memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

SONY WF-1000XM4の導入、そしてイヤホンオーディオ再始動

富山はここ数日で一気に気温が下がりました。夜は暖房を入れたくなるくらいですが、流石にまだ10月なので厚着をして凌いでいます...^^;

東京にいたときはこのくらいの時期からヘッドフォンオーディオを楽しみ始めていましたが、実家の部屋のベッドサイドにはヘッドフォンオーディオシステムを置くスペースがなく、アンプ、プレーヤー、ヘッドフォンは未だに元箱に入れたまま積んである状態。

仕方がないので、これまた段ボールにしまってあったイヤホンオーディオシステムを引っ張り出してきて、久方ぶりに聞いてみました。SONY NW-WM1Z(プレーヤー) と Unique Melody Maverick II(イヤホン) & Beat Audio HADAL(リケーブル)です。

このシステムで音楽を聴くのは1年と10ヶ月ぶりくらいかな。本当に久しぶりです。


元々イヤホンオーディオは会社で仕事をしながら聴くために導入したもので、何回かの買い替えを経て辿り着いたWM1Zとマベ2のペアはその最終形です。WM1Zがデカくて重いという使い勝手を別にすると、音自体は最高♪

しかしながら2019年の12月初旬にワイヤレスイヤホンSONY WF-1000XM3を導入して以降、音質よりも利便性が勝ってしまい、会社でもiPhone+1000XM3を使うようになってしまいました。
自宅ではヘッドフォンオーディオの方を使うのでイヤホンの出番は無く、WM1Zとマベ2は休眠状態になっていたというわけ。


当然ながらWM1Zのバッテリーは完全にゼロだったので、まずは充電からです。
HADALの端子も若干曇っていたので、無水エタノールでクリーニングし、コンタクトクリーナーを塗布しました。


そして3時間後、久しぶりにWM1Zとマベ2のペアによるイヤホンオーディオに火を入れました。

1年10ヶ月も使っていなかったので、最初は音が固まった感じで音場も小ぢんまりとしていましたが、30分、1時間と聴くうちに段々と音が解れて音場も広くなって来ました。

「ああ、この音だ。」

イヤホン&ヘッドフォンオーディオには、やっぱりスピーカーオーディオとは別の良さがありますね。


久しぶりにイヤホンオーディオを堪能したためか、音楽を聴きながら就寝するという以前の習慣を再度始めたくなってしまったのですが、先に触れたようにヘッドフォンオーディオシステムは組んでいないため使えません。

だったらWM1Zとマベ2を使えば良いわけですが、イヤホンケーブルは細くて繊細なため、寝ながら使用すると破損してしまう危険性があります。

ワイヤレスイヤホンの1000XM3だったら破損の危険性はありませんが、実は対応するbluetoothコーデックに問題があるのです。

具体的にいうと、
WM1Zとの組み合わせの場合はSBCしか使えずLDACもAACも使えません。
一方、iPhoneとの組み合わせだとAACが使えるのですが、そもそもiPhone送り出しの音はWM1Z送り出しに比べて音質が劣ります。
理想的にはWM1ZとLDAC対応イヤホンがベストペアなのですが、残念ながら手持ちがありません。

iPhoneで妥協するか、あるいはLDAC対応のイヤホンを導入するか...。


しばし熟考した後、LDAC対応のイヤホンを導入することに決めました。できるだけ良い音で眠りにつきたいですからね。

導入機種は迷うことなくWF-1000XM4(1000XM3の後継機)にしました。
LDACを使うならやっぱり開発元のSONYの機種が安心できるし、1000XM4は評判も頗る良いので間違いないでしょう。


と言うわけでamazonで注文して本日到着。

ちなみに付属のウレタン系イヤーピース(ノイズアイソレーション・イヤーピース)は装着感が嫌いなので、SednaEarfit『XELASTEC』もあわせて購入しました。


左の黒いやつが1000XM4で右が1000XM3です。本体の形状が大きく変わり、バッテリーケースも随分小さくなっていますね。


1時間ほど充電した後、ワクワクしながら試聴を開始。

LDACでWM1Zに接続した音と、AACでiPhone11 proに接続した音を、同じ曲で比較してみましたが、明らかにLDAC/WM1Zの方が音が良いです。これは誰が聞いてもわかるくらい違いました。

1番の違いは高音の出方。LDAC/WM1Zは高音が伸びてレンジが広く、かつ音に透明感があります。
細かな音の響きも聞き取れ、空間を感じることができます。

一方のAAC/iPhoneは、高音が丸まってしまって音域が狭く、解像度も悪くなった感じ。
個人的経験ではSBCよりAACの方が相当音が良いと思っていますが、LDACには太刀打ちできませんね。


ちなみに1000XM4とマベ2との比較ですが、音の繊細さ、音のキレ、空間の広さと立体感、情緒的表現力などなど、ほとんどの項目はマベ2の勝ち。
唯一、低音の豊かさだけは1000XM4が優れていました。

総合的には当然マベ2の勝ちなんだけど、実のところLDAC接続の1000XM4の音は想像していたよりも良かったです。もっと差があるかと思っていたけど、意外にもそこまでの差はないですね。
少なくとも、就寝時に心地良い音に浸ることができるだけのクオリティは十二分にあると思いました。

早速今晩から使うつもりですが、音楽を聴きながら眠りにつくのは本当に久しぶりなので、とっても楽しみです♪