Guarneri mementoの大理石ベースに4枚使用したので、D-RENはあと4枚あります。当初はGuarneri memento本体と専用スタンドとの間に使用しようかと考えていましたが、スピーカー1本あたり、前2枚・後1枚の3枚必要になるので2枚足りません。D-RENを半分に切るというのもイヤですしね。
そこでGuarneri mementoに使用するのは止めにして、パワーアンプSS-010に使ってみることにしました。ちなみにSS-010はD-PROP extendで4点支持しています。このD-PROPを外すつもりは更々無いので、実験はD-PROPとSS-010の間にD-RENを挟むという形で行いました。この使い方はサンシャインの推奨です。
例によってD-RENの変形が落ち着くまで丸1日待ってから試聴してみました。
試聴前の予想としては、D-RENのゴム素材の効果によりD-PROPとSS-010との間のガタツキ(アルミ箔を使用してできる限りガタツキが無いようにセッティングはしているものの、恐らく僅かなガタツキはあると思われる)が皆無になるため、その分低音の沈み込みが深くなり、かつ低音の解像力も増すのでは無いかというものですが、果たして結果は如何に。
- 低音のダンピングは良くなった
- 低音の見通しは逆に悪くなった
- 低音が浅くなった(深い低音の量感が減った)
- 表現が難しいけど、一つ一つの音のコントラストが高まったように感じる。でもそれがどうも不自然に感じてしまう。
- サウンドステージの広さはあまり変わらない
残念ながら事前の予想とは全く違う結果でした。D-PROPの良さをゴム素材がスポイルしてしまっている感じがします。
こりゃダメだな、ということで直ぐに元に戻してもう一度聞いてみましたが、やっぱりD-PROP単体の方が低音も深く立体感があります。戻してみて気がつきましたが、シンバルの金属音もD-PROPの方が澄んだ感じがします。
きっとD-PROPとの相性が悪いのでしょう。ということは、D-PROPを多用している我が家のメインシステムでの使いどころとして考えられるのは次の2つだけとなります。
- あと2枚入手して、当初の予定通りGuarneri mementoの本体とスタンドの間に使ってみる
- P10の脚周りに追加して、標準の脚の全周をD-RENでサポートできるようにする(標準の脚の方がD-RENよりも大きいため、現在は脚の半分強しかサポートできていない)
3枚セットをさらに追加で買うのも気が進まないので、どちらか選ぶとしたら2にしようかと思いますが、その前にヘッドフォンオーディオシステムで使用しているアイソレーショントランスに使ってみることにしましょう。もし効果が大きければそのまま使うことにします。