memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

近況など

人によって違うと思いますが、私は比較的よく過去の日記(ブログ)を読み返したりしています。ここ数ヶ月のことなら覚えていますが、半年も経つと大ネタ(機器導入とか)以外は何を書いたかなんて忘れてしまっているので、読み返すのも結構楽しいです。
そんなこともあるので、最近の出来事などを記憶代わりに記録しておくことにしましょう。


◆Sylvania5751+A2900(3Mica)の音
オーディオ関係の機器構成は落ち着いてしまったので、最近は球転がしをして遊んでいます。ここしばらく使ってきたMullard ECC83の音にも少し飽きてきたので、気分転換にSylvania5751に交換。Sylvaniaと2MicaのA2900のコンビは以前試しましたが、3Micaとのコンビは初めてなのでちょっと楽しみ。
Mullardよりもさらにエネルギー感が強くなり、音の厚みが増します。ヴァイオリン、ギター、ピアノ等のソロ、ジャズボーカル、室内楽等は実に素晴らしい!でも楽器の数が多くなると暑苦しい感じがなきにしもあらず。以前はそんな印象は受けなかったような気がするのに...。
A2900のバージョンは変わっていますが、それ以外に何か変更点はあったかなぁと考えてみたところ、そう言えばUX-1のACケーブルをNBS Professional3からBlackLabel2に変更していました。果たしてどちらかが原因なのか、あるいはどちらも原因なのか...。
まずはA2900を2Micaバージョンに交換して確かめてみようと思いますが、ちょっと忙しいのでいつになることやら...。


◆高音質フォーマットについて
amazonを回遊してたらたまたま「KingCrimson/RED」のDVD-audioディスクを発見!

Red: 40th Anniversary Series (Wdva)

Red: 40th Anniversary Series (Wdva)

※CDとなっていますが実際にはDVD+CDの2枚組です。
UX-1はDVD-audioも再生できるので、そんなに高くないし、ものは試しに買ってみました。2CH(Stereo)のPCM:24bit/48KHzのソースを聞いてみましたが、確かに同梱のCD(同一マスタリング)よりは音のキレが良くて密度感があると思うけど、ビックリするほどの差は感じませんでした。まあこんなものか...という感じ。
DVD-audioというものを一度は聴いてみたかったので後悔は全くしていないのですが、音のことよりもふと別のことに思いが移りました。
考えてみれば、DVD-audioに限らずSACDや昨今話題のハイレゾ音源もそうなんだけど、高音質の音源を欲しいとはあまり思わないんですよね。どんなものか気になるので試しては見るのですが、それで満足してしまって興味が持続しません。CDの音質を改善する静電気除去器とか消磁器なんかについても同様で、試してみたくて買うのですが、その後はプレーヤーの側に置いてはあるものの実際に使うことはほとんどないのです。かたやオーディオケーブルの端子は定期的に磨くにもかかわらず...。
つまりシステムの音を改善することに興味はあっても、音源自体を良くすることにはあまり興味がないわけです。(尤も音源を悪くする〜iPodリッピングする際に圧縮する〜のは許せないわけで、頑なにAIFFを使用しています。)
「良い音を聴きたい」というのが目的であれば、当然ながら音源を良くするというアプローチを取って然るべきなのですが、そうしないということはそもそもの目的が違うのだということに考えが至りました。つまり私にとっては「良い音が鳴るオーディオシステムの構築」が目的であって、音源を良くしてしまうと基準が変わってしまうので、どうやら自分的には反則技に思えるようです。
ビジュアルの方は直ぐにBlu-rayに飛びついたくせに、行動が矛盾していますね。敢えて自己弁護するなら、DVD(SD)の画質にはそもそも不満があったのでBlu-ray(HD)に飛びついたけど、CDの音質にはそれ程不満がないからなのかもしれません。我ながらめんどくさいやつだと思います...(^_^;


