briareos.hatenablog.jp
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ヘッドホンオーディオシステムの音質アップのため、室内AV用スイッチとオーディオ用スイッチの間を光LANで接続しています。
使用しているMC(メディアコンバーター)とトランシーバー(SFPモジュール)は10GTEKの安いセットなのですが、4月の頭くらいからMC間の接続が切れてしまうことがたまに起こっていました。
中華製の安いMC&トランシーバーが原因ではないかと思ってはいたものの、スイッチ間の接続が切れても再生している音楽が途切れることはないし、発生頻度も週に1回〜数日に1回程度だったので、そのままにしていました。
※MCの電源を入れ直す(DCプラグを挿し直す)と正常に戻るので、まあいいかと。
その後、オーディオ用スイッチとしてSW-6を導入したこともあり、SW-6内蔵SFPポートに10GTEKのトランシーバーを挿し替えて、室内AV用スイッチ側のMCからSW-6に直接接続する形にしました。
もしかしたらこれで切れなくなるのではないかと思ったのですが、残念ながらそううまくはいきませんでした... ( ; ; )
実は光LANは室内AV用スイッチとTVとの間にも使用しているのですが(同じ10GTEKのセット)、そちらの方は一度も切れたことがないんですよね。
だとするなら接続が切れる原因はMC個体の不具合かもしれないと考えました。
そこでSW-6導入により外したMCとAV用スイッチ側のMCを入れ替えてみたのですが、接続が切れる症状はなくなりませんでした。
これは10GTEKのMC(G0101-SFP)のLED部の写真です。
- 1000M/100MはRJ45に接続されたLANの速度(どちらか点灯)
- FIBERは光ファイバーの動作状況(点滅はデータ送受信)
- TPはネットワーク接続状況(点滅はデータ送受信)
- FDXはFull-Duplex(全二重通信)の場合に点灯
- PWRは電源ONで点灯
我が家の接続環境で正常に動作している場合、1000M/FDX/PWRの3つのLEDは点灯状態で、FIBER/TPの2つが点滅状態になります。
しかしながら接続が切れた後は、PWR以外のLEDが全て消えているのです。
これって少しおかしいと思うのです。
メタルケーブルと光ファイバーは接続されているわけだから、仮に通信が停止しているとしても1000MとFIBERのLEDは点灯するはず。
MCを交換しても接続が切れた後のLED点灯状況は同じだったので、これはMCとトランシーバーが原因ではないのではないかと...。
だったら何が原因かと言うことになるわけで、TV〜AV用スイッチ間の光LANと、AVスイッチ〜SW-6間の光LANで何が違うのかを考察してみた結果浮かんできたのがMCの外部電源です。
前者の光LANで使用しているMC(2台)にはTOPPING P50というリニア電源を使用していますが、後者のMC(1台)にはELSOUNDの5V/1AのDC電源を使用しています。
このELSOUNDのDC電源は2010年にND-S1というiPod用トランスポートを導入した際に、ND-S1用外部電源として購入しました。
それから14年も経っているので、もしかしたら電圧が落ちる(安定しない)などの不具合が生じていて、それが原因なのではないかと思ったわけです。
PWR LEDが5Vより低い電圧(MCが正常に動作する最低電圧より低い電圧)でも点灯するとしたなら、PWRだけが点灯していて他のLEDが消えているのも納得できます。
※DC電源の電圧低下で一旦接続が切れてしまうと、その後電圧が正常に戻ったとしてもDCプラグを挿し直して(電源を入れ直して)回路をリセットしない限り、接続が切れたままの状態からは復帰しないのだと思われます。
またブログを書いていて思い出したのですが、SW-6導入前、まだ10GTEKのMC2台で光LANを構築していた時も、LEDが消えるのはオーディオスイッチ側のMC(ELSOUNDのDC電源を使用している方)だったように思います。
と言うことで、ELSOUNDのDC電源をやめてP50に切り替えることにしました。
P50には5V/1Aの出力が2系統あるので(MC2台に電源を供給可能)、TV〜AV用スイッチ間の2台のMCにはP50 #1から電源を供給し、AVスイッチ〜SW-6間のMC(1台)にはP50 #2から電源を供給するという形です。
※P50は2台あります。
先ほど変更したのでしばらく経過観察しますが、果たして症状は無くなるでしょうか?