memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

AC LANDA改#3はなかなかのもの

土曜日にP-037が届いたので、先にC-037に交換済みのコネクタ部に続いてプラグ部の交換を実施。



P/C-046へ交換した時にも感じたことですが、オヤイデのこのシリーズのプラグ/コネクタって交換直後はイマイチですが、1日経つとそれなりに聞ける音になり、丸2日間通電するとほぼ本調子に近い音になるようです。
P/C-037もやはり同様で、日曜日にも一応聴いてはみましたがもう一つだったので聞き流すことにし、本番の試聴は月曜の夕方に実施。


結果:コネクタをC-037に交換した時とは比較にならないくらい音が変わりました!

  • 情報量や解像力が明らかに増しています。高音は倍音成分が増え、かつ繊細になり、低音はより深く沈みつつもきっちりと分離してします。
  • 高音の元気さが増した分、音のキレも多少良くなってきました。
  • 心持ち(奥行き方向に)拡がったサウンドステージに、楽器の音像がシャープに結ばれます。左右はもちろんのこと、前後の定位感がとても良いです。
  • 低音はあきらかに力強さを増しました。しかしながら緩く膨らむことなくタイトな低音です。
  • シンバル等の鉄の音が気持ちよさを増し、ピアノの高音は(銀素材っぽい?)煌びやかさを増しました。
  • 女性ボーカルの艶っぽさはP/C-046に比べるとやや低減したものの、不満を感じない程度には残っています。


当初の目標だった音のキレに関しては8割程度の達成率という感じですが、音全体としてはとても良くなったと思います。
唯一引っ掛かるのはピアノの高音が若干キラキラしすぎる点ですが、“キンキン”ではなく“キラキラ”だし、現状耳障りという感じではないので、しばらく様子を見ることにします。


それにしてもここまで変わるとは思いませんでした。やっぱりAC LANDAの線材とロジウムメッキのプラグ/コネクタって相性が良いのかもしれませんね。


私のように「ジョデリカの960RHには手が出せなくってもオヤイデのP/C-037なら何とかなる」というAC LANDAユーザーもいらっしゃると思うので、興味がある方は試してみられては如何でしょうか。(無論、自己責任と言うことで)


と言うわけで、AC LANDAに関しては、P/C-004〜P/C-046という変遷を経て、ようやくP/C-037で落ち着きましたが、せっかくのP/C-004とP/C-046を死蔵しておくのも勿体ないので、ヘッドフォンオーディオシステムのm903に使用しているNBS Statement(中古で購入した際にはマリンコの型番不明のコネクタと、ワッタゲートSG-330のプラグがついていた)のプラグ/コネクタをP/C-004に交換してみました。



このStatement、音はもう一本のStatementと大きくは変わらないのですが、プラグ/コネクタがオリジナルではないので「もしかして偽物?」と思っていたものです。早速プラグとコネクタを外してみてみたところ、(多分)銅の単線が2本撚り合わさった導体が3本という構造でした。NBSって銀単線かと思っていたので「???」。
何やら偽物である疑いが濃くなりましたが、本当のところはどうなんでしょう?


まあ個人的には音が良ければどっちでもいいか...という感じなので、真偽の程は横においておき、とっととプラグ/コネクタを交換。P/C-004は新品ではありませんがしばらく使用していなかったので一晩通電し、翌日の夜に聞いてみました。


「おおっ、何か随分違う感じ!」


先のP/C-037ではありませんが、やっぱり情報量と解像力が高まっています。特に一つ一つの音の分離感が凄く良いのが印象的。また、音の濃さや中低音の力強さは健在なのですが、高音が良い意味で軽くなり、それが全体のスピード感につながっている感じです。低音が締まったため量感は若干減ったものの、より深い低音は以前よりも出ているよう。


しかもAC LANDAに使用した時に感じた“違和感(まとまりの悪さ)”は感じません。強いていうなら高音のキャラと中低音のキャラが異なっている感はあるのですが、それが違和感にはならず、何やら絶妙にバランスがとれているように感じます。
AC LANDAにしても、このStatement(?)にしても、どちらも銅線なんですけど、やっぱり相性ってあるんですね〜。


「これは過去最高かも♪」


この音なら、Statementが例え偽物だったとしても問題ありません。個人的には十分に価値のある音を出してくれています♪


ちなみにヘッドフォンオーディオシステムで使用しているアイソレーショントランス(AIT-160TW)の出力コンセントは、現在オヤイデのR1とSWO XXX ULTIMOという構成になっており、iD100用外部電源(AET SIN AC)とm903(NBS Statement(?) with P/C-004)をXXXに、M1 DACNBS Statement)をR1につなげています。ケーブルをつなぐコンセントによっても音が変わるはずなので、今度は最適な組み合わせを探ってみたいと思います♪
楽しみは尽きませんね♪