memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063Z)を導入しました♪

昨年9月に導入したTAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD
開放f値が2-2.8と小さいので、ボケ感が楽しめて薄暗い光でもシャッタースピードを稼ぎやすく、またニコンに比べると描写が柔らかくて、特に絞り開放時の画に絵画っぽい味わいがあるのがお気に入り♪

ただし大きくて重いレンズなので、Z8につけるとボディと合わせて2kgを超えてしまい、お世辞にも携行性が良いとは言えません。

だったらZfにつければ良いではないかと思うわけですが、ボディが軽く小さい分、レンズの大きさと重さとのバランスが良いとは言えず、むしろZ8につけた方がバランス的には使いやすいのです。

軽量コンパクトで気軽に持ち出せるズームレンズとしてNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを持ってるけど、f/2-2.8に慣れてしまうとf/4-6.3って被写界深度が深く感じてしまうのですよね。

描写もS-Lineのレンズ程かっちりではなく、かと言ってTAMRON程柔らかくはなく、旅行なんかの時の記録用としてはこれ1本あれば十分という利便性はあるけど、意識して写真を撮る場面では中々手が伸びません。


そこで軽量コンパクトで明るいズームレンズをもう1本導入しました。
それがTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063Z)です。


以下はTAMRON 35-150mm、TAMRON 28-75mm、NIKKOR Z 24-200mmのサイズ&重量を比較したものですが、今回導入した28-75mmはZ 24-200mmとほぼ同じサイズ&重量で、35-150mmよりも小さくて軽いです(重さは半分以下!)。

ボディ 35-150mm 28-75mm Z 24-200mm
最大径 89.2mm 75.8mm 76.5mm
長さ 160.1mm 119.8mm 114.0mm
質量 1,190g 550g 570g

最大絞り値もf/2.8通しなのでZ 24-200mmより1段以上明るいです。

最大絞り 35-150mm 28-75mm Z 24-200mm
WIDE 2.0 2.8 4.0
TELE 2.8 2.8 6.3

また最短撮影距離が短く最大撮影倍率が高い点もこのレンズを選んだ大きな理由で、Z 24-200mmの最短撮影距離がWIDE端で50cmなのに対して28-75mmは18cmと32cmも短く、最大撮影倍率も0.37倍とハーフマクロ程ではないけど結構近い程度まで拡大して撮影することができるのです!

最短撮影距離 35-150mm 28-75mm Z 24-200mm
WIDE 0.33m 0.18m 0.5m
TELE 0.85m 0.38m 0.7m
最大撮影倍率 35-150mm 28-75mm Z 24-200mm
WIDE 1:5.7 (0.16倍) 1:2.7 (0.37倍) ※※
TELE 1:5.9 (0.17倍) 1:4.1 (0.24倍) 1:3.6 (0.16倍)

※※:非公開

なお最短撮影距離はセンサー面から被写体までの距離になるので、実際的なワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの距離)は最短撮影距離 18cmからレンズの長さ(約12cm)を引いた6cmとなり、フィルターとフードの厚みを考慮すると被写体から数cmまで寄って撮影することが可能!
※実際に試してみたけどレンズにぶつかるのではないかと思うくらい近寄れました!

さらに普通のズームレンズの最大撮影倍率はTELE端の方が大きいのですが、28-75mmはWIDE端の方が大きくなっているので、WIDE端の28mmはワーキングディスタンスの短さも合わせ、準マクロレンズ的に使うことができるのです♪

欲を言えばTELE側が105mmとかだったら嬉しいけど、そうすると必然的にレンズが大きく重くなるので致し方ないところです。
まあどうしても75mm以上が使い時は35-150mm(あるいはZ 70-200mm f/2.8)を持ち出せば良いだけですから。

ちなみに価格はNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S(所謂大三元の標準ズーム)の半額以下なのでお財布にも優しいです♪


昨日届いたのでZfにつけてみました(NiSiのCPLフィルターをつけています)。

持ってみたバランスは良い感じだし、この重さなら取り回ししやすく携行性も高いです♪

35-150mmをつけたZ8との比較はこんな感じで、二回りくらい小さいかな。


早速クルマで30分弱くらいの所にあるひまわり畑まで行って試し撮りしてきました。

残念ながらちょっと風が強かったのでマクロ的な使い方は試せなかったけど(ひまわりが風で動いてピントが合わせられない)、絞り開放時の画は35-150mmと近い感じだったので一安心。

今後はAFズームはこのTAMRON 28-75mmが、MF単焦点はVoigtländer NOKTON 40mm F1.2がメインレンズになりそうです。


富山市婦中町長沢のひまわり畑









※全てレタッチしています。