memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

m903 エージングメモ #3

【8日目】
先週後半は疲れ果ててリビングのソファーで寝てしまったこと2回。そんなこんなで4日目からいきなり8日目に跳んでしまっていますがご容赦の程。
しかも実質30分ほどしか聴いていませんが、4日目から大きく変化した感じはありません。エージングは概ね完了したと考えて良さそう。

ARIAで比較すると、M1-DACの方が中域の響きと低域の量感が僅かにm903よりも多い感じ。その分m903の方が少しスッキリした音に感じますが、先日書いたようにクオリティの差はほとんど感じません。ただそれぞれ微妙に個性が異なっているようです。


この差がDACの差なのかケーブルの差なのかはわからないので、M1-DACに使用していたKS-2020をm903に接続し(つまりm903にはND-S1からOptlink-5、KS-2020の2本のデジタルケーブルで接続されている)、2本を比較してみました。
結果はある意味予想通りでしたが、KS-2020の方が響きが多く低域の量感もあり、Optlink-5の方は音に芯があるもの少しスッキリした音で、中域よりは高域の響き成分が目立つ、という感じ。やっぱりM1-DACとm903DACの比較試聴の結果にはケーブルがそれなりに影響しているようです。


じゃあM1-DACをOptlink-5でつなぎ、m903にはKS-2020を使うと音の印象が逆転するかというと必ずしもそういうわけではないようです。m903でKS-2020とOptlink-5を比較しましたが、確かに特徴は先に書いた通りなんですけど、m903とKS-2020の組み合わせだと響きは多くなるものの音の輪郭が僅かにぼけた感じになってしまい、あまり良い感じではありません。この感想はピアノに関してですが、チェロだとそんなに悪くないようにも思えます。
M1-DACだとピアノもチェロもどちらも良い感じなので、やはりDACとの相性がありますね。少なくともKS-2020はM1-DACとの組み合わせの方がよさそうです。
ではm903にはOptlink-5がベストかというと、確かに悪くはないのだけれど何か少し物足りない感じがします。音の輪郭はしっかりしたままで、もう少し響き成分と低域の量感が増えないものか、もう少しだけ艶っぽくならないものかと...。あるいは別の方向性でも良いのだけれど、M1-DACとKS-2020のペアでは出せない魅力を奏でてくれないものかと...。


そこで今後の予定ですが、手持ちのデジタルケーブルを比較してm903との相性を探ってみようと思います。候補は以下の通り。


1) Oyaide DB-510(BNC-BNC)
2) JormaDesign G-0用インターナルケーブル(BNC-BNC)
3) 根布産業特注 G-0用インターナルケーブル(BNC-BNC)
4) Optlink-5(TOS

参考)TaraLabs RSC Master Generation2(RCA-RCA
参考) KS-2020(RCA-RCA


1はオヤイデさんの市販のデジタルケーブルで、長さ80cm/芯線5N銀/網組銀メッキ銅シールド/SLSB(センターピンは4N銀)、2と3はG-0のインターナルケーブルとして使用していたショップ特注品で、2は長さ24cm/芯線6N銅(もしかしたら銀メッキ)/銀メッキ銅シールド/テフロンシース/銀製BNC端子、3は長さ50cmでCT100の芯線をクライオ銀単線に変更したもの(だったと思います)。この3本は全てクロック用に使用していたためBNC端子なので、接続にはBNC-RCA変換プラグを使用します。


とりあえず一番楽しみなのがJormaDesignのケーブル。24cmと超短いですが中身はヨルマデジタルですからね。この長さだと他に使いどころがないのでND-S1〜m903間で使えると正直とても嬉しいのです。
Antelope導入以降通電していなかったため現在ND-S1〜m903間でバーンイン中ですが、果たしてどんな音がするものやら...♪