スイフトスポーツはレンタカーで何度も乗ったので、契約の際に試乗はしませんでした。
しかしながら、帰りにカタログをもらい自宅についてから見てみたところ、内装がかなり違ってました。コックピットにはカーボン調のガーニッシュがあしらわれているし、スピードメーターとタコメーターの間にマルチインフォメーションディスプレイなるものがついています。シートもセミバケットタイプです。
また外観も違い、ブリスターフェンダーになっていて迫力があります。その分車幅が広く、調べてみると3ナンバーでした。知らなかった...。
自宅までの路地をサイドミラーを格納せずに通れるかなという不安が過ぎりましたが、アルファ156よりは30mm狭いしサイドミラー自体も156よりは小さそうなので、多分大丈夫でしょう。最悪ミラーを格納すれば良いですからね。
あと気になったのはZC33Sは6ATとなっていること。確かレンタカーは7ATだったのでネットで調べてみたら、なんと前モデル32Sの7速AT(CVTでマニュアルモード付き)のようでした。エンジンも1.4ℓターボではなく1.6ℓのNAです。
でも外観と内装は現行モデルのスイフト(スポーツではなくノーマルの)だったんですよね。少なくともステアリングコラム周りのスイッチレイアウトは前モデルではなく間違いなく現行モデルだったし、どうもよくわかりません。
いずれにせよ、私がレンタカーで乗ったスイフトスポーツは現行モデルとは違うということだけは明らかなわけで、納車されて実際に運転した際に随分違うと感じたのはある意味当然だったと言えます。
では具体的な感想はというと、次の通りです。
※納車は純正アルミホイール+スタッドレス(ブリヂストン・ブリザックVRX2:195/45R17)でお願いしました。純正のコンチスポーツは使わないので(夏タイヤは205もしくは215サイズにするつもり。当然アルミホイールもそのサイズに合ったものを買います)ディーラーに差し上げました。なのでスタッドレスを履いている状態での感想となります。
※私は古い人間なので、機械には慣らしが必要だと思っています。クルマのエンジンについては、1000Kmまでは3000rpmに抑えて走り、その後500kmごとに1000rpmずつ上げていくつもり。従って以下は3000rpmまでしか回していない状態での感想です。
- ボディ剛性が高い:これはドアを閉めた時の音、走行中に凸凹路面を通る時の感覚から明らかに感じました。レンタカーのスイスポより明らかに剛性が高くなっています。余談ですが、ドアを開けて運転席に座りドアを閉めた時に感じる空気感ってやつがあると思っていて、未だに覚えているのはホンダプレリュード(4代目)が納車されて最初に乗り込んだ時に感じた空気感。同じホンダ車のビガー、アコードエアロデッキとも違ったし、アルファ156とも違うのですが〜具体的にどんな感じかを言葉で表すのは難しい〜、スイスポから感じた空気感は、プレリュードのものに近い感じがして懐かしい記憶がよみがえってきました。
- 低速トルクが凄い:Dモードでディーラーから通りに出てアクセルを踏み込んだ時、想定以上の強い加速を感じました。レンタカーのスイスポも低速のトルクがあって運転しやすかったけど、その比ではありません。低速域のトルクはアルファ156よりも強いように思います。もしかしたらこれまで買ったクルマの中で低速のトルク感は一番強いかもしれません。流石、2500rpmで23kg・mのトルクを出すエンジンだけのことはあります。
- ステアリングはナチュラル:町中を走っただけではありますが、切った分だけ素直に曲がる感じで違和感はありません。でもステアリングを通して伝わる路面情報は(スタッドレスタイヤの影響があるかもしれないけど)やや甘い感じがします。
- 足回りからのフィードバックが柔らかい:これはスタッドレスの影響もあると思うけど、路面の当たりは柔らかいですね。ギャップでのサスの感触も思っていたより柔らかいです。これなら母を乗せても不快には感じないと思うので良かったです。
- シートのホールドが良い:レンタカーは普通のシートだったのでセミバケットは初めてとなりますが、ホールド感が良いです。身体がスポッと収まる感じ。でもシートの調整は前後/シートハイト/リクライニングしかできないのがやや残念。ランバーサポートの調整が出来れば良かったのに...(>_<)。多分だけど長距離を走ると腰が痛くなりそうな気がします。2月下旬にマンションの引き渡しで東京に行く予定で、慣らしも兼ねてスイスポで行くつもりなんだけど、腰は大丈夫かなとやや不安が...。
- 後方視界がイマイチ:純正のバックミラーにアルファ156で使っていた後付けワイドミラーをつけた前提での感想ですが、前方視界は良いけれど後方視界はイマイチです。ワイドミラーにしているにもかかわらずリアの右サイドウィンドウ越しの右後方はほとんど見えません。
- メーター類の視認性は悪くない:タコメーターとスピードメーターの視認性は悪くありませんが、中央のマルチインフォメーションディスプレイの表示項目は、正直どうかなと思います。MTモード時のギアポジションと、速度のデジタル表示は良いとして、その他の色々な項目〜燃費関係、平均車速/走行時間、モーション表示、パワー/トルク表示、アクセル/ブレーキ表示、ブースト/油温表示、時計はほとんど使わないかなぁ。実は燃費関係の項目の中に航続可能距離というのがあって「これはいいな」と思っていたのですが、かなりいい加減(多分実際よりもかなり短く出る)であることが判明。というのは、今日ガソリンを満タンにしたら26ℓ入ったのです。タンクは37ℓなので11ℓの燃料が残っていたのに、ガソリンを入れる直前の航続可能距離は50kmでした。ちなみに平均燃費は11.3km/ℓという表示です。だったら11ℓあれば80〜120kmくらいの表示が妥当だと思うんですよね。正直、航続可能距離ではなくて残燃料を正確に教えてくれる方がはるかに嬉しかったです。
- ハザードランプのスイッチが遠い:これはレンタカーの時から思ってましたが、ハザードスイッチの位置が遠いので使いにくいです。
- リアシートが思っていたより広い:コンパクトカーなのでリアシートは狭いだろうなと思ってましたが、そんなに狭くはないですね。リア右側のシートに座ってみたけど、頭が天井につくことはないし(私の身長は173cm)、足下もギチギチという感じではありませんでした。でもリアシートに大人3人は流石に(幅が)キツそう。
まだ3000rpmまでしか回していない段階ではありますが、とても満足しています!思っていた以上に走りの質感もモノとしての質感も高いです。
上で書いたように、2月下旬に東京までスイスポで行くつもりなので、その後に全方位モニターカメラ(ナビのディスプレイと連動)とオーディオ関係、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従)等の感想をアップしたいと思います。