2012年1月に購入したDyson DC35 マルチフロアが、DC16の時と同じく「すぐに停止してしまう」ようになりました。3年強の使用期間を考えると原因はバッテリーのへたりで間違いないでしょう。
このDC35は楽天で購入した並行輸入品で、購入後に書いた製品レビューが月間最優秀レビューに選ばれたため、賞品として中華製の互換バッテリーをもらいました。Dysonのバッテリーは一定期間使うとまともに使えなくなるので(容量が減って稼働時間が短くなるなら良いのですが、すぐに停止するようになるので使い続けることはできない)、いざという時のために押入の中に入れてずっと保管してきましたが、ついにその時がやってきました!
貰ってから3年以上経っているので、本体に取り付けた後、とりあえず充電開始。純正バッテリーなら充電完了後、ACアダプターのグリーンランプが消えるのですが、3時間を経過し、さらに5時間を経過しても一向にランプが消える気配は無し。過充電になるのが嫌なので充電は途中停止とし、早速使ってみました。(ちなみにACアダプタのコンセントにはトグルスイッチ付のコンセントアダプタを取り付けてあるので、そのスイッチを切れば充電は停止できます)
新品のバッテリー故、心なしか吸引力も上がった感じ。勿論、すぐに停止してしまうこともありません。持つべきものは予備バッテリーですね。
それから2週間ほどが経過したある日のこと、掃除中にDC35がいきなり停止。どうやらバッテリー切れのようなので、ホルダーに戻して充電を開始。なお流石中華製というか、普通にホルダーにセットしただけではプラグが本体に十分に刺さらず充電されません。プラグを押し込んでやってようやく充電可能となる特別仕様です...(^_^;
前回の経験で充電が自動停止しないことがわかっているので、4時間ほど充電してから停めることにしました。で、4時間後見に行くと、ACアダプターのグリーンランプが消えています。「あれっ?」と思いましたが、自動停止するならそれに越したことはないのでスルーし、早速使ってみることに。
ところがいくらトリガーを引いてもウンともスンとも言いません。バッテリーが壊れたのかなという嫌な考えが頭を過ぎりましたが、まずは再充電してみることに。
もう一度ホルダーにセットしてプラグを押し込むとACアダプタのグリーンランプが点灯したものの、そのまましばらく見ていたところ、グリーンランプが消えてしまいました。どうやらバッテリーが正常に充電されていないことが原因のようですが、問題は何故充電されないのか(何故充電が途中で止まるのか)です。
そこでバッテリーを純正品に戻して充電してみたところ、途中で充電が止まるようなことはありません。と言うことは、ACアダプタは正常で、バッテリーの方が逝っているっぽいです。まだ1度しか使ってないのに...(T_T)
その後もう一度中華製に交換して充電してみましたが、やっぱり途中で充電が止まってしまうので諦めました。なにせ中華製ですから。もし購入したものだったらクレーム付けまくりだけど、賞品として貰ったものですしね。
とは言うもののバッテリーを交換しないことにはDC35が使えなくなってしまうので、Dysonやらamazonやら楽天やらで色々調べてみました。その結果、わかったこと。
- 現在DC35のバッテリーはDysonショップでは販売されておらず、サポートに電話をしてシリアル番号を伝えると直販してもらえるようです。確か以前は他の補充品同様にカート経由で買えたと思うのですが、並行輸入品対策で販売システムを変えた模様。まあ気持ちはわからんでもないけど、並行輸入品とは言えども正規のメーカー品なのだから(グローバルで見れば売上につながっているのだから)、例えば並行輸入品ユーザーの場合は販売価格が2割高くなるけど購入可能といった対応をして欲しいものです。Dysonって、モデル毎にモーターヘッドのジョイント箇所の形状を変えて旧モデルのモーターヘッドが使えないようにするといったような“せこい”対応が多いですよね。商品は優れているのに...。
- 楽天とamazonで売られている互換バッテリーをいくつか見てみましたが、購入可能なのはほぼ全てが中華製で、レビューを見る限り相当に当たり外れがあるようです。ちなみに純正バッテリーの並行輸入品を販売しているお店もあるのですが、今は取扱中止か在庫無しとなっています。このことから考えると、Dysonはグローバル規模でバッテリーの単体販売を中止しているものと思われます(登録顧客への直販のみ)。
- DC35を購入したお店で販売されている互換バッテリーを見てみたところ、一応過充電防止装置がついているみたい。ということは、最初に充電した時にグリーンランプが消えなかったのは何だったんだと疑問に思ってしまいますが、今の症状はバッテリーセルではなくこの過充電防止装置が壊れたために充電できなくなっている蓋然性が大。すぐに壊れるような回路をつけるなと声を大にして言いたい!
- 互換バッテリーの雄であるロワジャパンがDC35(DC31)の互換バッテリーを扱っているのですが(セルは中国製)、在庫切れのため予約販売となっていました。中身は中華製でもロワが扱う商品だったら多少マシかと思ったけど、在庫が無いのでは仕方ないですね。
う〜む。どうしましょう?
調べた結果から考えるに、Dyson製品に関しては純正品を買うのがベストのようですが、うちのは並行輸入品なのでDyson経由ではバッテリーを売ってもらえない蓋然性が大です。リチウム電池故に(国内では飛行機輸送は不可なので、多分国際便も...)海外から取り寄せるも難しそう。
こうなったらレビュースコアが少しでも良い中華製を買うしかないかなと諦めかけていたのですが、ダメもとでヤフオクで検索してみたところ、純正バッテリーが2件引っ掛かりました。1件は中古品(使用時間不明)で、もう1件は国内向けの新品です。使用時間がわからない中古品は危なくて仕方ないので、当然新品を狙いにいき、(多分メーカー販売価格よりも高値だと思うけど)無事落札。やれやれです。
落札した2日後に到着。すぐに充電して使ってみましたが、当然のことながら何の問題もありません。これであと2〜3年は大丈夫だと思うけど、次の時に純正品を入手するのは難しそうですね...。
こういう対応状況が続くのであれば、Dysonを買う際には高くても国内正規品を買っておくのが得策なわけで、結果論ですが、母にプレゼントしたDC41と、この前DC16の代わりに買ったDC61を国内正規品にしておいて良かったなぁとつくづく思いました。