memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

ゼンハイザーBTD600のaptX Adaptive接続で確かに音は良くなったんだけど...。

ゼンハイザーBTD600導入後、ベッドサイドのiPad Pro 10.5にTRAOOの変換アダプタ経由で接続し、FoKus ProをaptX Adaptive接続で使っています。

aptX接続との音の比較はと言うと、

  • すぐに感じたのは音が滑らかになったこと。aptXで感じた音の表面の僅かなザラつきがあまり感じられなくなった。
  • そのせいか、高音の刺々しさも弱まったので、ある意味聴きやすさが増したけど、Rockなどは高音が大人しくなってしまった感もあるので良し悪しかなと。
  • 逆にクラシックのヴァイオリンの音なんかは聴きやすくなったけど、クラシックを聴く際ははWF-1000XM4を使うので、個人的には大きなメリットではない。
  • 接続性に関しては、aptXもaptX Adaptiveもあまり変わらない感じ。もう少し悪くなるかと思っていたが、aptX Adaptiveが可変ビットレートなのでレートを落として接続しているのかもしれない。尤も接続レートが確認できないので何とも言えないけど。

と言う感じで、確かにaptX Adaptive接続の方が音が良いのは間違いないです。

ただ、もっと音が良くなるのではと期待していたので、ちょっと残念。
LDAC接続のWF-1000XM4と比較すると、間違いなく差は縮まったけれども、やっぱりまだ差があるなと...。

何と言うか、音の密度感みたいなものがLDACに比べると弱い感じがするんですよね。あと細かな音の表現力とか。
勿論、使うイヤホン自体が違うのでこの差が接続方式のせいだとは言い切れないのですが...。

「まあ、兎にも角にも音は良くなったので良しとしよう」と思っていたのですが、先日YouTubeでBTD600のレビュー動画を見ていて驚きました!

BTD600って24bit伝送には対応しておらず、16bit伝送らしいのです。

aptX Adaptiveでは可変ビットレート方式を採用している。具体的には280kps〜420kbpsの範囲で数値を変えており、280kbpsでは44.1kHz/16bitのCD相当、420kbpsでは48kHz/24bitのハイレゾ相当の音質が実現できている。
Stereo Sound ONLINEより引用

そして調べてみると、BTD600は48kHz/16bitが上限でした。
どうりでLDAC(最大96kHz/24bit)との差を感じたわけです。

でもaptX Adaptiveの規格自体は「Snapdragon 865以降の製品では伝送レートを620kbpsまで高め、最高96kHz/24bitの音質に対応」しているとのことなので、もしかしたら24bit対応のBluetoothドングルがあるのではないかとamazonで調べてみたところ、やっぱりありました。

一番信頼できそうな製品は、ビットレートが 276〜420kbpsとなっているので48kHz/24bitまでですが、BTD600の48kHz/16bitよりは音が良いはずなので試してみることに。

昨日届いたけどまだ試してないので、この話は後日に。

briareos.hatenablog.jp


ちなみにBTD600ですが、ファームウェアが1.14.0にアップデートされています。
ゼンハイザーのサイトからトランスミッターアップデータをダウンロードしてアップデートすることが可能ですので、BTD600をお使いの方はアップデートをお勧めします。