リニア電源に入れ替えた後、日をおいて3回試聴しました。
結論から言うと、リニア電源の方がかなり良いです!
iPowerを使った時の感想は次の通りでしたが、
- 音の傾向はZ1ESとあまり変わらない感じ。
- 空間の拡がりや空気感は悪くないけど、第一印象に書いたとおり透明感はZ1ESにやや劣る。
- 低音の量感が今ひとつ物足りない。これが一番気になった。
- 高音の質感がやや硬質。もう少し低音が出てくると印象は変わるかもしれない。
- 繊細な表現(解像力)、音の滑らかさはZ1ESにやや劣る感じ。
- 総合的にはZ1ESの方が上だと思うけど、大きな差は無いかな。
リニア電源に交換後は、
- 透明感→大きく改善!
- 低音の量感→不満を感じないくらいには改善
- 高音の質感→硬質感が弱まり聴いていて気にならなくなった
- 繊細さ(解像力)→さほど変わらない気がする
- 滑らかさ→音が滑らかになり柔らかさも出てきた
- 上記以外では、音の静けさがより増した(気がする)、音の立体感がさらに良くなった
と言うことで、不満点は概ね改善されました。
現時点でのセッティングは以下の通りです。
■LAN経路
SynologyのRT2600ac:WiFiルーター
DMJ-100BT付属LANケーブル
DMJ-100BT:EMCノイズフィルター
KB-T7A-01BL:LANケーブル
CentreCOM GS908L V2:スイッチングハブ
KB-T7A-01BL:LANケーブル
ultraRendu
■USB経路
ultraRendu
AIM SHIELDIO UA3-R010:USBケーブル
iFi-Audio iPurifier2:アクティブノイズフィルター
Meitner MA1 DAC:DAC
■ultraRendu
APS-g-improved(DC7V/3A):エルサウンド製リニア電源
APS-g-improved付属DCケーブル
JPS Labs THE DIGITAL AC:リニア電源用ACケーブル
現在リニア電源に使用しているケーブル(JPS Labs THE DIGITAL AC )を変えると低音の量感がもっと改善されるような気もするので、これは後日トライしてみようと思います。
何にせよ、この音ならZ1ESの代わりにしてもOKなので、Z1ESはヤフオクで処分する予定。
なお試聴の間にセッティングについてもいくつかトライしてみたので簡単に書き留めておきます。
- PanasonicのUSBパワーコンディショナーをWi-Fiルーター(Synology RT2600ac)のUSB端子に差してみたところ、高音が丸くなってしまって音にキレがなくなりイマイチ
- LANケーブルはサンワサプライの普通のCAT7よりも、単線仕様のCAT7aの方が音の質感が良い
- 八光電機製作所 EMCノイズフィルタ内蔵中継コネクタ DMJ-100BT は、ultraRenduのLAN入力端子直前ではなく、Wi-FiルーターからHUBへの出口につけた方が音の鮮度が損なわれない感じ
以上でultraRenduの導入レポートは終わり。
正直言って機器本体の作りを考えると価格(リニア電源も含めると18〜19万円)は高いと思うけど、お気に入りのDACをLAN-DACとして使えるというのは他にないベネフィットなので仕方ありません。
米国の販売価格(リニア電源込みで$999)であれば納得感があるし、最新のシステムディスクも問題なく買えるので(日本の代理店よりも情報が早い)、初期トラブルに対するリスク(本体を米国に送らなければならないという時間と手間と費用)を取る覚悟があるのであれば直輸入した方が良いかもしれませんね。
ソノーレ LAN-USBオーディオブリッジSONORE ULTRA-RENDU
- メディア: エレクトロニクス
サンワサプライ CAT7A LANケーブル (1m) 10Gbps/1000MHz RJ45 ツメ折れ防止 ブルー KB-T7A-01BL
- 発売日: 2016/12/01
- メディア: Personal Computers