memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ネットワークオーディオの最終調整を実施し、やっと納得のいく音になりました♪

briareos.hatenablog.jp

WiFiルーターをリニア電源化したことで、ネットワークオーディオ関連機器からスイッチング電源を排除することができました。
これで過去最高の音になったかと言うと、そうは問屋が卸さないのがオーディオの難しい(でも面白い)ところ。

この時点での音の不満点は2つありました。

  • 高音が少しおとなしい(特に金属系の音)
  • 音の勢いが以前より弱くなった

アコースティック系の楽曲はすこぶる気持ち良く聴くことができるけど、ロックは耳あたりが優しすぎて物足りない感じです。

と言うことで、13日から今日まで4日間かけて最終調整を行いました。
以下は時系列での実施記録です。

⒈ クロックケーブルの変更
U18(DDC)へのリファレンスクロック供給に使っていたオヤイデ DB-510をAET URDG Spec.2004に変更しました。
DB-510は銀線を使っているせいか音が少し柔らかいので、キッチリカッチリした音のAETに変えた次第。
結果、高音がちょっとだけ立ってきたけど、まだまだです。

電源ケーブルの変更
SW-6(スイッチ)に使っていたCARDAS Golden Reference Power(これも音が少し柔らかい)を外し、代わりにNBS OMEGA0を導入。
それに伴ってケーブルアロケーションも変更したのですが(R26、SW-6、OCK-2、U18の115V機器4台で色々入れ替えてみた)、これまた多少の改善に留まりました。
実は内心これでうまく行くと思っていたので、この結果は結構ショックでした。

⒊ R26(DAC)とU18(DDC)のクロックケーブルの入れ替え
R26に使っていたAET SIN DGとU18に使っていたAET UR DGを入れ替えました。
比較すると UR DGの方が音が固いのでそれをR26の方に使えば高音が改善されるのではという目論見でしたが、しなやかさが減って少し固い音になっただけで高音は改善されませんでした。

⒋ DCA-12VHCのヒューズをIsoClean Powerに変更
多少の高音対策になるかと思い、ZEN StreamとSoundgenic用リニア電源 DCA-12VHCのヒューズを私御用達のIsoClean Powerに変更しました。


DCA-12VHCの出力は最大2Aなので2Aのヒューズが入っているかと思いきや、1Aのヒューズが2本使われていました。
IsoClean Powerの1Aは1本持っていたので、追加で3本購入。
結果、音の木目が細かくなって高音に若干の華やかさが付加されたものの、高音の改善には至らず。
もう少し効果があるかと期待していたのでガッカリだったけど、音の質感は良くなったから良しとしました。

⒌ Petit Susie&Petit Tank LEの撤去
高音対策の良いアイデアが思い浮かばなかったので一旦保留とし、音の勢いを上げる対策に着手。
原因かどうか定かではないけど、WiFiルーターに使用していたPetit Susie&Petit Tank LEと、光LANのMC(メディアコンバーター)用リニア電源2台に使用していたPetit Susie2個を撤去。
電源フィルターって使いすぎると音が死ぬ(勢いが無くなる)ことが多いからだけど、結果としてあまり効果はなかったかな。
とりあえず外したままにしておくこととし、再度使うかどうかは後で考えることに。

⒍ ZEN StreamとSoundgenic用リニア電源の電源ケーブル入れ替え
ZEN Stream用のDCA-12VHCに使用していた自作ケーブル(PC-TripleC)と、Soundgenic用のDCA-12VHCに使用していたAET SIN ACを入れ替えてみました。
自作ケーブルの方が元気で高音が強い(という認識だった)のでトランスポートに使用してたんだけど、ものは試しに入れ替えてみたら、これが大正解!
金属系の音が金属っぽい音になり、音の勢いも出てきました!
上手くいかないと思っていた対策が奏功したわけで、思い込みの怖さを改めて感じた次第。

⒎ 入れ替えたR26(DAC)とU18(DDC)のクロックケーブルを元に戻す
ヴァイオリンの音が少し固いので、一旦は入れ替えたクロックケーブルを元に戻しました。
音にしなやかさのあるAET SIN DGをDACに使用する形ですが、これは上手く行き、ヴァイオリンの音にしなやかさが戻りました♪

⒎ 室内AV用スイッチとオーディオ用スイッチ(SW-6)の間の光LANを一部変更
2台のスイッチの間に光LANを入れてWiFiルーターWiFi AP他の機器からのノイズアイソレーションを図っていますが、その光LANのAV用スイッチ側のMCに接続してある光ファイバーを、ダイレクトにSW-6に接続する形にしました。
SW-6にはSFPポートがあり、これまではRJ45用のトランシーバーを挿してメタルLANケーブルを接続していました。
このトランシーバーをMCに挿してある光ファイバー用のトランシーバーに入れ替え、光ファイバーを直接接続した次第。
実はこれは音への対策ではなく、オーディオスイッチ側のMCがたまにトラブって接続が切れることがあったのでその対策でした。

LAN構成的にはMC1台とメタルLANケーブル(5m)を取り払った形になるのですが、これによってサウンドステージがさらに少し広がって音のクリアさも上がったのです!
ここは音楽信号は通らないんだけど、やっぱり音への影響があるんですよね...。
結果として高音の質感も良くなったので、一石二鳥という感じです♪


と言うことで、4日間に渡って試行錯誤した結果、ようやく納得できる音にはなったのですが、残念な事実を再認識させられることにもなりました。

以前も感じたことですが、Arya Organicはロック向きでは無いですね。
大きな不満は無いんだけど、アコースティック系の楽曲を聴いた時の素晴らしさ〜「あぁ良い音だなぁ」という感動は感じられません。

恐らくArya Organicでこれを両立させるのは困難だと思うし、仮に可能だとしても今のシステムでは難しい(アンプとDACを変えれば可能かも)と思うので、安易な方法を選択することにしました。

その方法とは...?