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ヘッドフォンオーディオシステムの現状

ヘッドフォンオーディオシステム(以下HAS)がほぼ満足できる音になってきたので、現状をまとめておきます。

  • ソース:Cambridge Audio iD100 + iPod Classic
  • iD100インシュレーター:BDR PYRAMID CONES 3点支持
  • iD100外部電源:EL Sound 汎用アナログ電源 DC12V
  • EL Sound ACケーブル:AET SIN AC
  • デジタルケーブル:Jorma Design G0/G0s用インターナルワイヤー
  • DAC:Musical Fidelity M1 DAC
  • M1 DAC インシュレーター:Cryna D-Prop mini Extend 3点支持
  • M1 DAC ACケーブル:NBS Statement
  • インターコネクトケーブル:NBS KingSerpentIII(RCA
  • ヘッドフォンアンプ:Grace Design m903
  • m903 ACケーブル:NBS Statement+Oyaide P/C-004
  • ヘッドフォン:Ultrasone Edition8(Palladium)、Bayerdynamic T1


iD100のデジタルアウトをJorma Designのデジタルケーブルでm903に直接入力した音も悪くないのですが、iD100とm903の相性の問題でm903のS-clockが頻繁に外れてしまうという現象が生じます。そんなこともあり、結局はM1 DACを使うことにしました。
m903のDAC部とM1 DACを純粋に比較すると、どちらかと言えばM1 DACの音の方が中域に厚みがあって好みだということもあります。


インターコネクトケーブルは一時argentum acoustics mythosを使用していましたが、DACとアンプのACケーブルをNBS Statementに変更すると同時にNBS KingSerpentIIIに変えました。この結果、NBS色が強く出た“濃い音”になったわけですが、振り返ってみるとこの変更が決め手だったと思います。
またm903用のStatementのプラグ/コネクタをP/C-004に変更したことにより、情報量/解像力が増しかつ高域のキレも良くなったことも大きかったです。


アイソレーショントランスはS/Nの改善、結果としての微弱音の美しさと空間情報の増加に効果があったと思います。こちらもコンセントをR1およびXXX Ultimoに変更したのが効きましたね。もしかするとアイソレーショントランス自体の効果よりも、コンセントを変えたことの方が音に与えた影響は大きかったかもしれません。


現在のシステムは以前とは異なり、E8およびT1の両方とも良く鳴らしてくれます。それぞれのヘッドフォンの特徴も良く出ているので、気分や聴く楽曲に合わせて使い分けています。
ただしT1を使う際は“音量”を上げてやらないと良さが出ません。E8の方は小音量でもバランスがあまり崩れずそこそこ鳴ってくれるのですが、このあたりはインピーダンスの違いも影響しているのでしょう。
(注:T1のインピーダンスは600Ωなので、30ΩのE8よりもアンプのボリュームレベルを上げなければなりませんが、ここで言う“音量”とはボリュームレベルではなくて体感音量レベルの意味です。)


HAS構築当初はメインシステムとは違う路線(情報量、解像力の高いHi-Fi路線)にしようと思っていましたが、試行錯誤の末、結果的にはメインシステムに近い音になってしまいました。やっぱり中低域に厚みがあって情緒性を良く表現してくれる音の方が心地いいんですよね。
もっとも、この路線を目指すならモニターライクなm903ではなくってLuxmanのアンプとか選んでおいた方が良かったのではないかと思ったりしますが、まあ今さらですね。


こんな感じで、HASについては一段落つきました。
後はメインシステムの方ですが、実はそっちもかなり良い感じになってきているので大きなモディファイをするつもりはありません。ただトライしてみたい小ネタがいくつかあるので、ボチボチ取り組んでいこうと思います。