昨年2月のOPPO Sonica DACの導入に伴い、リビングのHAP-Z1ESをサーバー、Sonica DACをネットワークプレーヤーとしたシステム構成でヘッドフォンを聞いてきました。
Z1ESとSonica DACとの間は無線LAN(5GHz帯)でつないでいますが、昨年夏頃にリビングに設置してある無線LANの親機を最新機種(WSR-2533DHP)に買い換えてからといういうもの、却って接続が不安定になってしまいました。
その対策として、以前使っていた親機(WZR-1166DHP2:トラブルらしいトラブルはほとんど無かった)を今の親機に有線接続でぶら下げて別のアクセスポイントを作り、そこから中継器(これもWZR-1166DHP2)を経由してベッドルームでの強電波環境を実現していますが、それでもたまに再生が途切れてしまうことがあるんですよね。
それとネットワークプレーヤーとしてのSonica DACは、(音は別として)やっぱり使い勝手が悪いです。純正のコントロールアプリはアルバム/曲の選択がとにかくしづらいし、操作が効かなくなることも多いのです。あと、ネットワークプレーヤーとして使う場合にはギャップレス再生もできません。
とは言え今更iPod classic+iD100の環境に戻すというのも嫌なので(寝っ転がったままiPadで曲を選んだり再生をコントロールしたりできるグータラ環境からはもはや離れられない)、何か良い手段がないものかと考えた結果、以前使っていたMacBook Pro(15インチ・2012mid)を使ってPC audioを試してみることにしました。本当はベッドサイドでPC audioなんてしたくなかったのですが、背に腹は代えられません。
このMacBook ProにはAudirvana Plus 2をプレーヤーとしたPC audio環境を構築してあるので、基本的にはSonica DACに繋げばすぐに使えます。
ただ内蔵SSDにはハイレゾ音源しか入れていないので、まずは普段聴きそうなアルバムのデータを数十枚ほどコピー。
「さあ、聞いてみよう!」とMacBook Proをベッドルームに持ち込んだのですが、非常に重要なことに気がつきました。そう言えばUSBケーブル(Type A to B)がありません。
WireWorldはZ1ESで使っているし、Cardasはテレビの外部HDD接続用に使っていて、手持ちで余っているのはAmazon謹製の安いケーブルだけです。接続確認だけならこれで事足りますが、そもそもこのケーブルはPC audioを始めた際に購入したものの音が悪くてあっという間に退場を余儀なくされた曰く付きのケーブル。音の確認をするのに使えるわけがありません。
そこでAmazonとヨドバシカメラのサイトを漁って、手頃なUSBケーブルを調達。選んだのはAETのケーブル(1万数千円くらい)です。本格的にやると決めたら買い換えを検討するとして、とりあえず使うには十二分でしょう。個人的に信頼しているAET製ですしね。
で、翌日到着。寝る前にサクッとシステムを組んで試聴してみたのですが、微妙に音が曇った感じ(所謂ベールがかかった感じ)がします。
これはケーブルが新品のせいだなとあたりをつけ、翌日〜翌々日とシステムエンハンサーのリピート再生で40時間くらいのエージングを実施。「これならどうだ!」と再試聴に臨みます。
しかしながら、多少はましになったもののやっぱり微妙な曇りは取れません。
だったらと言うことで、Z1ESに使用しているiPurifier2を外してSonica DACにつけてみました。
結果、音の出方は明瞭にはなるものの、気になっている曇りは取れませんでした。以前リビングのメインシステムでPC audioを試したときにはこんな曇りなんて感じなかったのに何故なんでしょう?
ちなみにヘッドフォンシステムの電源はアイソレーショントランス経由でとっており、Sonica DACをネットワークプレーヤーとして使ったときには曇りなんて一切感じないので、原因がPC audio(MacBook Pro〜AET USBケーブル)にあることは間違いありません。
もしかして最新のAudirvana Plus3にアップグレードすれば多少マシになるかなと、ネットでAudirvana Plus3のレビューとかいくつか読んでみたところ、気になる(と言うか、これが原因に違いないという)情報を発見!
それはMacOSの仕様変更に関する情報でした。
〜つづく