memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

スイフトスポーツを選んだ理由

一昨年のゴールデンウィーク以降、母の入退院対応や実家リフォームの準備で富山に行かなければならないことが増えました。新幹線を降りた後の足が必要なので富山駅ニッポンレンタカーでSSクラス(フィット、スイフト、ノートなど)を借りるのですが、その際一番多かったのがスイフトでした。


スイフトは東京でレンタカーを借りた際に乗ったことがありました。通常のドライブモードだとトロい走りだけど、スポーツモードにするとかなりキビキビと走るし、高速道路での車線変更や、コーナリングでの挙動が凄く安定していて運転しやすく、良い印象を持っていました。

富山駅ニッポンレンタカーではスイフト以外にもいくつかの車種に乗りましたが、スイフトが一番好きでしたね。


最初はノーマルのスイフトが多かったのですが、ある時茶色っぽいスイフトが準備されていました。変な色と思いつつ実家に向かって運転し始め、スポーツモードに入れようと思ってスイッチを探したのですがついていません。でも出足は良いしアクセルを踏んだ時の加速感がいつも以上にありました。

信号で止まった際にシフトレバーをよく見てみたところ、一番下にMTとあります。その時はそれがマニュアルモードだとは知らず、良くわからないので普通にDモードで運転しました。Dモードでも全くストレスがありませんでしたからね。


そして次に借りた時はブルーメタリック色のスイフトが用意されていました。運転席に座ると前回同様MTモードがついています。今度は車内を色々観まわしてみたところステアリングの後にプラスとマイナスの表示があるノブみたいなものがあることに気がつきました。

「もしかしてパドルシフト?」と思い、実家についてからネットで調べてみたところ、スイフトスポーツにパドルシフト(MTモード)がついていることがわかりました。


翌日、シフトレバーをMTモードに入れてパドルシフトで運転してみました。


「面白い!」


これまで買ったクルマは全てマニュアルでした。ギアを選べないのが嫌なのです。

確かにATは楽なんだけど(特に渋滞時)、勝手にギアチェンジするし、今どのギアに入っているのかもわかりません。エンジンブレーキをきかせようと思ってもODを解除するくらいしかできないのが嫌なのです。

でもMTモードがついていれば、楽しく走る時はMTモードで、楽に走る時は通常のATモード(Dモード)という感じで選べるわけです。


スイフトスポーツっていいな♪」と思いました。

でもその時はまだ実家に戻る予定ではなかったので、まさかスイフトスポーツを買うことになるとは思っていませんでしたけどね。


その後、東京を引き払って実家に戻ることに決め、リフォームの手配をし、9月頃になって「そうだ、クルマがいる」と気がつきました。そしてその時思い浮かんだのがスイフトスポーツでした。


実家は大通りから路地を入った先にあるのですが、その路地が狭いために大きなクルマは入れません。以前アルファ156に乗って実家に帰った際には、ドアミラーを格納しないとミラーを擦りそうな感じでした。

故にクルマを買うと決めた時、コンパクトカーを選ぶことは必然だったので、好印象だったスイフトスポーツが最初に思い浮かんだわけです。


ちなみにアルファロメオも調べてはみましたが、今や147とかはもう無くってMitoしかありません。でもMitoって顔が好きじゃないんですよね。

輸入車を選ぶとしたらメンテを任せられるショップ(ディーラーを含む)が近くにないと怖いので、輸入車ディーラーが実家の近くにない時点で輸入車を買うつもりはなかったのですが、念のためにアルファロメオだけは調べてみたという感じです。


ということでほぼスイフトスポーツにするつもりでした。次善の策はMAZDA2(あるいはCX3)です。


実は私はHONDAファン(だったの)で、国産車はHONDAしか買ったことがありません。

  • ビガー:最初に購入したクルマです。アコードの兄弟車でライト周りのデザインがカッコいい方のビガー(3ドアHB)を選びました。モーターレース(F2)が好きで、自然とHONDAファンになっていたのがホンダ車を選んだ理由。ビガーに乗ってよく鈴鹿サーキットに行きました。今だから書けるけど、触媒を外しストレート化してANSAのマフラーをつけ、アクセルを戻した際の「パン、パン、パン」という音を楽しんでました♪
  • アコード・エアロデッキ:3ドアHB/1.8ℓ DOHC、CVデュアルキャブ、4輪ダブルウィッシュボーン、車速感応型パワーステアリングなど、アコードなのにかなり先進的なモデルでした。形としては3ドアハッチなんだけど、後席が異常に広かったです。
  • プレリュード(4代目):アイルトンセナがCMをしていたモデル。2.2ℓ DOHC VTECエンジン(H22A型)を搭載し、5400rpmでハイカムに切り替わった途端、”カーン”というエンジン音となり7900rpmまで一気に吹け上がった。これまで乗ったことがあるクルマの中で最も好きなエンジンです。また電子制御の4WSを搭載し、3ナンバー化(全幅1765mm、全長4440mm)したにもかかわらず最小回転半径は4.9mと小回りがききました。インパネ周りも未来的で、エンジンをオフにすると完全にブラックアウトする電子表示式でした。これは女子受けが良かったです。

※この後、アルファ156に一目惚れして衝動買いすることになります。スタイリングもさることながら、2.5ℓ V6・DOHCエンジン(1970年代設計のV6・SOHCエンジンがベース。当時にしては古くさい設計)の、回転を上げていく時のエンジン音の変化は本当にセクシーだったと思います。

でもニッポンレンタカーで借りたフィットは全然面白みがなく、運転するのがつまらないクルマでした。今のホンダには昔のホンダが持っていたアグレッシブさの欠片も見当たらないので、今回は候補にも挙げませんでした。


話が逸れましたが、とりあえずスイフトスポーツを第一候補として実家近辺のディーラーを検索し、2つあったディーラー(スズキアリーナ系、スズキワークス系)のうち、ワークス系を選んで電話して話を聞きました。

価格も予算内だったので、11月の実家荷物の搬入で富山に帰る際に店に出向いて購入契約した次第。


当初は最短で年末、遅くとも年明け10日くらいに納車できるのではという話でしたが、結局1月28日になったのは先日書いたとおりです。



納車され、実際に運転してみると、レンタカーのスイフトスポーツとは結構違っていました。無論、良い方向でです。

その話は次回に。