ヘッドホン＆イヤホン再生環境再構築 ⑮〜 ネットワーク構成の改善

briareos.hatenablog.jp

iFI ZEN Stream＆Soundgenicの音像をもう少しシャープにするため、対策第一弾としてiFI LAN iSilencerをつけてみましたが、残念ながら音像がシャープになることはなく、ピアノの響きが少し増えてサウンドステージの透明感が若干増したかなと言う結果でした。

そこで次なる対策であるネットワーク構成の改善に取り組むことにしました。

まず前提として我が家のネットワーク構成はこんな感じ。

CATVのネットワークモデム直後にSynology RT2600ac（WiFiルーター）を設置し、内蔵HUB経由でリビングとMyRoomにLANケーブルを敷設してあります。

MyRoomのLANローゼット直後にスイッチングHUB（8ポート）を置き、そのスイッチにはAV機器5台、iFI ZEN Stream、Synology RT6600ax（WiFiアクセスポイント＆HUB）がつながっています。

SoundgenicとSonore ultraRendu（メインシステム用ネットワークトランスポート）はSynology RT6600ax内蔵のHUBにつながっているので、メインシステムに関して言えば

⚫︎ Soundgenic（サーバー） → RT6600ax（HUB）→ Sonore ultraRendu（トランスポート）→ MA1 DAC

という信号の流れとなり、AV機器が5台もつながっているスイッチの影響（ノイズ）を受けにくい形にしてあります。
※当初はヘッドホンシステムがなかったのでこれで良かったわけです。

しかしながらヘッドホンシステムから見ると

⚫︎ Soundgenic（サーバー） → RT6600ax（HUB）→ スイッチングHUB → iFI ZEN Stream

という流れになるので、一番ノイズが多そうなスイッチングHUBを通らざるを得ない状況。

これを回避するにはiFI ZEN StreamをRT6600ax（HUB）に繋げば簡単なのですが、そのためにはかなり長いLANケーブルを引き回さなければならないし、よくよく考えてみるとRT6600axはWiFiアクセスポイントだから内蔵HUBはアクセスポイント機能のノイズの影響を受けているのではないかという懸念も生じてきたので、これを機にネットワーク構成自体を見直すことにしました。

新しい構成ではスイッチングHUBをもう1台追加して従来のスイッチにカスケード接続し、新しいスイッチにはSoundgenic、Sonore ultraRendu、iFI ZEN Streamの3台だけを繋いでいます。

つまりメインシステムとヘッドホンシステムのネットワーク再生については、追加したスイッチ内で信号のやり取りが完結するので、他の機器のノイズの影響を受けにくなっているはず...（多分）。

※スペースの問題があるのでスイッチは2段重ねにしています。
※スイッチが2台になって電源が足りなくなったため、HUB用にコンセントBOXを追加しました。

折角ネットワーク構成を変更するので、LANケーブルもサンワサプライのCAT7ケーブルからもう少し音が良さそうなケーブルに変えることにしたのですが、amazonの在庫の関係で到着が少し遅れるため、とりあえずネットワーク構成だけを変更し（LANケーブルは従来のまま）、試聴してみました。

その結果は....「違いがわからん...（ ; ; ）」

正直期待していたのですが、好意的に考えればネットワークに起因するノイズはiFI LAN iSilencerが取り除いてくれているために違いが出なかったのかもしれません。

そしてネットワーク構成を変更した2日後、注文していたLANケーブル（4本）が全て揃いました。

今回使用したケーブルはLINKUP Cat8イーサネットパッチケーブル二重シールド| 26AWG というやつ。

LINKUP– [40Gbps認証済み] Cat8イーサネットパッチケーブル二重シールド| 26AWG 2000MHz（2GHz）Cat8.1 | Cat7A、Cat7、Cat6A、25G、10G、1Gネットワークと互換性あり、将来性のあるLANワイヤー[ブルー] -7フィート（約2.1m）

本当は単線仕様の22AWGの方が良かったけど、価格が高くて4本買うと4万円近くになるので今回は諦めました。
※以前の経験では単線仕様の方が音の質感が良かったので、もしかしたら将来交換するかもしれません。

[LINKUP] Cat8 イーサネット パッチケーブルS/FTP 4ペア 22AWG スクリーン単線ケーブル | 2000MHz (2GHz) 最大40Gbps |将来の第5世代イーサネット LANネットワーク 40G構造ワイヤー- 2M イエロー

ケーブル4本を交換して半日ほど信号を流した後、試聴しました。

その第一印象は「あれっ、音が良くなってるかも...」。

小一時間ほど聴いてみた感想としては、決して大きな変化でないけれど、音像が少しシャープになり、音の芯が交換前よりしっかりとしているような気がします。

ネットワーク構成変更は期待した効果がなかったけど、LANケーブル交換の方は効果があったので、ホッとしました。

R7のSDカード内ファイル再生の音までは届いていない気がするけどかなり近くはなったので、しばらくはこのまま聴き続けようと思います。

ただ、単線仕様のLANケーブルにしたらもっと音が良くなるのではないかという欲が出てきたので、LINKUP製にするかどうかはわからないけど、いずれ単線仕様に変えてみようかな...(^^;;