790cc-7の替刃交換が近づいてきているので(前回の交換から21ヶ月経過しているのでもうすぐアラームが表示されるはず)、替刃を準備しようとamazonを訪問。
交換用の替刃は正規品が約4800円で並行輸入品が約4300円でした。前回は並行輸入品にして問題なかったので今回もそうしようと思ったのですが、790cc-7は2013年12月に購入したので約3年半が経っています。もし今回替刃を交換すると5年以上使うことになるわけで、ちょっと長いなぁと...。
確かブラウンシェーバーはシリーズ7からシリーズ9にフルモデルチェンジしているし、替刃を買わずに本体ごと買い替えようかなとシリーズ9を検索。すると最上位機種は9297ccで価格は約4万円だったのですが、amazon限定の9292ccというモデル(機能は9297ccと同じで本体の塗装仕上げだけが違う)があり、価格は約3万円と通常品よりも1万円も安い価格設定になっていました。(クーポンを使うとさらに1000円安くなります)
どのみち替刃を買おうと思っていたので、実質的な差額は2万5千円です。シリーズ7のマイナーチェンジモデルへの買い替えだったら二の足を踏むけど、今回はフルモデルチェンジなのでこのくらいの金額なら買い替えた方が気分も良いなと思って、ポチッと!
翌日到着したので790cc-7と比較してみました。
左が790cc-7で、右が9292ccです。
activatorXからProsonic(シリーズ7の原型)にモデルチェンジした時は基本デザイン自体が劇的に変わりましたが、今回はその時ほどではなく、シリーズ7の基本デザインを踏襲した形で進化させたという感じです。
大きさは一回り(2mm〜5.5mm)大きくなっていますが、本体重量は210gで変わっていません。
シリーズ7との最大の違いはヘッドがハイブリッド5カットシステムとなり、厚みが大きくなったこと。昔は1つの内刃しかなかったのにフルモデルチェンジするごとに機構が複雑になり、それに伴ってヘッドの厚みも大きくなってますね。
シリーズ7のデザイン上の特徴だった本体テールの円形表示部がなくなり、胴体に移行。ブラックエリアから浮き上がるようなブルーがカッコいいです。ちなみに上部にある円形部が電源スイッチです。
キワゾリ刃は機構も位置も全面変更です。シリーズ7のキワゾリ刃は本体に垂直に立ち上がる形で正直なところ使いやすいとは思わなかったのですが(しかもこの部分が壊れやすかった)、シリーズ9ではオーソドックスな形になりました。ただし表側ではなく裏側にあるのが特徴ですね。
ヘッドの角度ロック機構も変わりました。シリーズ7ではヘッドのサイドにあったスライドロック(ちょっと汚いですが)が、シリーズ9では本体表側に移動し断然使いやすくなりました。シルバーの大きなボタンがそれで、下にスライドするとヘッドの角度(5段階)がロックされます。
シリーズ7の売り物の一つだった音波カスタムボタン(ヘッド振動幅切り替え機能)はシリーズ9では無くなっています。個人的にはほとんど使いませんでしたが、大半のユーザーがそうだったのではないかと。意味のない機能は淘汰される運命なのです。
背面にある2カ所の充電用端子(銀色の小さな端子)の幅が変わっています。またヘッドの大きさ自体も変わってしまったため、シリーズ7とシリーズ9では自動洗浄システムの互換性がありません。
新しいモデルを買った際にはバックアップ用としてそれまで使っていたモデルを1台だけ残しておくのですが(今回は790cc-7をバックアップ用に残して、これまでバックアップ用に残しておいた790ccは廃棄)、自動洗浄システムに互換性がないのでシリーズ7用の自動洗浄システムも残しておかないとなりません。ただでさえいろんな物が入っている洗面台下のスペースがさらにカオスになって嫌なんだけど仕方ないですね。
自動洗浄システムのデザインも一新。シリーズ7用の物よりもサイズが大きくなり、洗浄用アルコールカセットの脱着が前面から背面に変更になりました。デザインはカッコ良くなったけど、場所は食うしカセット交換がやりにくくなったので使い勝手は悪くなったと思います。ちなみにシリーズ7(790cc-7)にあったクイック洗浄モード(洗浄だけして乾燥しない)は無くなりました。ヘッドが濡れた状態だと持ち運べないから一度も使いませんでしたが、音波カスタムボタン同様意味の無い機能だったのでしょう。
シリーズ7は原型モデルであるProsonic(BS9595)を含めると3モデル使用しましたが、マイナーモデルチェンジによって使用感が大きく向上するということはありませんでした。
でも今回はフルモデルチェンジなのでそれなりに期待していたのですが、シリーズ7との差は想像していたよりも大きかったです!
- 音が静かになった。
- 肌への当たりが柔らかくなった。
- ひげをカットする時の感触が軽くなった。
- これまでは“線”で剃っていたのが“面”で剃っているような感じになった。
- そり残しが少なくなったためか、ひげ剃りにかかる時間が少し短くなった。
790cc-7の内刃/外刃は交換時期が近づいているので当然新品時よりも切れ味が悪くなってきています。その分差し引いて考えなければなりませんが、当たりが柔らかくなり、面でそっているような感じになったのはシリーズ9の特徴であり、使用感は明らかにシリーズ7とは違ってますね。
もう少し使い込んでみないと断言はできませんが、現時点での印象ではブラウン史上最高の使用感かと。買う際には、3年半で買い替えるのは無駄遣いかなという思いも少しありましたが、実際に使ってみたらそんな思いは吹っ飛びました!もっと早く買い替えても良かったくらいです♪
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