頭ではわかっていたつもりでも実際にやると間違ってしまうということは多々あります。前回の日記で純正アプリのFidata Appでうまく動かないという話を書きましたが、うまく動かなかった原因は使い方(というか設定)が間違っていたからのようです。
結論を書く前に、間違いの原因となった我が家の接続方法について触れておきましょう。
Soundgenic LAN端子----無線LANルーター
Soundgenic USB2.0端子----(iDefender3.0/iGalvanic3.0)----Sonica DAC
Soundgenicを無線LANルーターに接続している理由はあくまでiPad上のアプリによりSoundgenicをコントロールするためですが、この結果、SoundgenicとSonica DACは無線LANによって同一ネットワークに接続されていることになります。
当初想定していた使い方は、
Soundgenic:レンダラー&サーバー
Sonica DAC:USB-DAC
なのですが、Soundgenicを無線LANルーターに接続したがため、意図せずして
Soundgenic:サーバー
Sonica DAC:レンダラー&DAC
という使い方ができてしまうようになっていたのです。これが間違いの原因でした。
SoundgenicはOpenHome対応にしていたため、OpenHomeに対応しないSonica DACはコントロールできなかったというわけ。
Soundgenicの設定を変えてDLNA対応にすれば多分使えると思うけど、まずはSoundgenicをレンダラー&サーバーにして使うつもり。何故かと言うと、ギャップレス再生やオンデバイスプレイリストに対応しているOpenHomeで使用した方が良いからです。
レンダラーをRA2HF(Soundgenic)に設定し直すと無事に操作できるようになりました♪
【追記】ほとんどの操作は問題ないのですが、一時停止ボタンとシークバーは使えませんでした。なので、一度再生を始めると一時停止ボタンでは留めることができず、再生キュー内のリストを削除してようやく止められるという状況です。
その後、3回ほど(延べ5時間くらい?)試聴したのでその感想を書いておきます。
比較対象はMacbook Pro+Audirvana2++Sonica DACです。
- 透明感が弱い。特に中低音が若干曇った感じで見通しが悪い。結果、中低音と高音の聞こえ方がやや異なり、妙な違和感を感じる
- 音の立ち上がりのスピードが少し遅く、音楽のノリ感がイマイチ
- 骨太の音であるのは良いのだが、音の輪郭が若干曖昧
- 解像力があまり良くない
- 中低音は(MBPよりは)力強い
以前使っていたiD100+iPodClassicよりは良い音だと思うけど、Macbook Proを使ったPCオーディオの音の方が細かな音まで聞こえ、サウンドステージの見通しが良く、聴いていてフラストレーションを感じない音だと言えます。
まだエージングが終わっていないしセッティングも詰めていないので、もうしばらくは我慢して使うつもりですが、近々Sonica DACとのUSB接続ではなく、有線LANによるネットワークオーディオ環境での使用も試してみる予定。
その場合、無線LANルーターをHUBとして使うのは避けたいので、別のHUBとLANケーブルを調達する必要(つまり追加投資の必要)がありますが、Soundgenicは純粋にサーバーとして使用する方が音が良いというレビューが多いので試してみないわけにはいきませんからね。
仮にその方が音が良かった場合、本音を言うとSonica DACをネットワークプレーヤーとしては使いたくない(ユーザビリティが非常に悪い)ので、別のネットワークプレーヤー(OpenHome対応)を導入してSonica DACは純粋にDACとして活用するというのが望ましいのですが、そうなるとさらに機器が増え出費もかさむわけで、頭が痛いです。
だったらいっその事、Sonica DACをやめてTEACのNT-505(OpenHome対応)にした方が色々と幸せなのではないかとも思うけど、実は自宅の給湯器(TES熱源)の調子が悪く交換せざるを得なくなったため、おいそれとNT-505に買い換えるわけにはいかないんですよね。
段々と混迷の度合いが深まっていっているような気もしますが、果たしてどのような決着になるのでしょうか? ちょっと楽しみではあります♪