memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

仮想アースの製作 #1

最近巷では仮想アースの話題が再度盛り上がっているように思います。


私個人としては仮想アースにはさほど興味がなかったのですが、PL-Lの下に敷いているサンシャイン制振ボードのアーシングがそこそこ効果があったこと、さらにはヘッドフォンオーディオシステムに導入したゾノトーンのインターコネクトケーブルについているアース線の接続もやはり効果があったことなどから、トライしてみようかなと思うに至った次第です。


先人達のトライアルを見ると果実酒用のガラスビンを利用されているケースが多いようですが、残念ながら我が家の設置環境ではあのサイズのガラスビンを置ける場所はテレビのラック前(スピーカーの間)以外にありません。でも流石に見映えが悪いのでそれはNG。


色々検討した結果、ソファー左前のCD/DVDラック(脚つき)の下に平型形状の仮想アースを製作して置くことにしました。ケース素材がプラスチックであること、容量が果実酒用ガラスビンに比べると小さいことが気になるものの、細かいことは気にせずにトライです。


【材料】

  • プラスチック 収納 ケース ボックスタイプ 4L(6マス仕切り付) グリーンR.U.OFFICE (幅39.5x奥行25.5cm) 20135

  • 光 銅版 0.5mm×200mm×365mm HC0526

光 銅 0.5×200×365mm HC0526

光 銅 0.5×200×365mm HC0526

  • Ortofon SPK-3100 Silver 3m

[rakuten:avac:10003484:detail]

  • 家にあった木の板(25×400×5mmくらい) 2枚
  • 強力両面テープ

上記材料のうち、トルマリン原石と備長炭以外は土曜日に到着済み。トルマリン原石は今週中に届くものの、備長炭はメーカー在庫も無いらしく(人気があるみたい)7月下旬納品予定です。


肝心要の備長炭が届かないことにはどうしようもありませんが、届いたらすぐに完成させられるようにある程度の準備をしておくことにしました。


●ケースの加工 #1
届いてみて初めてわかったのですが、中に入っている仕切り用トレイを外すと、仕切り用トレイの縁の厚さ分だけ本体全高が低くなるためフタをちゃんとロックすることができませんでした。仕方が無いので仕切り用トレイの縁の部分だけをロの字状に切り離して本体に取り付けました。この切り離し作業がかなり面倒で、カッターを使って地道に作業したものの、つい力が入って一部が欠損。とは言えロの字状に完全につながっていなくても機能上の問題ありません。美しくないだけです。
※本当はブラック(1,924円)の方が良かったのですが、グリーンの価格だけが752円と激安だったのでグリーンにしました。ちなみに7/7現在、グリーンの価格は2,375円となっています。このあたりがamazonで買い物する際の面白いところですね。


●ケースの加工 #2
次にケース側面にケーブル固定用のクランプを取り付けます。最初は電動ドリルで穴開けを試みたのですが、表面で滑っているのかほとんど穴が空きません。仕方が無いのでドライバーを熱して穴を空け、あとはリーマーを使って必要なサイズ(13mm)まで拡げました。クランプの取り付け自体は簡単です。ちなみにケース上部の白い部分が仕切り用トレイから切り離した“縁”です。両面テープ(紙用)で軽く固定してあります。


●銅板の加工
当初はケースの短辺側面からケーブルを引き出すつもりでおり、ケーブルは銅板の短辺縁付近に空ける予定の穴を通してかしめ、さらにハンダで固定するつもりでした。ケーブルを固定する銅板短辺がケース内壁に近すぎると作業しづらいので、そのためのスペースを考慮して銅板を5cm切断し、200mm×315mmのサイズにカット。(元々銅板の長辺はケース長辺よりも長いので、その分も含めての5cmです)
しかしながら後で(銅板をカットした後で)考えてみれば、ラック下での設置方向を考えるとケーブルは短辺側ではなくて長辺側から引き出した方がどう考えてもベター。でも銅板の短辺は20cmしかないので接続スペースを確保するためにカットするのは何か嫌。だったらということで、当初は銅板の縁のあたりに接続しようと思っていたアース線を、銅板中央に上から接続する形に変更しました。これなら銅板は今のサイズのままでOKだし、縁に接続するよりもアースの効果が高いかもしれません。
銅板中央にアース線を接続するため電動ドリルで2カ所穴を空けました。先のプラスチックケース同様、最初は中々穴が空かなかったのですが、ドリルを強く押しつけるようにして(ビットが折れるかと思った)作業を続けることでようやく2カ所の穴開けに成功。アース線として使用するSPK-3100 Silverは2芯なので、それぞれの芯線を穴に通して裏側でかしめ、さらに穴をハンダで埋める予定。


●ケースの加工 #3
銅板カット後にアース線の接続方法を変更したことによりケースに対する銅板が相似形では無くなってしまいましたが(相似形である必要は無いと思います。単なる個人的な拘りです)、気を取り直してケース内壁へのガイド取り付けを実施。このガイドも機能的には必要ないかもしれませんが、銅板がケースに接触するのが嫌だったことと、銅板の位置をできるだけケース中央に保っておきたいという理由からです。
家の中にあった木の板を5cmにカットし、ケース内壁に強力両面テープで貼りつけます。ケースの長辺は1枚×2カ所(2辺で計4カ所)、短辺は片側が2枚×2カ所で反対側が1枚×2カ所という変則構成になりました。
※銅板にはまだ保護フィルムが被せてある状態です。


上から見るとこんな感じで銅板が収まります。この銅板を備長炭トルマリンで上下から挟み込むわけです。



本日の作業はここまで。試しにクランプにケーブルを通してみましたが、うまく固定できるようです。


今月下旬に備長炭が届いたら一気に完成させましょう♪