Guarneri mementoの大理石ベース前端にD-RENを挟んだ結果は、P10に使用した時ほどの効果は認められませんでした。というか、音自体あまり変わりませんでした。
ただ中低音の僅かに曇った感じがほぼ気にならなくなったこと、逆に悪くなった点が認められないことから、D-RENはこのまま使うことにしました。
音があまり変わらなかったということは、Black Label2からPC-TripleC自作ケーブルに変更した後の変化もそのままということで、中高音の見通しや定位の良さと引き替えに、音の厚みや低音の重量感、時折感じたゾクッとするような感じが弱まってしまったことがやっぱり気になります。どちらの方がバランスが良いかと言われれば今の組み合わせの方だと思うのですが、個性的なのはBL2の方。
両立が難しいのならどちらかを選ばなければならないわけです。だとすればやっぱりBL2の力強さやゴリッとした感じの方を活かしたいのです。
ということで再びMA1 DACとZ1ESの電源ケーブルを入れ替えて元の状態に戻しました。
結果、当然のことながら中高音の見通しや定位の良さは減ってしまったので、今度は電源ケーブル以外のアプローチ〜GEC A2900からTelefunken ECC801sへの交換〜で改善を目論むことにします。