memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

タイヤへの窒素ガス充填により問題発生!

天気予報では今日は雨が降らないはずだったのですが、午後2時くらいまでは時折雨がパラつく天気だったので、昨日換装したアルミホイール(WedsSport SA-75R)の洗浄&コーティングは諦めて、来春、夏タイヤに交換する時まで延期することにしました。

また昨日家の中に運び入れたスイスポ純正ホイールは、WedsSport SA-75Rの箱に入れた状態で庭の物置に移動しました。

本当は一度洗浄して乾かしてから保管したかったのですが、天気も悪いので外したままの状態で保管することにしました。
※来夏、キレイに洗ってあげたいと思います。


さて、前回のブログの最後に書いた窒素ガス充填による問題と対応についてです。

私はタイヤのエア充填にマキタの電動ポンプ(MP181DZ)を使用しており、充填速度が速く使いやすいので日々のタイヤメンテナンスには必須のアイテムとなっています。

昨日スーパーオートバックス富山南店でホイールの換装作業を行った際、お願いしてもいないのにサービスで窒素ガスを充填されてしまったのですが、自宅に戻ってTPMSセンサーを取り付けて空気圧をチェックしたところ左右のバラツキが大きかったので、MP181DZで空気圧の調整を行うことにしました。

ところがMP181DZで空気を入れようとすると1〜2秒で止まってしまうのです。
設定空気圧を高めにしてやってもやっぱり止まります。

これってMP181DZへの負荷が高いために保護機能が働いたものと思われるのですが、このような形(1〜2秒)で保護機能が働いたのはこれまで一度もありません。

ただ1〜2秒とは言えその間はエアの充填ができているので、何度も繰り返して入れることで時間はかかったけど4本全ての調整は一応できました。

でも何故保護機能が働いてしまうのでしょう?

状況を考察した結果、おそらくは窒素ガスが入っていることが原因で、可能性は極めて小さいけどMP181DZとアルミホイール(WedsSport SA-75R)との相性が原因と言うことも考えられる、との結論を出しました。


そこで本日、窒素ガスが原因なのかどうかを検証するための実験を行いました。

具体的には窒素ガスを抜き空気に入れ替えた状態でMP181DZの動作を確認するということなのですが、ワンバルブなので完全に入れ替えることはできないし、万が一MP181DZとSA-75Rの相性問題だった場合、窒素ガスを抜いたはいいけど空気を入れることができない状況になる可能性もゼロではありません。
※まあ、時間をかければ入れられなくはないけどかなり面倒です。

そこでMP181DZ導入以前に使用していたManssoの充電式エアポンプが使えるかどうかをまず試してみたところ、何とManssoだとエアが入るのです!
※Manssoに保護機能はついていません...たぶん。


※グリーンの大きいやつがマキタMP181DZで、右側の小さくて黒いのがManssoのエアポンプです。

ただバッテリー残量がイエローだったので(グリーン→イエロー→レッドの3段階表示)、どの程度空気を入れられるか不安があります。

なのでタイヤの窒素ガスを抜けるだけ抜く(大気圧+αまで抜く)のではなく、現在2.4bar入っている左フロントタイヤのエアを半分の1.2barまで抜いた後、Manssoのエアポンプで再び2.4barまで入れてMP181DZが使えるかどうかまず試してみることに。

結果はNGでした... ( ; ; )

Manssoのバッテリー残量はまだイエローだったので、今度は2.4barから1.5barまで抜き、再びManssoでエアを2.4barまで入れてMP181DZが使えるか試してみたのですが、やはり保護機能が働いて停止してしまいました。
※ちなみにMP181DZをタイヤに接続しない状態で動かすと正常に動くのでMP181DZの故障とは考えにくいです。

机上の計算だと現在の窒素含有量は85%なので、通常の大気における窒素含有量78%よりも7%窒素が多いことになるのですが、この状態でもMP181DZの保護機能が働いてしまうのです。

となるとさらにエアを抜いて空気に入れ替えて確かめたいところですが、残念ながらManssoのバッテリー残量がレッドになってしまったので、エアを抜いたはいいけど入れられなくなる可能性があります。

そこで一旦Manssoの充電を行うことにしたのですが、わからないのは何故MP181DZの保護機能が働くのかということ。

ネットで調べてみた結果から推察すると、窒素ガスは空気よりも密度が高いので空気を充填する際の反発圧力が高くなり、その結果MP181DZの負荷が高くなって保護機能が働いてしまうのではないかと思われます。
※ちなみにMP181DZには3段階の充填速度(圧力)があり、一番高いのがクルマ用、一番低いのがボール用、そしてその中間という3段階なのですが、試しに中間にして入れてみたところ、クルマ用よりは少し長く充填できたもののやはり保護機能が働いて停止しました。ボール用ではクルマのタイヤの設定空気圧まで入れられないのでエラーになりました。

そしてその保護機能が働く閾値が結構低そうなので、MP181DZを使うには窒素ガス比率を空気と同じくらいにまで落とさないとダメみたいなのですが、エアを抜くのもManssoで空気を入れるのにも結構な時間がかかるため、今日の実験はここまでにしました。
※これまでも(普通の空気を充填したタイヤでも)保護機能が働いて停止することはあったので、保護機能自体がかなり敏感な(安全重視の)設定になっているようです。加えて、気温が下がって空気密度自体が少し高くなっていることも影響しているかもしれません。
※現状、左フロントタイヤだけ窒素比率が低くなっているのは気持ち悪いので、天気が良い日に右フロントタイヤの窒素比率を左フロントと同程度まで落とそうと思います。

何はともあれManssoのエアポンプが使えることがわかったので、冬の間はそれで凌ぐこととし、来春、夏タイヤに交換する際に空気との入れ替えを行おうと思います。


最後に。

もしMP181DZが問題なく使えたなら窒素を入れたままにしておきました。

何故なら窒素充填のメリット〜エアが抜けにくい、気温の変化による空気圧の変動が小さい、酸素が入っていないのでタイヤやホイールが痛みにくい〜が大きいからです。

ただしタイヤの空気圧が下がってエアを補充しなければならなくなった場合に窒素を充填するつもりはありません。

だってその度にオートバックスに行くのは面倒だし、オートバックスの空気圧管理はかなり緩いし、何より費用がかかりますからね。

私はタイヤの空気圧管理をかなりこまめにするタイプなので、正直言ってメンテナンスしづらい窒素ガスを使うより、直ぐに入れられる普通の空気(大気)の方が使いやすいし、それで十分だと思っています。

オートバックスが普通の空気を入れてくれていたら何の問題もなかったのに、ホントありがた迷惑です...o(`ω´ )o