標準のWD BlueからRedに換装後、1週間弱使ったので音についての感想を書き留めておきます。
BlueとRedの差はHDDとSSDとの差のように大きな違いではありませんでしたが、低音〜高音の周波数バランスが異なっていました。具体的には、Blueが中〜低音寄りのバランスだったのに対し、Redはフラットバランスと言えます。結果として、気になっていた中低音の曇った感じはかなり弱まったので、交換して良かったです♪
SSDに比べると、透明感や解像力(精細感)については劣るものの、低音の力強さや音の太さはHDD(Red)の方があるので、どちらが良いかは好みの問題かもしれません。
そこでもう一度USB接続の音と有線LAN接続の音を比較してみることにしました。なおUSB接続は、iDefender3.0とiGalvanic3.0を使用した状態です。
HDD交換の影響はどちらの接続にも効いているはずなのですが、以前比較した時よりもUSB接続とLAN接続の音の差がかなり小さくなりました。これはUSB接続時の中低音の曇った感じがほぼ気にならなくなり、また高音に勢いが出たことで音の輪郭がハッキリしてきたこと、つまりは以前感じていたUSB接続時の不満点がかなり解消されてきたからと言えます。
どちらの音が良いかといえば、微差ではあるけどLAN接続の音の方が良いと思うのですが、何故か音の安定感はUSB接続の方が良く感じます。もしかしたらiGalvanic3.0のREclock、REbalance、REgenerateが効いているのかもしれません。
使い勝手に関しては、SoundgenicをOpenHome対応にしてUSB接続(サーバーとレンダラーがSoundgenicでDACがSonica DAC)で使うのが最も多機能で使い勝手が良いと言えます。
LAN接続の場合はSonica DACがレンダラーになるためOpenHomeは使えず(正確に言うと、使えなくはないけれども機能がかなり限定される)、SoundgenicをDMRにする必要がありますが、そうするとギャップレス再生が使えなくなるしFidata Appも使えなくなります(これまた正確に言うと、全く使えないと言うわけではないけれども、普通に使うには非常に不便)。
Sonica Appを使えば操作的には問題なくなりますが、アルバムアートが曲選択レベルでないと表示されないとか(それより上のレベルでは文字表示となる)、曲頭の音の乱れがあるなど使用上のストレスが高くて、正直使いたくはないのです。
と言うことで、諸々考えた結果、SoundgenicはSonica DACとのUSB接続で使うことに決めました。HDD交換でLAN接続との音の差も縮まったし、何より操作的なストレスがなくなりますからね。
基本的な方向性が決まったので、後は細かなセッティング(Soundgenicの設置方法、外部電源のケーブルなど)をもう少し詰めてみようと思いますが、Soundgenicのクロック交換、PanasonicのUSBパワーコンディショナーSH-UPX01を導入、あるいはUSBケーブル(現在はiGalvanic3.0までがAETでiGalvanic3.0からSonica DACまでがAIM UA3)を全てAIMにするなど、打てる手はまだあるので、今後検討していきたいと思います。
なお蛇足ですが、HDDをNAS用のRedに交換したこともあってSoundgenicは常時ONにしてあるため、リビングのSRS-X88からネットワーク接続して直ぐに音楽が聴けるというのはとっても便利です♪
ヘッドフォンオーディオシステムをPC audioからNASベースに変更するという計画はひとまずこれで終了ですが、実はメインのオーディオシステムの音〜特にZ1ESをソースにした音が過去最高の音になっているので、次回はその話を。