本日はultraRenduの音についてですが、ultraRenduを外すとSoundgenicをメインシステムに接続できなくなるのでultraRendu単体での評価はできません。従って評価はZ1ESとMA1 DACをUSB接続した時の音との比較になりますのでご了承ください。
最初に音出しした際の第一印象は「思っていたよりも空間表現が良い」でした。Z1ESの方がもう少し透明感がある空間表現のように感じますが、「結構やるなぁ」という感じ。
それから普段良く聴く曲を小一時間ほど聞いてみた印象は次の通りです。
- 音の傾向はZ1ESとあまり変わらない感じ。
- 空間の拡がりや空気感は悪くないけど、第一印象に書いたとおり透明感はZ1ESにやや劣る。
- 低音の量感が今ひとつ物足りない。これが一番気になった。
- 高音の質感がやや硬質。もう少し低音が出てくると印象は変わるかもしれない。
- 繊細な表現(解像力)、音の滑らかさはZ1ESにやや劣る感じ。
- 総合的にはZ1ESの方が上だと思うけど、大きな差は無いかな。
と言うことで、Z1ESの代わりに Soundgenic + ultraRendu を使うのは有りだと思いました。
ただもう少し〜特に低音の量感は何とかしたいところです。
Soundgenicの方は電源/クロックなど既に対策済みなので、対策の最有力候補はやはりultraRenduの電源の強化でしょうか。
現在ultraRenduには正規輸入品に付属しているiPower(9V)を使用していますが、実はSonoreのサイトを見ると次のように書いてあります。
"9Vでの使用は可能だけどお薦めはしない"そうです。実際、SonoreおよびSmallGreenComputerが別売しているultraRendu用リニア電源は7V出力なので、これはぜひとも7Vのリニア電源を用意したいところ。
またiFi audioの製品はいくつも使用していますが、基本的には音が硬質な方向に振れるので、リニア電源にすれば高音の質感ももう少し良くなるかもしれませんしね。
と言うことで、Soundgenicの外部電源にも使用しているエルサウンド(エーワイ電子)さんで、7V/3Aのリニア電源を特注することにしました。
※6Vと9Vがラインナップされているので問い合わせてみたところ、7Vは+1000円で特注可能とのことです。
順調にいけば到着は5/1の予定。コロナの影響で外出を極端に制限しているだけに、楽しみができて嬉しい限り♪
〜もう少しつづく。