お金をかけないブラッシュアップ作戦をのんびりと展開中。
先日はP10の電源ケーブル交換を試してみましたが、NBS Professional3よりは元のTransparent PLMMの方が良いという結果になりました。ただしちょっと面白味に欠けるの音なので、久々にPL-Lの真空管を交換してみることに。
ターゲットは前段の12AX7で、現在使用しているTESLA E83CCをMullard ECC83に変更することにより、柔らかさと艶やかさ方向に振ってみるのが目的です。
昨日帰宅後すぐにストックBOXからMullardを出してきて、クリーナーでピンを掃除し、PL-Lの天板を開けて交換作業を実施。その後1時間ほど通電してから小一時間余り試聴してみました。
目論見通り、音のあたりが柔らかくなって、全体的にしっとり感としなやかさが出てきます。また響きに華やかさ、煌びやかさが加わって、所謂“美音”方向にシフト。
音のエッジの立ち方はTESLAに比較すると少し物足りなさを感じますが、意外にも音の芯自体はしっかりしていて、ALL Mullardセットにした時に感じた“エネルギー感のなさ”はあまり感じません。どうやら後段のA2900がMullardのホワっとした音に“活”を入れてくれているようです。この組み合わせは悪くないですね。
しばらくこのセットを楽しんで、次はA2900をTelefunken ECC801Sに交換してみることにします。
それはそれとして、ちょっと思いついたアイデアがあるので現在資材を手配中。投資費用は約4,000円とリーズナブルながら、意外に効果あるかも?
一両日中に届く予定なので、この週末には実験できるかな。