱり買ってよかったなぁ」と、心の底から思いました。


Z6については、近々あと2回書く予定。導入の切っ掛けになった暗所でのノイズ特性について、そしてRaw現像をどうするかについてです。


〜もう少し続く。


Nikon Z6 の導入 #1

悩みに悩んだあげく、導入したのはNikon Z6。正確には Z6ボディ + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S + FTZマウントアダプターキットです。

FTZマウントアダプタは持っているFマウントレンズ(4本)を活かすために必須ですが、Zマウントレンズを買うかどうかについてはかなり迷いました。別になくても困らないので。


でも単品だと最安でも10万円以上するレンズが、セットにしてかつ7月29日まで実施しているキャッシュバックキャンペーン(導入したキットだと40,000円)も活用すると、実質的には数万円で手に入るのはかなり魅力的です。

それにマウント変換アダプタを使わなくてよいZマウント純正レンズを1つくらい持っておくのも良いかなと思った次第。


amazonで金曜日の夜に注文。マーケットプレイスの出品は並行輸入品もありそうなので、少し高くなるけどamazonが販売しているものにしました。

セットと同時に最低限のアクセサリー類も購入。

  • SONY XQDメモリーカード 64GB(Gシリーズ)
  • Kenko 72mm 撥水レンズフィルター PRO1D プロテクター NEO
  • HAKUBA 液晶保護ガラス ULTIMA 極薄0.20mm日本製強化ガラス
  • Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー


土曜日の夕方に到着しました。



次の写真はNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sではなく、Zeiss Planar *T 50mm/F1.4 ZF.2をFTZマウントアダプタを介して装着したものですが、実物を初めて手に持ってみて感じたのは「想像していたよりも、小さくて軽い!」でした。


D700 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRと並べたところ。レンズが違うので全体の大きさが随分違いますが、ボディを見るとD700に比べてZ6はかなりコンパクトになっているのがわかります。


部屋の中で使ってみた感想は次回に。


〜続く。


ソニー SONY XQDメモリーカード 64GB QD-G64E J

ソニー SONY XQDメモリーカード 64GB QD-G64E J

Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー VFB12401

Nikon EN-EL15b Li-ionリチャージャブルバッテリー VFB12401