帰省から帰ってきた日の夜、修理&オーバーホールに出したUX-1が戻ってきました...(^O^)
修理&オーバーホールの内容は以下の通り
- ピックアップ交換
- フロントディスプレイ交換
- タクトスイッチ交換(7ケ)
- フラットケーブル交換(7ケ)
- ベルト交換(2ケ)
- ギア交換
- メカ部の分解点検清掃注油調整
- 各部の点検
部品代が約5万円、技術料が2.7万円で、税込み約8万円でした。
ちなみにピックアップが4万円と最も高く、フロントディスプレイは約2千円、残りの部品はそれぞれ100円〜千数百円といった金額です。
直ぐに天板を開けてヒューズをIsoClean Powerに交換し、ラックに戻してワイヤリングを行い、セットアップ完了。何はともあれ音出しですが、その前にいくつか気がついたこと。
- フロントディスプレイがかなり明るいです。やっぱりへたってたんですね。
- トレイの開閉スピードが心持ち速くなっています。これはベルト交換の影響かな?
- pronimoさんも指摘されていましたが、ディスクの回転音というか動作音が少し静かになりました。
- これは当然のことですが、開閉ボタンを押すとちゃんとトレイが開閉するのが気持ちいいです。
さて音についてですが、汚れていたと思われるピックアップを交換したので鮮度感のある音が出るかと思いきや、意外にも第一印象は“しなやかさ”でした。高域が少し抜けきらない影響(おそらくフラットケーブルのバーンインができていないため)もあるとは思いますが、TL3Nよりも密度感があってしなやかさを感じさせる音です。
P-50sを下取りに出してUX-1を購入し、最初に音出しした際の印象がやはり“しなやかさ”でした。その時感じたのと同様の印象ですが、全体としてはまだまだ本調子という感じでは無いし、ゆっくり聴くだけの時間も無いのでこの日の試聴は終了。
翌日。夏休みの最終日なので、バーンインもかねて午前中から夜の8時頃までずっとDVDやCDをかけていました。たまにTL3Nと聞き比べたりしながら延べ8時間ほど視聴。
夕方頃にはかなりこなれた感じになってはきましたが、以前は音の骨格がもっとしっかりしていたように思うし、情報量的にもやや物足りない感じ。それでもTL3Nよりは情報量や解像力が高く、密度感があります。もう少し良くなるはずなので、これから毎日使って早く本調子に戻しましょう。
ちなみに映像の方はほとんど変化を感じませんでした。最近はDVDを観るのもBDプレーヤーを使うことの方が多く、UX-1の映像出力自体の記憶が曖昧になっているので仕方無いかな(^_^;)
この日のメインはUX-1のバーンインを兼ねた視聴でしたが、たっぷり時間があったのでそれ以外にも2つほどトライアル&改善策を実施。
一つはPowerbank8からアイソレーショントランスへ給電する電源ケーブルをStatementからPLMMに変更してみたこと。
PLMMを導入した際にPowerbank8への給電にPLMMを使いましたが、その時と同様、空間情報が増してサウンドステージが拡がります。ただし以前感じたノイズフロアの低下、クールさはあまり感じません。
Powerbank8に使用するよりもPLMMの特徴は抑えられているような感じですが、全体のバランスとしてはアイソレーショントランスに使った方が良さそうです。NBSの良さをベースにしながら、PLMMの良さが多少上乗せされる感じですかね。しばらくはこの組み合わせで使用してみましょう。
(ケーブル交換をした後、Powerbank8の位置を直していた際に、Line Faultの警告ランプが消えていることに気がつきました。アイソレーショントランスへの給電ケーブルを交換したためとは考えにくいし、かといって他の原因が思い浮かぶわけでもありませんが、何はともあれ精神衛生的にはスッキリしました。)
外したStatementはヘッドフォンオーディオシステムにコンバートし、M1-DACに使ってみました。これでm903とM1-DACともにStatementによる給電という形になりますが、予想通りStatementのカラーが色濃く出ました!図太くて深い低音、濃くて力強い中音はやっぱりNBSですね。情報量や解像力についてはPLMMにやや劣っているものの、それを補って余りある個性があります。
ヘッドフォンオーディオシステムの方は、この組み合わせがベストかな。待て待て、どうせなら残りのiD100用外部電源もNBSにしてALL・NBSにトライしてみたいような...。でもiD100用外部電源って小さくて軽いので、NBSは使えないんですよね...。いや、2〜3Kgほど重りを乗せれば何とかなるかな?う〜ん、どうしよう...(^_^;)
もう一つ実施した改善策については、また次回にでも。