HAP-Z1ES導入に至った経緯のところで書いたけど、HAP-Z1ESの導入理由の第一はBGM的に音を鳴らす際の手間が少ないこと(音源データ内蔵という点がポイント高し)と、CDを替えなくて良いと言う「利便性」です。
「OracleでCDをかけるのがメイン」という基本スタンスに変わりは無いので、ある程度音が良い機器であればOKだったわけで、最高レベルの音を求めてはいませんでした。
一方、オーディオを趣味にしている者として、そしてオーディオに対するスタンス(価値観)をそれなりに持ってしまっている者として、メインシステムに繋げる以上は譲れない最低線もあるし、折角導入した機器なんだから少しでも音を良くしたいという思いもあります。
で、今、2つの方向性のどちらを選ぶかで悩んでるんですね。
<方向性1>
BGM用だと割り切って、最低限の対策だけ行う。具体的には、
- 電源ケーブルの交換(持っているケーブルから選択)
- インシュレーターの使用(持っているインシュレーターから選択)
<方向性2>
少しでも音を良くするために、やれる範囲での対策を行う。
- 電源ケーブルの交換(持っているケーブルが合わなければ自作も視野に入れる)
- インシュレーターの使用(持っているインシュレーターから選択)
- 内蔵HDDをSSDに換装する(音が良いと言われているSSDに)
- 機器内部に電磁波吸収対策をする
- ヒューズをオーディオ用に交換する
ちなみにどちらの場合もインターコネクトケーブルには現在OPPO〜PL-L間に使っているNBS Serpent IIIを持って来て、OPPO〜PL-L間にはWireWorldのバランスケーブルを使う予定。新しいケーブル導入までは行いません。
まあ普通の機器だったら「とりあえず電源ケーブルとインシュレーターだけ弄ってしばらく使ってみてからどうするかを考える」ということで問題ないのだけれど、HAP-Z1ESに関しては少し事情が異なります。
というのは、内蔵HDDに音源をコピーするのに時間と手間がかかるので、もしSSDに交換するなら音源コピーの本格的作業に入る前にやってしまった方が良いのです。でないと2度手間になりますから。
そしてどうせ変えるなら巷で音が良いと言われているSSDを使いたいけれど、例えばサムソンの850EVOの1TBって5〜6万円もするので今はちょっときついかなぁ...(~_~;)
ここで再度思うわけです。「BGM用として割り切るならSSDにしなくてもいいじゃん」と。
そうすると別のゴーストが反論するのです。「HDDって振動するし、内蔵ファンもついているからメインシステムに悪影響を及ぼすんじゃね」と。
メインシステムを使う時にHAP-Z1ESの電源を切っておけばそれで事足りるとわかってはいるものの、オーディオラックにそういう機器を入れるのは何か嫌なんですよね。
一方SSDに換装するにしても、デフォルトの状態で使うよりも一度ランダムデータを書き込んでから音源データをコピーした方が音が良いという話もあるので、どうせならそこまでやりたいですよね。
となるとHAP-Z1ESに組み込む前にやっておかないといけないので、外付け用のケース(SATAIII対応で2千円弱)が必要。一度しか使わないのに勿体ないなぁ...と思うけど、手持ちのSATAIIケースだとコピーに時間がかかるので、これは仕方ないか...。
どちらの方向性で行くか、HAP-Z1ESが届くまでの間もう少し悩んでみたいと思います。