final ZE8000の試聴をするにあたり、当初はShanling M3 Ultraにeppfun AK3040PLUS(Bluetoothドングル)を挿してaptX Adaptive接続環境を作り、まずはZE8000とFoKus Proの比較試聴を行うつもりでした。
ところがM3 Ultraにeppfun AK3040PLUSを挿した時の音量が何故か小さくなってしまう事態がたまに起こり、その時は音も悪くなってしまいます。
多分M3 UltraのUSB出力設定の問題だと思うのですが、現時点正解が見つかっていません。
ちなみにまともに接続できた時でもZE8000の音量はボリュームを最大にしても少し物足りないという状態で、FoKus Proの方はZE8000よりも内蔵アンプの出力が大きいためか、ボリュームレベルは最大に近いけれども普段聴くくらいの音量は確保できました。
そんなこともあり、M3 Ultraは諦めてMacBook Proにeppfun AK3040PLUSを挿して試聴することにしました。
しかしながら、何とMacBook ProにおいてもM3 Ultraと同様の状態で、FoKus Proの方は何とか試聴音量を確保できるものの、ZE8000はボリュームを最大にしても音量的に物足りません。
もしかしてZE8000のアンプに不具合があるのではと思いネットで調べてみたのですが、そのような情報は見当たりませんでした。
だったらaptX Adaptiveの問題かもと考え、aptX接続に切り替えてみましたが、音量は変わりませんでした。
次に疑ったのはeppfun AK3040PLUS。
そこでゼンハイザーのBTD600に挿し替えて試してみましたが、やっぱり音量は変わりませんでした。
どうにもこうにも原因がわからず、一旦は試聴自体を諦めよう(ZE8000は売り払おう)とまで考えたけれど、それも何か癪に障ります。
何か見落としがあるのではないかと必死に考えた末に浮かんだのが、Bluetoothドングルという存在。
つまりドングルを使っていること自体が原因なのではないかということです。
この仮説を確かめるため、Bluetoothドングルを外してMacBook Pro内蔵のBluetoothで接続してみることにしました。
MacなのでAAC接続ですね。
念の為ボリュームレベルを50%くらいにして再生を開始しZE8000を耳につけようとしたら、明らかに先ほどよりも大きな音が洩れ聞こえてきたので、慌ててボリュームを10%くらいまで下げました。
それからZE8000を両耳につけてボリュームを少しずつ上げていったところ、30%くらいで既に十分な音量が!
やはりドングルを使うこと自体に問題がありそうな感じではありますが、(ほとんどあり得ないとは思うけど)AAC接続だから音量が大きいという可能性もゼロではないので、WM1ZとZE8000をaptXで接続して聞いてみたところ、やはり十分な音量が得られました。
どうやら先の仮説は正しかったようで、理由はわからないけどBluetoothドングル(BTD600、AK3040PLUS)を使って接続すると我が家の環境では再生音量がかなり小さくなってしまい、FoKus Proはギリギリ大丈夫だけどZE8000では音量が不十分になることがわかりました。
※もし私の仮説が間違っていて、こうすれば解決できるという方法をご存知の方は、ぜひコメント欄で教えてください。よろしくお願いします。
だとすると、ZE8000をaptX Adaptive接続かつ十分な音量で使うためには、内蔵BluetoothがaptX Adaptiveに対応している機器(現時点ではスマホ)でないとダメということですね。
無論、今更Androidスマホを買うつもりはないので、ZE8000をaptX Adaptive接続で使うことは諦め、FoKus ProだけaptX Adaptive接続で使うことに決めました。
と言うことで、試聴環境はWM1ZによるaptX接続とし、ZE8000とFoKus Proとを比較試聴してみることにします。
※WF-1000XM4はaptXに対応していないので今回は比較しませんが、AACなら3機とも対応しているので、いずれ試してみたいと思います。
〜つづく