ある方に探していただいていた最強バージョンのA2900が入手できたとの連絡が入り、本日到着。
左側が最強バージョン。3micaでdouble-supportのsquare-getter。
右側は以前入手したバージョン。2micaでsingle-supportのroundplate-getter。
この角度だと3micaとsquare-getterがよくわかります。
A2900の記号の読み方はわからないのですが、もし白枠内・下段右端の“ｚ”が工場記号だとすると、どちらも同一の工場で作られたことになります。Lotナンバーは今回のものが“8”で前回のものが“93”になるので、製造時期は今回のものの方がかなり初期のものだと思われます。
micaの数とゲッター構造以外に違うところがないかみてみたところ、ボトムにある逆T字型の金属部品の素材が異なっていました。上の写真が今回のもので銀色の素材ですが、前回のものは艶有りの黒色素材です。
micaおよびプレートの大きさ／形は全く同一のようです。
上が今回のもの、下が前回のものの測定値。今回のものはプレート電流値が新品期待値よりやや低くまた双極で若干バラツキがありますが、コンダクタンスは問題ありません。
今日の夜にMullardセットの試聴をした後、12AT7をA2900に交換してエージングを開始する予定。
