Bianchi Infinito CV DiskのサドルをS-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLEに交換しました。
これまではTern Eclipse P20で使っていたSELLE ITALIA C2 GEL FLOWを暫定的に移植して使っていましたが、折角なのでサドルは新調するつもりで検討していました。
最初は乗り心地の良さで定評のあるISMのPL1.1(Prologue)とかいいかなと思っていたものの、
検討の結果 fi'zi:k ANTARES VERSUS EVO 00 ADAPTIVEとS-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLEが最終候補となり、悩んだ結果POWER WITH MIRRORを選択。
www.specialized-onlinestore.jp
どちらも3Dプリンターで成形される次世代モデルと呼ばれるサドルで、座面の密度(座った時の圧力)分布を最適化して快適な乗り心地を実現しています。
調べてみたら金沢にスペシャライズドのコンセプトショップがあり、座骨サイズの測定をして適切なサイズ選択ができるとのことだったので、スペシャライズドの方を選びました。
ただPOWER WITH MIRROR は楕円形のカーボンレールを採用しているため、全てのシートポストに必ず取り付けられるとは限らないようです。
Infinitoの櫓を見た感じでは楕円形状でも大丈夫そうなのですが、確信がなかったので櫓とレールの取付部の写真を何枚か撮ってお店(スペシャライズド金沢)を訪問しました。
※写真はスペシャライズド金沢のホームページより拝借
女性のスタッフさんが対応してくれたので、座骨サイズの測定をしてPOWER WITH MIRRORを購入したいけれど、自分のバイクに取り付けられるかどうかわからなかったので写真を撮ってきた旨伝えました。
とりあえず座骨サイズの測定をしましょうということで専用のツールで測定した結果104〜109cm(3回測定)という分布範囲だったので、サイズは143mmが良いそうです。
在庫はあるそうなので次に写真を見てもらったのですが、「多分大丈夫だとは思うけれど、この形状の櫓は一部加工が必要な場合があるため、できれば実車を持ってきて欲しい」とのこと。
「面倒だなぁ...」とは思ったものの安い買い物ではないので、万が一のことを考えて翌日に自転車を持ってくることにしました。
そして翌日曜日、スイスポにInfinitoを積んでお店を再訪。
工房に自転車を運び入れて待つこと30分。ようやくPOWER WITH MIRRORが取り付けられたInfinitoが工房から出てきました♪
初見ではやっぱり加工が必要だと思われたものの、仮付けして検討してみたところ問題無さそうとのことで、結果的には無加工にて取り付けられたそうです。
とりあえず標準的な位置と角度にて取り付けたとのことで、実際に乗って具合をみてみたのですが、正直良くわかりません。SELLE ITALIAとは形状がかなり異なっているので(POWER WITH MIRRORは流行のショートノーズで座面幅もSELLE ITALIAより広い)どこに座れば良いのかがわからないのです。
スタッフさんは「座骨がサドルの広い部分に乗るように座るのが基本です」と仰るのですが、実際に座ってみてもその感覚がイマイチ良くわからない感じ。
やっぱり座っただけでは良くわからないので、暫く乗ってみて自分で試行錯誤してみることにしました。
実はスペシャライズド金沢では「BODY GEOMETRY Fit with RETUL」というスペシャライズド独自のフィッティングサービスを行っているので、近いうちにそれを受けることにし、その際サドルポジションについても調整してもらうことに。
スタッフさんからは「予約していきますか?」と言われたのですが、M-2にお願いしているステムがまだ届かないので、後日あらためて予約を入れることにしました。
その後、折角金沢までバイクを持ってきたので海岸沿いの道を走ってみることに。スタッフさんに相談したところ「健民海浜公園の駐車場に停めるとよいです」とのことだったので、Infinitoをスイスポに積み健民海浜公園を目指したのですが、駐車場の入口にはクルマの長蛇の列が!どうもプール利用者の列のようです。
流石に待つつもりはなかったので、近くで停められる場所を探すことにしナビを頼りに近所をウロウロ。結果、野球場の駐車場があったのでそこに停めさせてもらうことに。
Infinitoをクルマから降ろし、前輪を取り付け、着替えをしていざ出発。
iPhoneでGoogle Mapを見ながら海岸沿いの道を目指したのですが、海岸に向かう道の途中で砂地が現れました。乗り入れた瞬間「これはヤバイ!」と感じて直ぐに降車。舗装道路用のタイヤではとてもじゃないけど走れません。
仕方がないので自転車を押して海岸を目指したのですが、これが後々面倒なことに...。
50mほど自転車を押していくと海沿いに舗装道路が現れました。どうやら自転車と歩行者のみ通行可能な道のようです。
この道路の終点まで行って戻ってくるつもりで走り出そうとしたものの、クリートがペダルに嵌まりません。先ほどの砂地を歩いたせいでクリートに砂が入り込んでしまってペダルが嵌まらないのです。
シューズを脱ぎ、クリート内の砂を取り出すべくアスファルトに叩きつけるものの、グリスアップしてあることもあってなかなかキレイになりません。暫く悪戦苦闘した結果、何とかクリートがペダルに嵌まるようになったものの、以前のようにスムーズには嵌まらず、ガリガリという感触があります。
とは言え乗れるようにはなったので、いざスタート。
最初は割と快適だったのですが、暫く走ると砂が浮いている場所が出現。砂に乗るとグリップ感が急に無くなり、バランスを崩すと一気に転倒しそうな感じがして怖くて仕方ありません。
できるだけ砂が浮いている箇所を避けながらしばらく走ったものの、終点までの半分くらいまで行ったところで道が完全に砂に埋まっている場所が現れたため降車。
押して行けば先ほどの二の舞になるため、諦めてクルマに戻ることにしたのですが、同じ道を戻るよりは自動車が走っている舗装道に出た方が走りやすいので、Google Mapを見ながら舗装道を目指します。
ただその道に辿り着くまでの間に再び砂地が現れたため、結局は再度クリートから砂を追い出す作業をすることになったのですが、その後は舗装道だったので快適に走ることができ、問題なくクルマまで帰り着きました。
あわよくばPOWER WITH MIRRORのシッティングポジションの試行錯誤をしたかったのですが、とてもじゃないけどそんな余裕はなく、その日はよくわからないまま帰宅することに。
翌日。クリートの掃除を行った後、シッティングポジションを探るべく20kmほど走った結果、何となく感触はつかめてきたものの、走っているうちにどうしてもポジションが前にずれてきてしまいます。シートを少し前に出した方が良さそうなんだけど、近々ステムを交換する予定なので、シート位置調整はその後で行うことにしました。
ただ座骨を座面にしっかり載せる感じで走ると、確かにお尻も痛くならなさそうな感触はあるので、ステム交換後が楽しみです♪