memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

WiFi-APのスイッチング電源をリニア電源に変えてみた

briareos.hatenablog.jp

ネットワークオーディオで使用しているDC電源4台すべてをリニア電源にするという計画の第1弾として、まずはSoundgenic用にオーディオデザインDCA-12VHCを導入し、現在使用しているELSOUNDのリニア電源(12V/2.5A)とリプレイスしました。

結果は前回のブログに上げた通りで、ELSOUNDを使用した音と大きくは変わりませんでしたが、女性ボーカルがややスッキリして聴きやすくなり、空間表現がやや濃くなった(空間の存在感がやや強くなった)と言うものでした。

オーディオデザインDCA-12VHCはELSOUNDのリニア電源よりもノイズはかなり低いと思われるけど、音に関してはそれほど大きな変化がなかったと言うことです。
※Soundgenic付属のスイッチング電源をELSOUNDのリニア電源に変えた際には音がかなり良くなったので、スイッチング電源をリニア電源に変えること自体には大きな恩恵があります。
※ただELSOUNDとオーディオデザインのリニア電源を比較すると、個人的にはオーディオデザインのリニア電源の音の方が好みではあるけど、大きな違いはなかったと言うことです。

まあ、この結果は当然あり得ると思っていたので、さほど気落ちはしていません。

余ったELDOUNDのリニア電源をWIFI-APに使った時の音がどうなるのかが最大の焦点なので、それを含めていくつか実験しました。


【実験①】ZEN StreamとELSOUNDリニア電源の間にiFI iPurifier DC2を入れる
オーディオデザインのリニア電源を導入する前はSoundgenicに使っていたiPurifier DC2を、ZEN Streamに使ってみるという実験です。
結果は次の通り。

  • サウンドステージ内の楽器(音源)の立体感が少し増した
  • 音の線が少し太くなった(音の芯の周りの音が増えた?)

良くなったと思う点と悪くなったと思う点が混在していて、正直なところ判断が難しいのですが、細かな点は無視して音全体を聴いた時の印象で言うと、iPurifier DC2を使わない音の方が好きかな。


【実験②】WiFi-AP(Synology WRX560)の付属スイッチング電源をELSOUNDのリニア電源に交換する

今回の計画で一番期待していたのがAPとルーターのスイッチング電源をリニア電源に置き換えることによる音質アップです。
先日APとルーターにPetit Susie&Petit Tank LEをつけてみた際に思っていた以上の音の変化があったので、リニア電源にすれば(良い結果になるか悪い結果になるかは別として)音はかなり変わるだろうなと。
そしてその結果ですが、思っていた通り音の変化は大きかったです。

  • 音に厚みがでた(説明が難しいけど、音の線が太くなったのとは違うんですよね)
  • 音が少しだけ濃くなった

ノイズフロアが下がる方向での変化かと思いきや、予想を裏切られる方向での変化でした。
交換した直後と就寝時の2回試聴しましたが、1回目の試聴の時はちょっとびっくりして「これってどうなんだろう?」と思ったんだけど、2回目に聴いた時は「こっちの方が良いかも」と思ったので、WiFi-APの電源はELSOUNDを使うことにしました。


【実験③】オーディオデザインのリニア電源を、ZEN Streamに使ってみる(WiFi-APの電源はELSOUND)
Soundgenicの電源は必然的にELSOUNDのリニア電源を使うことになりますが、その結果はと言うと、違いがわかりませんでした...(^^;;
強いて言うなら、こちらの音の方がほんの少しだけ高音が立っているように思わなくもないけど、今回実験した中で最も変化が小さかったのは間違いないです。


音楽データの伝送に全く関与していないWiFi-APの電源が何故これほど音に影響するのか本当に意味不明なのですが、結果は結果なので、WiFiルーターの電源も当初の予定通りリニア電源(ELSOUND)化することとし、オーディオデザインDCA-12VHCをもう1台注文しました。

その結果は後日アップします。