Nikonのレンズ交換型カメラのバッテリーは、一眼レフのフラッグシップ機(D6)とミラーレスのフラッグシップ機(Z9)の2台以外は、EN-EL15系が使われています。
このEN-EL15系バッテリーの初代 EN-EL15は、2011年に購入したNikon1 V1に使われていたバッテリーで、その後EN-EL15a→EN-EL15b→EN-EL15cと進化し現在に至ります。
2019年に購入したZ6にはEN-EL15bが使われていたのですが、Z6のバッテリーの持ちが思っていた以上に悪かったため、純正のEN-EL15bを2本、更にはEnelifeの互換バッテリー(容量が純正より2割くらい大きかった)2本&2本同時充電可能な充電器のセットも購入しました。
そして昨年(2023年)購入し現在使用しているZ8とZfは、どちらのバッテリーも最新のEN-EL15cとなっています。
15a〜15cのバッテリー容量は次の通り。
EN-EL15a | 1900mAh | USB充電不可 |
EN-EL15b | 1900mAh | USB充電可能 |
EN-EL15c | 2280mAh | 容量20%up |
最新の15cは15a/15bよりも容量が20%増えたので、バッテリー喰いのZ系ボディにはありがたいです。
※15aと15bの違いはUSB充電(カメラ本体に入れた状態での充電、USB給電のバッテリーチャージャーでの充電)の可否です。
ちなみにZ8/Zfでは15a〜15cのいずれも使用可能ですが(以前使っていたバッテリーが使えるのは有難い!)、Z6で使えたEnelifeのEN-EL15互換バッテリーは認識されず使えなくなっていました... ( ; ; )
互換バッテリーは使わないに越したことはないんだけど、Enelife(日本の企業)はそこいらの中華系互換バッテリーとは違って信頼性(安全性)が高く純正に近い品質だと思っているし、バッテリー容量が2250mAhと15cとほぼ同じだったので、使えなくなったのは正直残念です。
※Enelifeはダイソンやマキタの互換バッテリーが有名で、私もダイソンDC35用とマキタ用18Vを使っています。DC35用は、2回目の充電で壊れた中華製互換バッテリーとは違い、使い始めて5年経つけど一度もトラブったことはないし、マキタ用も全く問題なく使えています。
Enelifeの互換バッテリー2本が使えなくなり、予備バッテリーが15b 2本だけでは少し心許なくなったため、Zf導入時に純正の15cをもう1本購入しました。
と言うことで現在Z8/Zfで使用可能なバッテリーは、15cが3本(Z8/Zf付属品を含む)、15bが2本の計5本なのですが、これら5本を充電するためのバッテリーチャージャーにはZ6使用時に追加購入した純正バッテリーチャージャーMH-25a(AC100V給電、出力は1.2A)を使用しています。
※Z8とZfにはバッテリーチャージャーが付属していません。
Enelifeの充電器も使えるけど、充電出力が低く(出力は1本充電だと700mA、2本同時充電だと500mA/本)充電に時間がかかるため、普段は使っていません。
そもそも撮影に持ち出すのはZ8かZfのどちらか1台だし、長くても3時間くらいしか撮影しないので、バッテリーチャージャーはMH-25aだけで事足りているのです。
※フル充電したバッテリーをカメラ本体に入れ、予備バッテリーを1〜2本持っていけば十分です。
ただ、今は母の介護があるので実現できないけど、スイスポに乗って撮影しながら日本各地を周るのが夢なので、AC100Vでしか充電できないMH-25aではなく、USB充電が可能な(スイスポ車内でも充電が可能な)MH-34をいずれ買わなければ...と思っていました。
そんな折、amazonスマイルSaleでMH-34がディスカウントされていたのを見つけたので、良い機会だと思い購入しました♪
3台になったEN-EL15系バッテリーチャージャーを並べてみました。
左から、MH-25a、MH-34、Enelife製です。
MH-34はUSB-C PDによる給電となりAC/DCコンバーターを内蔵する必要がなくなったので、筐体サイズが小さくなっています。
それぞれのスペックはこんな感じで、何とMH-34の出力は1.5Aになっており、MH-25a(1.2A)より25%も大きくなっていました!
まだ試してないけど、当然充電にかかる時間が短くなっているはずです。
購入前はMH-34の出力が高くなっていることを知らなかったので、自宅ではこれまで通りMH-25aを使用してMH-34は旅行用にするつもりだったのですが、自宅でもMH-34を使うことにしました。
充電時間は短いに越したことありませんからね。
※純正品故にバッテリーを痛めることもないでしょうし。