電源を入れて数時間経過後の印象は正直あまりよくありませんでした。
- 音場の見通しが悪く透明感が低い
- 音のエッジが立っていない
やはりエージングを行わないとダメっぽいので通電を続行。
そして5日間通電を続けた後、再度試聴してみました。
- 音場の見通しは少し良くなって透明感も出てきたと同時に、音場も少し広くなったように感じる
- 音のエッジは以前に比べると立っていないように感じるが、よく聞くとエッジが立っていないのでは無くて当たりが滑らか(しなやか)になったのかも。
- いくつもの音が重なった楽曲の音の解れ具合が以前よりも良くなった(→解像力が少し上がった)
- 低音が力強くなって存在感が増した
以前CDトランスポートにEsoteric UX-1を使っていた時、G0+ルビジウム外部クロック基準でクロックを供給していました。その時の印象から、精度の高いクロックを入れると音像が小さくなって音のフォーカスが良くなり、音の粒立ちも良くなり、空気感の表現が増して音場が拡がるという認識を持っていたのですが、Soundgenicのクロック交換はちょっと方向性が違うところがあるようです。ただし全く違うというわけでは無く、音場感が良くなる部分などは共通しています。
また音の変化の度合いについて言うと、UX-1にクロックを入れた時に比べると変化量は小さいです。これは改造を依頼した根布さまのブログにも書かれていたことで(トランスポートのクロックを載せ換えるよりも効果が小さい)、やっぱりそうなんだなと。
ちなみに現在のセッティングだとSoundgenicとSonica DACとの間にiGalvanic3.0を挟んでいるので、その影響を除くためにiGalvanic3.0を外した時の音も確認しましたが、方向性は変わらないですね。iGalvanic3.0を使った方が透明感がちょっとだけ上がる感じなので、引き続き使うことにしました。
想像していた音と少し違っていたので戸惑いましたが、客観的にみて今の音が悪いというわけでは無く、低音の存在感が増したところなどはむしろwelcomeと言えるので、ヘッドフォンシステム全体のケーブルやインシュレーター等のセッティングを見直すことで、もう少し高音の存在感が上がるように調整してみようと思います。
その観点から言うと、Soundgenicに接続してある無線LANルーターの電源(DCアダプタ)は付属のものをそのまま使っているので、対策としてiPowerを導入しようかなと思ったのですが、ルーターは12V/3AでiPowerの12Vの出力は1.8A。ルーターのLANポートはSoundgenicにしかつながっていないので(つまりルーター内のHUBの消費電力は小さいので)実際には使えそうな気もしますが、大事を取ってiPowerは諦めることに。
となると次善の策はiPurifier DC2の導入ですが、価格が高いので迷うところです。どうしようかなぁ...。

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