手持ちのアクセサリーを色々と試してみた結果、P-700uのセッティングは以下のようになりました。
■iD100:オリジナルのインシュレーターを外してQR-8の3点支持に変更
エーワイ電子外部電源:AET SIN ACにて給電
iD100〜M1 DAC
AET UR DG 75 spec.2004(SPDIF同軸)
wireworld Gold Starlight 5(AES/EBU)
■M1 DAC:オリジナルインシュレーターを使用
NBS Statement ACにて給電
M1 DAC〜P-700u
argentum acoustics mythos(RCA)
wireworld Super Eclipse5(XLR)
■P-700u:Finite Element CERAPUCのベースパーツにて3点支持
NBS Statement(プラグ/コネクタをオヤイデP/C-004に交換)にて給電
■Bayer Dynamic T1(バランス改造)
Ultrasone Edition8 Palladium(ノーマル)
デジタルケーブルをUR DG 75にすると、GSV5より若干音が太くなる(繊細さが弱まる)ものの、エッジが立ってきました。
またインターコネクトケーブルをMythosにすることで、音の密度感と力強さが高まりました。
そんなわけで、普段は
iD100〜UR DG 75〜M1 DAC〜Mythos〜P-700u
というアンバランス接続ルートを使い、ソースによっては
iD100〜GSV5〜M1 DAC〜SBI5〜P-700u
というバランス接続ルートを使用しています。バランス接続ルートの方が低音が深くて量感も多いし、音像はややスリム(タイト)と、オーディオスペック的には良いと思います。ただ、高域(特にピアノ)がキンつく場合があること、またアンバランス接続の音の方が全体としてのまとまりが良いように感じることにより、T1(バランス駆動)に関しては専らアンバランス接続ルートを使用しています。
一方、Edition8(アンバランス駆動)の場合は、アンバランス接続ルートだと音が少し固くなり、また低音の出方についてもバランス接続ルートの方がより深く、より量感のある低音が出るため、バランス接続ルートを使用しています。
ただし総合的にはT1の方が気持ちよく音楽に浸れるので、T1を使用する方が多いですね。m903の時はEdition8の方が圧倒的に気持ちよかったので、やっぱりアンプとヘッドフォンの相性ってあるんだなと改めて感じた次第。
できれば夏のボーナスでDACをグレードアップしたいところですが、メインシステムのDACもしくはスピーカーケーブル&インターコネクトケーブルの新調、キッチンのガスコンロの買い替え(10年使ってかなり汚れてきたので、ガラストップのコンロに買い替えたい)、テレビの買い替え(VT60)、自転車の買い替え、PS1000もしくはHD800の購入等々、散財候補は沢山あるのでどうなるかは全くわかりません。しかもこれから気温が高くなってくるとヘッドフォンの使用機会が激減するので、DAC買い換えの実現性は低いかも...。
だとしても、メインシステムの強化によって使わなくなる機材をヘッドフォンオーディオシステムの方に移設することは十分にあり得るので、DACになるかどうかはわからないにせよ何らかの形で強化を図ることにはなるでしょう。
ふと思い立って購入に走ってしまったP-700uでしたが、m903の時よりは明らかに音のクオリティは上がったし、DACやケーブル類の強化によって今後さらに良い音にできそうな可能性(キャパシティの高さ)も感じます。そういう意味では良い投資だったかな。
しばらくはP-700uとT1コンビの新しい音(鳴り方が随分変わったのでCDを聞き直すのが楽しいのです)を満喫したいと思います♪