15日に富山から東京に戻ってきました。幸いなことに今年は一度も雨に降られることはなかったものの、台風の影響もあってか例年になく富山の気温が高く、夜もエアコン無しでは寝られないほどでした。
実家にはインターネット回線が引いてないので、夜はSIMを差したiPad Proでネットを楽しんでいたのですが、たまたまアイオー・データのSoundgenicのサイトを見ていた際、マウンタ無しでSSDが取りつけられることを知ったのは前回触れた通り。
で、東京に戻ってから取りつけ方法を検討することにしたわけですが、SSD換装後の試聴もしていない状況なので取りつけ方法は後日検討とし、まずはSC-C50で現状の音を試聴することに。
SSD換装直後の動作確認時に少しだけ聴いた印象では、音の分離感は良くなっているものの高音がやや曇った感じだったので、システムエンハンサーを2回かけて、その後は通電状態にしたまま一度も試聴せずに富山に帰りました。
そして東京に戻ってきてからSoundgenicのエージングも兼ねてSC-C50を鳴らし始めたのですが、換装直後の音出しで感じた印象とは異なっていて、かなり良い感じに思えます。
今日(16日)も夕方から鳴らし始め、エージング時間が概ね10時間の時点で試聴を開始。いつも聴く坂道グループのプレイリストから初めて、クラシック(バイオリンソロ、弦楽四重奏)、Jazz・ピアノトリオ、Rock、New Age、R&Bと様々なジャンルから何曲かずつ選んで試聴しました。
総合的な感想は以下の通りです。
- 響きが増えている
- 高音の曇りは完全に解消し、音のクリアさが増した
- 音が重なった際の個々の音の分離感が良い
- 弦楽器の音のしなやかさが増した感じがする
- (以前はやや不満だった)高音の伸びが明らかに良くなった
- 低音の弾力感が増した
実は数曲聴いた時点で低音と高音のバランスが悪かったため設定を確認したところ、Tone Controlがon(低音が+1、高音+2)になっていたのでoffにして試聴を続けたのですが、offの状態でもバランスにはほとんど違和感がありません。
以前実施したSC-C50の電源ケーブル交換によって高音の質感は良くなった反面、おとなしくなってしまったのが不満だったのですが(それ故にTone Controlで高音をブーストしていた)、それが完全に解消されました。
briareos.hatenablog.jp
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HAP-Z1ESをSSDに換装した時は「HDDよりも若干いいかな」という感じでしたが、SoundgenicのSSD換装は「HDDよりも明らかに良い」ですね。
HDDからSSDへの換装でここまで変わるというのも何か腑に落ちないのでふと思ったのですが、もしかしたらHDDの時はさほどではなかったクロックの効果が、SSDに換装したことで本来の効果を発揮しているのかもしれません。
何はともあれ期待以上の結果だったので、SSD取りつけ方法の検討はしばらく後(秋くらい)にしようと思います。大した違いは無いような気もしますしね。
今回のSSD換装で、Soundgenicはほぼ最終形になりました。リニア外部電源、インシュレーター、ウェイトによる筐体ダンプ、内部電磁波対策、クロック交換、そして最後にSSD換装と、思いつくことは概ねやり尽くしたかなと。
今はSC-C50のサーバーとしての使用がメインですが、秋になって涼しくなってきたら本来の用途であるヘッドフォンシステムのサーバーとして使用するので、SC-C50で聴くよりも細かな音の違いがわかるとおもいます。早く涼しくならないかな♪