memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

MA-1 DAC firmware update

事の発端は有名オーディオブログ「GRFのある部屋」さんの記事。EMM DAC2Xのアップデート(ソフトウェアアップデートとボード交換)を実施されたという内容ですが、EMM DAC2Xがアップデートできるならば、同じモジュールを使っているMA1 DACもアップデートできるんじゃないかと思ったわけです。


早速Meitner Audioの本国サイトを調べてみたところ、残念ながら2012/3/14のファームウェアしかアップされていません。そこで今度はEMMのサイトを見てみたら、DAC2Xのソフトウェアページには以下の記述が...。


There is NO Update for the DAC2X yet.


と言うことは、実は新しいファームウェアがあるのだけれどサイト上では公開していない、という蓋然性が高そう。


そこで MA1 DAC firmware をキーワードにググってみたら、とあるPCオーディオのフォーラムにいろいろ情報が載っていました。そのフォーラムのMA1ユーザーの情報では、2014.Julyバージョンと、2014.Nov.バージョンが存在しているようで、(正しいかどうかはわかりませんが)JulyバージョンはMDAT→MDAT2(アップサンプリングプログラム)へのメジャーアップデートで、Nov.バージョンは分周回路の調整(?)と3dBアッテネーションの付加というマイナーアップデートの模様。そして、Julyバージョンの効果がとても大きいのでMA1ユーザーはぜひアップデートすべし、との発言も見受けられます。


さらに読んでみると、過去にユーザーアップデート(2012バージョン?)を実施した際いろいろトラブルがあったため、公式サイト上でのユーザーアップデートは止めにして、ディーラー経由でのアップデートに絞ったともあります(ただしディーラー経由でのアップデートが困難な場合、EMMに問い合わせればアップデートファイルのダウンロードURLを送ってもらえるらしい)。


実はネットで調べている際にEMM内のMA1 DACファームウェアダウンロードURLを発見したのでこれ幸いと行ってみたら、ダウンロードファイルだけが削除されていました。(残念!)
ただこのサイトの説明を読んで1つわかったのは、シリアル6300までと6300以降では使用しているチップが違うため、ファームウェアもそれぞれに最適化したAシリーズとBシリーズの2つが存在していること。機能的には同じなんだけど、システムタイミングが微妙に異なるそうです。ちなみに私のMA1 DACはギリギリで6300以降なのでBシリーズを使うことになりますが、初期モデルと後期モデルで音が違うのかどうなのかはちょっと気になりますね。


何にせよ新しいファームウェアは間違いなく存在しているようなので、まずは正攻法で輸入元であるHigh-End(有)に問い合わせメールを出しました。
そして3日後、回答が送られてきました。


それによると、メーカーに問い合わせたところ、2015年最新版バージョンは現在テスト中で来月リリースになりそうとのこと。
ただし2015年最新版ファームウェアアップデートを行うためには、コンバーターボード、そしてプロセシングボードもアップデートを行う必要があるとのことなので、おそらくはEMM DAC2Xのアップデートと同様の内容のようです。
もしかするとDSD2X入力への対応も期待できるかもしれません。


ボード交換を伴うので費用がいくらかかるのか(数十万円?)とても気になるところですが、High-Endさんからの連絡を楽しみに待っていようと思います♪