◆カーテンのクリーニング
私は愛煙家ですが、部屋についたたばこの臭いは嫌いです。それ故リビング(家の中で喫煙をして良いと決めた唯一の場所)には空気清浄機が3台設置され、換気扇は24時間稼働し、備長炭等の消臭グッズが置かれ、ファブリーズを定期的にカーテン、カーペット、ソファー等の布物に散布したりしています。これらの多重攻撃にてこれまではどうにか対応できていたのですが、ここ最近たばこの臭いが消えません。
原因は概ねわかっています。それはリビングに6枚あるカーテンなのです。レースのカーテンは洗濯機で定期的に洗っていますが、厚い方のカーテンは洗濯機では洗えません。だったらクリーニングに出せばよいのですが、カーテンを取っ払うと日光が部屋に差し込んでしまいベランダ側のGuarneri mementoに光が当たってしまいます。ご存じのかたもいらっしゃると思いますが、前モデルのGuarneri Homageでは日光に当たるとニスが白濁するというトラブルがありました。それ故にGuarneri memento購入以降、直射日光が当たることがないよう気をつけてきたのです。
とは言えやろうと思ったら対応策なんかいくらでもあるわけで、例えばクリーニングの間はGuarneri mementoに布を被せてしまうとか、Guarneri mementoの側のカーテン(2枚)をクリーニングに出す際には、残りの4枚のうち2枚を代わりにかけておくとか(実際にはGuarneri memento横のカーテンだけ幅が他よりも広いために見た目はみっともないことになりますが)...。そんなことわかっちゃいるのですが、何か嫌だなぁ(美しくない解決法だなぁ)と思ってしまい、二の足を踏んでいたわけです。
でもそんな我が儘は言ってられなくなったので、先のプラチナウィークの間にクリーニング作戦を敢行。行きつけのクリーニング店の親父には「たばこの臭いを落としたいので、ドライではなく水洗いで。でも縮まないように、かつ大急ぎで仕上げて!」とお願いし、2回に分けてクリーニングに出しました。土曜日に1回目を出して水曜日の朝7時過ぎに受取。その際に残りを出して土曜日の朝受取という段取りです。1回目の受取の際、クリーニング屋の親父曰く。「相当汚れてましたよ。でも縮まないようちゃんときれいに仕上げました。樹脂加工もしたので汚れにくくなっていると思います。」確かに受け取ったカーテンを取り付けてみると色合いが綺麗になっています。たばこの臭いも全然しません。実に素晴らしい!
クリーニングが完了した翌月曜日。会社から戻ってリビングに入ると、それまで気になっていたたばこの臭いはほとんど気にならなくなっていました。実際には壁紙や家具にもヤニがついているので皆無になったわけではありませんが、やっぱりカーテンが相当に臭いを吸っていたようです。クリーニング代が2万円強もかかってしまいましたが、これも快適なリスニング環境のための必要経費だと思いましょう。


◆Guarneri mementoのクリーニング
折角カーテンのクリーニング作戦を敢行したので、Guarneri mementoも綺麗にしてあげました。革の前面バッフルは以前にもデリケートレザー用のクリーナーでクリーニングしたことはありますが、エンクロージャーは初めてです。ヤマハのピアノ専用クリーナーを購入し、ヘインズの綿100%の新品アンダーシャツを1枚解体してクリーニングクロスを作り、いざ開始。
最初はおっかなびっくりでしたが、実際にやってみると簡単でした。液体クリーナーをつけすぎないように薄くのばし、拭き取ります。1回では汚れが落ちきらないので、3回ほど繰り返し、最後にきれいなクロスで仕上げの拭き取り。普段もから拭きだけはしていたので見違えるほどきれいになったというわけではありませんが、それでもニス表面の輝きは増したように思います。
次に革の部分をレザー用クリーナーでクリーニングをし、ウーファーのコーン紙表面のホコリを払って布で軽くから拭きをし、ツイーター表面のホコリをカメラのレンズ用のエアダスターで飛ばし、最後にサランネット代わりのゴムの簾とスタンドの掃除をして終了。
「さてさて音はどうかな」とCDをかけてみましたが、流石に音までは変わらなかったようです...(^_^;