MDR-MV1と大千鳥(リケーブル)の音の確認ができたので、少し気になった点〜高音が大人しく、中音から高音の見通しも若干悪い〜の対策をすべく、システムの最終調整に取り組みました。
まず行ったのは、FiiO R7の外部電源とFiiO K9 ESSの電源ケーブルの交換です。
これまで使っていたのはどちらもCardas Golden Reference Powerで、R7は新型(現行型?)、K9は旧型ですが、そもそもこのGolden Referenceという製品ラインは電源ケーブルもインターコネクトケーブルもピラミッドバランスで、低音は豊かだけど高音にやや物足りなさがあります。
加えて音色も柔らかめなので、その影響が今のシステムの音に出てしまっている感じ。
しかしながらストックケーブルの中には代わりに使えるものがないため、ビジュアルシステムに使用しているPC Triple C線材を使った自作ケーブル2本と入れ替えることにしました。
※KRIPTON PC-HR1000M-Triple Cを使ったケーブルはK9に使用し、SAEC AC-7000を使ったケーブルはR7の外部電源に使用します。
結果、高音の大人しさはやや解消されたものの、まだ不十分という感じ。
そこで次に行ったのは、K9のヒューズ交換です。
K9のヒューズは以前 GUSTARD(SHENZHENAUDIO)製のナノ合金ハイエンドヒューズというヤツに交換しましたが、このヒューズもCardasのケーブル同様やや柔らかめの音だったので、私が最も気に入っていてスピーカーオーディオのシステムにも多用しているIsoClean Powerのヒューズに交換することにすることにしました。
ただしK9のヒューズ容量が500mAなのに対し、IsoClean Powerのヒューズは1A以上のものしか販売されていないので、リスクを承知で1Aのものを購入。
※IsoClean Powerのヒューズも方向性があります。
結果は期待通りで、音のキレが良くなり中音〜高音の見通しもかなり改善されました!
そして最後にR7のPEQを使って、まだ少しだけ物足りなさがある高音を満足がいく状態にすべく調整を行いました。
最終的なEQカーブはこんな感じです。
システム調整が終わったMV1の音は、ピアノやバイオリンの音の質感に関してはHD800にやや及ばない点はあるものの、情報量、解像力、サウンドステージの広さはほぼ同等だし、低音の量感においてはHD800を上回っており、ほぼ満足のいく音になりました♪
今後は就寝時のメインヘッドホンとしてはMV1を使っていくつもりだけど、後日HD800とEdition8用のEQカーブをそれぞれに作成し、この2機も併用していくつもりです。
1月下旬から始めたヘッドホン&イヤホン再生環境再構築ですが、4ヶ月かけてやっと納得のいく音に仕上げることができました。
残念なことにこれから気温が高い季節に突入するので、流石に就寝時にヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く機会は少なくなると思うけど、聴こうと思えばいつでも良い音で音楽を聴くことができる環境を構築できたのは嬉しい限りです♫
さてさて、次は何して遊ぼうかな?