Acton IIIのAUX入力用ケーブルには2〜3000円のものを使ってきました。
BGM用途の5万円弱のスピーカーに対し、流石に1000円以下の作りの安っちいケーブルは使いたくないけど、かと言って5000円も出したくないので、間を取って2〜3000円くらいがバランス的に良いかなという判断でした。
しかしながらWoburn IIIはBGM用途と言っても10万円弱のスピーカーだし、ラインボリュームを入れないと使えないAUX入力ではなく、DACと直結できるRCA入力用なので、1万円は出したくないけど5〜6000円くらいは出しても良いと思いました。
ただこの価格帯ってHiFiオーディオブランドのケーブルはほとんど無く(一番安いものでも1万円台)、どうしようかなと悩んだ結果、所謂プロ用ケーブルを使うことにしました。
Marshallのスピーカーってそもそも音楽現場で使われているものだから、HiFiオーディオ向けのケーブルよりもプロ用ケーブルの方が音的にもコンセプト的にも合うのではないか思った次第。
プロ用ケーブルとしてはMOGAMI、CANARE、BELDEN、VAITAL、NEUMANNなどが有名だけど、今回はMOGAMI 2534を使ったケーブルにしました。
※日本製ケーブルの中ではMOGAMI 2534はアナログケーブル/マイクケーブルとして定番なんだだそうです。
2.5mで6800円と若干予算オーバーだけど、まあ許容範囲です。
今回はamazonでも販売しているCABLECRAFT音光堂さん製作のものを購入しました。
音光堂さんのケーブルは以前2回ほど買ったことがあり、作りが丁寧なので安心です。
※プロ用ケーブルを製作販売しているお店だとPRO CABLEさんも有名です。
音光堂さんは広島にあるお店で、ネコポスでの発送でしたが翌日午後に到着。
MA1 DACのRCA出力に先日購入したRCA分岐アダプタをつけてWoburn IIIと接続。
いよいよ音出しにかかります。
ただ、ケーブルのエージングが全くできていないので、飽くまで参考程度ですね。
まずは先日のRCA入力テストの際にMonster Cable M550iを接続して試聴したKing Gnu/CHAMEREONを再生。
一聴して感じたのは高音がパリッとしていること。
ケーブルの個性なのか単にエージング不足故なのかはわからないけど、こちらの方が好きな音です♪
それから1時間ほど色々な楽曲を聴いた後、ラインボリュームを入れたAUX入力と比較試聴してみました。
アプリで入力切り替えができるので楽ちんです♪
比較試聴の感想は次の通り。
- 一番違いを感じたのはMOGAMIの方が低音(バスドラム)が力強く深いこと。量感もやや増えたけど、音が締まっているので気持ち良いです♪
- 再生周波数レンジも若干広く、低音も高音もAUX入力より少し伸びています。
- 特定周波数帯の強調感はほとんど感じないから、結構フラットな特性かな。
メインシステムで使用している個性的なインターコネクトケーブル達に比べれば"無個性"と言えそうなケーブルだけど、Woburn IIIの音と合っていると思いました。
それは、ギターにせよドラムにせよピアノにせよ、楽器の音に芯と厚みがあって、聴いていてとても気持ち良いから。
決してHiFi的な音ではないけど、"聴いていて気持ち良い音"と言うのは、BGM的に使う上ではとても重要だと思うのです。
と言うことで、Woburn IIIのセッティングはこれにて完了です♪
さて、次なるターゲットはダイニングキッチンに移設したActon IIIですが、脳内シミュレーションをしてみた結果、ZEN Stream以外にも休眠中のいくつかの機材を使えることがわかったので、面白そうだからシステムを組んでみることにしました。
導入するDACも決めたので、セール対象となるかどうかはわからないけどamazonのブラックフライデーセールを待ちたいと思います。