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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

室内LANの改善 ④:光LANのトランシーバーと光ファイバーケーブルを交換してみた

ヘッドホン4台の聴き比べについては後日アップするとして、今日はオーディオ用光LAN(AV用スイッチとオーディオ用スイッチをカスケード接続している)のトランシーバー(SFPモジュール)と光ファイバーケーブルを交換してみた話について。
前回のブログで「あと一つだけ実験してみたいことがある」と書いた件がこれです。

5月12日のブログに、crx-siさまより"Panasonic PN54022というSFPモジュールにしてケーブル長を10mにしたら、デジタルからアナログに変えたように、音のギラつきが減り、ふくよかで空間定位のいい音に変わった"と言う趣旨のコメントを頂きました。

ただ、crx-siさまは音楽データ経路に光LANを使われているため、我が家のように音楽データが通らない光LANにおけるトランシーバー交換が音質アップに寄与するかどうかはわかりません。

そこで実験してみることにしたのですが、Panasonic PN54022は1個 38000円(2個必要なので76000円!)ほどするので流石にPN54022で試してみる勇気はありません。


今使っている10GTEKのトランシーバーはMC&トランシーバーが各2セットで9500円だったので、1セットだと4750円。
仮に半分がトランシーバーの価格だとすると2400円弱なので、その倍くらいの価格のもので試してみることとし、amazonで探した結果、StarTech.comのGLCLXSMRGDST(タイムセール20%オフで約4200円)に決定。
※安全を期して、トランシーバーはSFP+ではなくSFPのLX規格(今使っているものと同じ)にしました。ちなみにMCとSW-6のSFPポートはSFP+ではなくSFP対応です。
※この機種ではないと思いますが、StarTech.comのトランシーバーも音が良いみたいです。

ただしGLCLXSMRGDSTはBidi(双方向通信)対応ではなく、TX/RX(送/受信)を専用ケーブルで行うタイプなので、対応する2芯ケーブルも購入。
ちなみに長さはcrx-siさまお薦めの10mにしました。
※ケーブルは10GTEKのもので、おそらく今使っている1芯タイプのケーブルと基本的な造り&材質は同じだと思われます。1芯か、1芯を2本並べた2芯かの違いだけですね。

トランシーバー2個と光ファイバーケーブルを合わせて約9800円なので、この位のコストであれば実験費用として許容範囲かな。


比較試聴のために今使っているケーブルは残したままでトランシーバーと2芯ケーブルをインストールしました。


さて気になる結果ですが、3回試聴したけど音は変わらないですね。
強いて言うなら低音の量感がほんの少し増した気がしなくもないけど、まあ誤差の範囲でしょう。

と言うわけで、音楽データが通らない光LANのトランシーバーを(倍くらいの価格のものに)交換しても音の変化はほとんどありませんでした。
※ただし音楽データが通らなくてもMCに使用する電源の質は音への影響が大きいので、リニア電源の使用をお薦めします。
※ちなみにトランシーバーと光ファイバーケーブルですが、実験用機材をそのまま使うことにしました。1芯ケーブルよりも2芯ケーブルの方が折れ曲がりにくいので扱いやすいという点が最大の理由です。最大でない理由は、価格が高い方のトランシーバーを使いたいから。折角買ったのに使わないのは勿体無いですからね。

crx-siさまの様に音楽データ経路に光LANを使用する場合は、トランシーバーだけでなくMCやケーブル(材質/長さ)も音に影響すると思うので可能な限り音の良い製品を選んだ方が良いですよね。

でも私の様にオーディオ用スイッチと上位LAN(スイッチ)との間のグランドノイズアイソレーションに使用する場合は、10GTEKのMC&トランシーバーセットとTopping P50(リニア電源)という安上がりな方法(約23000円)でも十分な効果が得られたので、興味のある方は試してみてください。