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audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツのドレスアップ&カスタマイズ #9 〜CUSCO ストラットバー

スイスポのドレスアップ&カスタマイズはまだ終わりません。

今回追加したのは、ストラットバーです。


スイスポ用のストラットバーは何種類か出ていて、BLITZにするかCUSCOにするかで迷いましたが、最終的にはCUSCOを選びました。


理由は見た目です。BLITZのバーはブラックだけどCUSCOはシルバーなので見た目が派手だから...(^_^;

ちなみにストラットバーはストラットマウントに取りつけるタイプが多いと思いますが、スイスポ(ZC33S)用はマウントではなくボディに取りつけるタイプが多いようです。構造的にはストラットマウント自体をバーで繋ぐ方が良いと思うのだけれど、このタイプでもボディ剛性の強化にはなるのでまあ良いかと。

正直なところ効果よりは見た目アップの方が期待要因として大きかったし、価格も手頃(13,000円位でアームレストよりも安い!)なので取りつけることにしました。


事前にYouTubeで取付事例を2つほど見ていたので、すんなりとはいかないことはわかっていましたが、やっぱり取付は大変でした。



これは取付後の状態です。



これは右側(右タイヤ側)。



こっちが左側(左タイヤ側)。



右側のアップ。左右ほぼ対象なので右側を例に取付の際のポイントを書き留めておきます。



(ちょっとわかりにくいけど)明るくなっているボルトが3つありますが、ここがバーマウントをボディに取りつける箇所。説明の便宜上、左からA, B, Cとしておきます。



まずAですが、ここはタイヤハウスに手を突っ込んでボディ裏側からナットをつけなければなりません。ここのポイントは、ボンネット側からボルトを最初に入れて裏側からナットを締めるのではなく、最初にナットの位置を合わせてしまうこと。ナットを指に載せて(私は両面テープを指の先に貼ってナットが落ちないよう固定しました)ボルト穴の位置に合わせます。位置が合っているかどうかは上から見ればすぐにわかります。位置が合った状態でボルトを挿入し手で回してナットに締め付けます。ある程度締め付けたら、後はボックスレンチを使って締め込み、仮止めしておきます。繰り返しますが、最初にボルトを刺した状態でナットを手探りで締めるよりも、ナットの位置を決めてからボルトを刺して締めた方が遙かに簡単です。



Bはボディに開いているボルト穴に、製品付属のボルトで締めつけるだけなので簡単。3カ所では一番難易度が低いです。(右側と違い、左側は純正のボルトを外した後、付属のボルトで締め付けます)



問題はこのC。ここが左右ともに一番大変でした。兎に角ボルト&ナット周りのスペースが狭いので、工具が入らないし自由に動かせません。最初は手持ちの工具だけでやったのですが埒があかないのでホームセンターに工具を買いに行きました。購入したのは10mmのメガネとスパナのコンビネーションラチェット。手持ち工具に10mmのコンビネーションラチェットはあるんだけど、上と下から(ボルトとナット側の両方から)締めなければならないので1本だとうまくできなかったのです。

ただホームセンターにはストレートタイプしかなかったのでそれを買ってきたのですが、これが外れでした。ストレートタイプだとボディと干渉して締め込むのにメチャクチャ手間がかかりました。なので正解はオフセットがついたレンチを準備しておくこと。できれば2本ともオフセットがついているのが望ましいと思います。1本はラチェットタイプ(メガネだけラチェットであれば良い)で、もう1本はラチェットでなく普通のメガネで問題ないと思います。

なお(私の場合は)右側よりも左側の方が難易度が高かったです。理由は作業スペースがさらに狭いためで、ナットにメガネが嵌められなかったので、スパナと手持ちのボックスレンチ(ソケット)を併用して何とか締め込みました。正直、作業時間の大半はこのCの2カ所に費やしたと言っても過言ではありません。


A~Cを仮止めしたら、ストラットバー本体をマウントに仮止めし、最後に指定トルクで締め込みます。

AとB、およびバー本体のボルト&ナットは特に問題ないと思いますが、Cはトルクレンチを使えるだけのスペースが無いので、私は感覚に頼りました...(^_^;

幸いにしてBの締め付けトルクがCと同じ4.9N・mなので、Bを指定トルクで締め込んだ後、10mmのコンビネーションレンチで一旦90度緩め、次に90度締め込む時の締め付けトルク感を頼りにCを締めたという感じです。

ちなみに私は手持ちの3〜60N・mのデジタルトルクレンチ(自転車の整備用に買ったもの)を使用したのですが、レンチ自体の長さが短いためにAとバー本体のボルト(指定トルク57N・m)を締め付けるのが大変でした。30N・mを超える位から必要な力が増してくるのでトルクを微妙に調整するのが段々難しくなっていきます。製品自体は60N・mまで対応しているかもしれないけれど、実用上は40N・mくらいまでかな。

今後タイヤ交換(年2回)も自分でやろうと思っているので、この反省もあって27〜135N・mのデジタルトルクレンチを購入しました(スイスポのタイヤの指定トルクは100N・m)。先に買っておけば楽だったんですけど、まあ仕方ないですね。


今回の教訓。作業の難易度は工具(種類と数)に左右されます。手持ちの工具が多岐にわたるほど、作業は楽になります。

なぜ工具セットに入っている工具があんなに多いのか、実感として理解できました。


最後にストラットバーの効果についての感想を書き留めておきましょう。

  • 路面からの情報が増えた。路面から受ける細かな振動も増えたので乗り心地はやや悪化
  • 高速走行時の直進安定性がやや増したかな?
  • 荒れた路面におけるブレーキング時の暴れが減った。ブレーキングの安心感が増しました
  • ロールが少し減ったような気がする?


正直、やや変わったかなと言う位の変化です。先に書いたようにドレスアップ目的の方が大きかったし、街中(たまに高速)を走っている限りはこんなものでしょう。驚きも無ければ落胆もありません。

ただ予想外だったのはロールが減った気がすること。ストラットバーをつけるとロールは増えると思ったのですが...。


まあ何にせよ、エンジンルームの見栄えが良くなったのは嬉しい限りです♪