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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

オーディオ用光LAN導入③:光LAN導入後の音の感想と電源のアップグレード

briareos.hatenablog.jp

1月8日にスイッチA(上流はルーターで、ポートにはAV機器、APポイント、スイッチBを接続)とスイッチB(ネットワークオーディオ用のサーバー、ネットワークストリーマー2台を接続)の間に光LANを導入しました。
※「オーディオ用光LAN導入①」のブログの日付は1月10日なっていますが、光LANを導入したのは1月8日です。

インストールして数時間後の音の感想はこんな感じでした。

付属のスイッチング電源を使っている状態なので過度な期待はしていませんでしたが、なんとも微妙な音です。
少なくとも「ノイズフロアが下がって無音時の静けさが増し、透明感もアップした」という音ではありません。
曇って寝ぼけた音というわけでもないけど、なんかシャキッとしてない感じですね。


その後、1月10日にUSB-A〜DCプラグ変換ケーブルが届いたので、電源を付属のACアダプタ(スイッチング電源)からUSB充電器(RAVPower RP-PC026:40W4ポート充電器)に変更。
この充電器は2017年に購入したもので、USB出力がType-A 4ポートとなっており、出力が5V固定であることとメディアコンバーター2機の電源を同時に取れるという理由で使用。
USB-C出力(PD対応)2ポートを備えた充電器もあるのですが、PD対応で出力電圧可変タイプのため、安全を期して古い充電器を使用しました。

USB〜DCプラグ変換ケーブルおよびメディアコンバーターエージングのため、システムエンハンサーのエンドレスリピート再生を始め(順を追って書くけど、これ以降機器が増えていったため、試聴時以外は常にシステムエンハンサーを再生している状態となっており、今も再生中)、1月10日の就寝時に小一時間ほど試聴しました。
その時の感想はこんな感じでした。

  • 付属ACアダプタ使用時よりは若干シャキッとしてるけど、そんなに変わらないかな...。

メディアコンバーターは2日間(約50時間)、USB〜DCプラグ変換ケーブルは半日くらいのエージング時間なので結論を出すには早いけど、なんかダメそうな気がしたんですよね。

やっぱりリニア電源にしないとダメかなと思ってamazonを物色したところ、ちょうど良さそうなやつを見つけました。

TOPPING(トッピング)の P50というリニア電源で、同社のDACやアンプ用に発売されているオプション電源の模様。
出力がDCプラグ:15V1A、USB-A 2口:5V1A(2口同時出力可能)という珍しい構成ですが、このUSB-A 2口がメディアコンバーター2機に電源供給するのにピッタリだったので導入することとし、13日に届きました。



例によってシステムエンハンサーのエンドレスリピート再生を行い、翌14日の就寝時(P50はエージング35時間くらい)に試聴した際の音は、これまでとは全く異なっていました。

  • 透明感が上がった
  • 光LAN導入前もノイズフロアは低いと思っていたけど、これまで以上に細かな音が聴き取れることを考えるとノイズフロアはさらに下がった(情報量が増えた)
  • 解像感が若干上がり、一つ一つの音の分離が良くなった
  • 低音がやや引き締まった
  • 低音の量感は少し減った
  • 全体的に音の鮮度感が高まったが、シャープ&クールの方向にシフトした

この音を聴いた時は「ここまで変わるか!?」という感じで、かなりビックリしました。
光LANはスイッチAとスイッチBの接続に使用しているので、Soundgenic(サーバー)からZEN Stream(ストリーマー)に至る音楽情報伝達経路とは関係していません。
にもかかわらずこれだけの効果があると言うことは、ルーター、APポイント、AV機器等からのノイズの影響が想像以上に大きかったことになります。

またメディアコンバーターの電源をリニア電源にした効果も大きかったわけですが(リニア電源にしたことで上記の光LANの効果が引き出された)、音楽情報伝達経路とは直接関係していない機器の電源であるにもかかわらず効果があったと言うことは、スイッチB側のメディアコンバーターBの電源ノイズがスイッチBを経由して音楽情報を汚していた(もしくはグランドを通じてZEN Streamにノイズが伝わった)ことになるのでしょうか。

さらに言うなら、スイッチA側のメディアコンバーターAの電源ノイズがコンセントボックスを経由してスイッチB&メディアコンバーターBに影響した可能性もありますが、いずれにしてもスイッチング電源のノイズって恐るべしですね。

正直なところ光LANによるノイズアイソレーションの効果がここまでとは思っていませんでした。
リニア電源を含めると2万5千円強の費用がかかりましたが、効果の大きさを考えるとコスパは抜群です!
※あくまで我が家のシステム環境においてはと言う話です。


となると気になってくるのが「Soundgenicとスイッチとの間のノイズアイソレーションの効果はどうなのか?」なわけで...(^^;;

次回に続きます。