memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

カメラ周辺機材の整備② 〜一脚と一脚用雲台

Z8リコール修理中の間に整備している周辺機器の続きです。

まずは一脚ですが、先日Z MC 105mm f/2.8 VR Sのマクロ撮影試し撮りで富山県中央植物園に行った際ピント合わせに手こずったので、「一脚があった方が良いかな...」と思って購入しました。

一脚は初めて使うので、とりあえず比較的手頃な価格で評判が良かったSIRUIのカーボン製 P-326(6段 / 全高:154cm)を選択。上海からの発送でしたが5日で届きました。


一脚本体は直ぐに決まったけど、迷ったのは合わせる雲台の方。

一脚の場合、高さは一脚の長さで、左右の回転(PAN)とカメラの傾き(ROLL)は一脚の持ち方で調整できるから、雲台に求めるのは前後の回転方向(TILT)の動きだけです。

故に、自由雲台みたいな動きが完全にフリーなものは却って使いづらそうだし、一般的な3Way雲台は使わない調整機能が2つもあるため無駄ですね。

そこで最初はマンフロットから出ている一脚用雲台(クイックリリースティルトトップ)にしようかと思ったのですが、個人的には問題が2つありました。


一つはクイックリリースプレートがアルカスイス互換ではなさそうな点。

となるとZ8につけているL型プレートの下部に一脚用のプレートを重ねてつけるか、あるいはL型プレートを外して一脚用のプレートにつけ直すという運用となり、面倒だなと。

もう一つは、TILT調整部にフリクションコントロールがないこと。

これはあくまでマクロ撮影の場合ですが、TILT方向がノンストレスで動くよりも、ある程度のフリクションがあった方が調整しやすいような気がするわけです。

理想的にはヌルッと動く感じですかね。


そこで思いついたのがビデオ用のフルード雲台。

望遠レンズをつけてスチール撮影する際にビデオ用フルード雲台を使われている方がいらっしゃるようなので、一脚でも使えるんじゃないかと思ったわけです。

ちゃんとしたビデオ用(当然価格も高い)ではなくごく簡易的なやつで十分なのでamazonで探してみたら、5千円前後のものがいくつも販売されてました。

その中から、グリップにウレタンが巻かれていて長さ調節ができかつ取り外すことができるKoolehaoda VL-305Qを選んだのですが、よく見ると一つ問題が。

それはクイックプレート(アルカスイス互換)を左右から挟みつけるクランプ構造になっているため、L型プレート(前後から挟みつける)が使えないのです。

勿論、Z8に雲台付属のクイックプレートをつければ使えるわけだけど、それだとマンフロットの一脚用雲台と同様、運用が面倒だなと。

なのでamazonで販売されている他の製品も全部チェックしてみたけど、ビデオ用雲台のクランプは全て左右からの挟み込みとなっていました。
※最近はカメラで動画撮影をする場合も多いですが、そもそもビデオカメラは前後に長いので、ロングプレートをつけて雲台に乗せ、重心位置の前後調整するには左右から挟み込みむクランプでないとダメなわけです

無いものは仕方がないから、運用は多少面倒になるけどKoolehaoda VL-305Qを購入しました。


SIRUIの一脚にKoolehaodaのビデオ用雲台をつけ状態がこれ。


※プレートを左右から挟み込むクランプ構造になっています。


雲台部を手で動かしてみたけど、フルードタイプなのでヌルッとした反発力(そのお陰で滑らかに動く)があります。

ただし上級機種と違ってその反発力の強さを調整することはできないので、この反発力だとカメラを素早く動かすことはできません。

でも私は主にマクロ撮影で使うつもりだし、動くものはほとんど撮らないので問題ないかな。

Z8が戻ってきたら勿論試し撮りして見るつもりだけど、今の所は期待通りの動きをしてくれそうです♪


と言うことで一脚の件は片付いたと思っていたのですが、昨日サイトを巡回していたところいくつか表示されたビデオ用雲台の広告(ターゲティング広告)の一つが気になりました。

何が気になったのだろうと思って良く見てみたら、何とクランプの構造が前後挟み込みになっています。
※クランプ固定ネジの位置が横ではなく前後についていたので気になったみたい。

それはSmallRigの3457Bというフルードビデオ雲台でした。

SmallRigのサイトで調べてみたところ、この製品は通常のパン調整以外に360°パノラマ調整ができるタイプでした。

その調整部はクランプの下についており、クランプ部を360°回転することができるので、90°回転させれば前後挟み込みクランプとして使えるわけです。


※ケージをつけたカメラ(右)が載せられる写真が載っていました!


amazonでの取り扱いは無く、ビックカメラは取り寄せになっていたので、SmallRigの直販サイトで注文しました。

Z8が戻って来るまでに届くと良いな♪


次回は三脚用雲台についてです。



★以下はおまけ。

Koolehaodaの製品を調べていたらこんな一脚があることを知りました。

一脚だけど取り外し可能な三脚サポートベースがついているので、一脚だけで自立するみたい。

amazonを調べてみたら似たようなものがいくつか販売されていました。

三脚サポートベースを折りたたむ手間はあるしサポートベースの分だけ嵩張るけど、こういうタイプの方が使いやすそうな気がします。

とりあえずSIRUIの一脚を使ってみて、どうしても使い勝手が悪いようであれば三脚ベース付きの一脚を買ってみようと思います。