我が家で日常的に使用している包丁研ぎ器は京セラのセラミック ロールシャープナー ファインプレミアシリーズ RS-20-FPです。包丁の切れが悪いなと思ったら、引き出しからこいつを取り出し包丁を前後に10回ほど行ったり来たりさせるだけで、包丁の切れがある程度回復します。
京セラ セラミック ロールシャープナー ファインプレミアシリーズ RS-20-FP
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でも最近その回復具合が少し落ちたような...。日記を見てみると購入したのは2007年6月なので、かれこれ7年以上使っていることになり、流石にシャープナー部分がヘタって来たのかもしれません。そこで包丁研ぎ器を新調することにしました。
同じのにしようかと思いつつも、amazonで検索して色々見てみました。同じ京セラの電動タイプもよさそうだなとか、
【京セラ ダイヤモンドシャープナー 電動シャープナー 包丁】 電動ダイヤモンドシャープナー DS-38(B423)
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ダイヤモンドシャープナーとセラミックシャープナーが3種類ついて、粗刃付け〜角刃落とし〜仕上げ刃付けが段階的にできるこいつも面白そうだなとか思ったのですが、
貝印 KAI 関孫六 ダイヤモンド & セラミック シャープナー AP0308
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最終的に選んだのはこれ。
京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30
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決め手は「1秒に150往復の音波振動で素早く研ぐ」という点ですね。これまでの電動シャープナーとは全く異なる仕組みのようです。しかも包丁用のガイドを取り外せば、ハサミやピーラーにも使えるみたい。
早速amazonに注文し、土曜日に届きました。
透明のガイド部分に包丁を入れ、ゆっくりと手前に引きます。片面概ね10秒ほどを目安にし、両面を均等に研ぐようにしろと書いてあります。何回やれば良いのかは明記してありませんが、amazonの説明には片方ずつ数回とあったので、2〜3回を目安にすればよいかもしれません。
包丁用のガイドを取り外したところ。使用した後写真を撮ったので使用感があります。
包丁用研ぎ面(平面)の裏側にはRのついた研ぎ面がついています。鎌等の曲がった刃につかうのかな?
早速使ってみました。
- 包丁用のガイドに刃を入れて引っ張るわけですが、刃をどこまで(どの程度奥まで)押し込めば良いのかわかりづらいです。奥に押し込むほどシャープナー部分に対する包丁の押しつけ具合が強くなるため、モーター音が低く(つまりは振動数が減る)なります。これは推測ですが、音が大きく変わらないくらいの位置に止めておくのが良さそうな感じ。
- 刃の右側面は、包丁を外側から入れるのでやりやすいものの、左側面はシャープナー手前から外側に向かって包丁を入れることとなり、少しやりづらいです。
- 押し込み具合を一定にしつつ、ゆっくりと等速度で包丁を引くのは意外に難しいです。どちらかに気を取られすぎると、もう一方が疎かになってしまいます。ある程度慣れが必要ですね。
- 包丁の刃の手前側数センチはガイドに引っ掛かって研げないので、ガイドを外して研ぐ必要があります。尤も、刃の根元や角部分を使わないのであればわざわざ研がなくても良いかもしれません。
- 動作音はそれなりに五月蠅いです。夜中に使うのは気が引けるかな。
- 今回は研ぎませんでしたが、片刃包丁も研ぐことができます。通常の簡易シャープナーだと両刃のみ対応のものが多いので、その点は便利ですね。なおセラミック製のシャープナーなので、セラミック刃は研げません。あくまで金属刃のみ対応ですのでご注意の程。
コツをつかみたかったのでまとめて4本研いでみましたが、研ぐ力が思った以上に強いので、包丁の刃面をいかに均等に研ぐかが使いこなしのポイントになりそう。とりわけ、押し込み具合と刃を引く速度を両方とも一定に保つのが重要かと。でないとが、場所によって研ぎ具合にムラが出てしまいますからね。
ちなみに4本も研ぐとシャープナー部分はそれなりに汚れていたので、使用後に分解洗浄しました。
で、肝心の切れ味ですが、刃の部分を傾けた爪の表面に置いてみたところ引っかかり具合は抜群なので、かなりきっちり研げているようです。肉眼で見た感じも結構良さそう。
それから夕食を作りがてら、実際に野菜を切ってみました。
これまで使っていたロールシャープナーよりも切れ味が良いです(まあ7年以上使ってへたっているというのも多分にあると思いますが)。でもただ切れ味が良いだけではなく、野菜表面への当たりの感じとか切った感じが、ロールシャープナーで研いだ時とはどこか根本的に違うような気がします。新品時の切れ味やプロに研いでもらった時の切れ味には及ばないものの、(情けないけど)砥石を使って自分で研ぐよりも良い感じ...(^_^;
セラミックロールシャープナーに比べると若干使いこなしテクニックは必要ですが、その分仕上がりは良いので、簡易型の包丁研ぎを買い替えようかなと考えている方には、候補の一つとしてお薦めします♪