バーンイン65時間が経過した日曜日の夕方。あまり期待はしないようにとは思いつつも、ボチボチ実力を発揮し始めるのではという気持ちも湧き上がってくるという複雑な心境のなか、3回目の試聴を実施。
まずは女性ボーカルです。「ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション」の2曲目「ウンディーネ〜弾き語り〜」。
ピアノの前奏が終わり、牧野由衣さんのボーカルが入って直ぐに「昨日とは違って聞こえる」と感じました。低域がどうとか高域がどうとかそういうことではなく、昨日は感じられなかった“牧野由衣さんがこの歌に込めた想い”が伝わってきます。
魂の入っていない人形のような音が、ちゃんと魂を持った人間のような音に変化しています。空だったガフの部屋に魂が戻ったのでしょうか?
勘違いではないようにと祈りつつCDを交換。「Jacintha/Here's to Ben」から「Danny Boy」をかけます。
- アーティスト: Jacintha
- 出版社/メーカー: Groove Note Records
- 発売日: 1999/06/08
- メディア: CD
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やっぱり良いです。好みよりはボーカルの線が若干太いことと、もう少し透明感が出て欲しいという思いはありますが、前回の試聴時に比べれば雲泥の差ですね。具体的にどこがどう変化したのかはよくわかりませんが、聞こえる音は明らかに違っています。不思議だよなぁ...。
その後何枚かのCDを聴いてみましたが、まだ不満はあるものの全体的に“聴いていて楽しい音”になってくれました。
NOS管の場合100時間くらいまでは音が変わる場合もあるらしいので、更なる進化を期待したいところです。