「もしも宝くじで1000万円当たったら...」の最終回(INDIGOルート)は、残りの金額で何を買うか現在思案中。もう少し楽しみ悩んでからアップしたいと思いますが、今日はちょっと別の話を。
ケーブルの種類(カテゴリー)はいくつかありますが、個人的に好きなカテゴリー(結果、いろいろなものを試してみることが多いカテゴリー)は次の順番になります。
- 電源ケーブル
- デジタルケーブル
- インターコネクトケーブル
- スピーカーケーブル
昔々、LuxmanのプリメインとTEACのCDプレーヤーを使っている時にWireWorldのELP3(電源ケーブル)を購入したのが、ケーブルに目覚めた最初の切っ掛けでした。電源ケーブルで音が変わるなんておかしいと思っていたので半信半疑で購入しましたが、実際に繋いでみると音がエネルギッシュになったのでビックリしたものです。
最初にケーブルに目覚めたのが電源ケーブルだったということもあり、その後結構な種類の電源ケーブルを使ってきましたが、音に対する影響力が大きいということもあって、一番好きなケーブルカテゴリーとなっています。
次がデジタルケーブルです。そもそもCDTとDACというセパレート構成で無ければ不要なものだけに(クロックは除く)何となく通っぽいイメージがあって好きでした。それになんと言っても1本で良いので(インターコネクトもスピーカーケーブルも左右2本構成)、価格的にグレードの高いケーブルを入手しやすいというもの大きな要因です。
これもWireWorldのSilverStarlight3に始まって、いろいろと使ってきました。途中、クロックシステム(Rbクロック基準+マスタークロックジェネレーター)やDDCを入れていたこともあり、同時に4本使っていたこともあります。そんな関係で、休眠ケーブルの中で最も本数が多いのがこのデジタルケーブルとなっています。
これら2つのカテゴリーに比べると、インターコネクトケーブルとスピーカーケーブルは色々なケーブルを試すということは少なかったです。勿論使ってみたいケーブルは色々あるのですが、何せ高いですから...(^_^; それに、我が家のシステムを前提とした個人的印象ですが、電源ケーブルやデジタルケーブルに比べると音質の変化が小さいように思うので、その意味でも新しいケーブルへのトライアルは少ないカテゴリーとなっています。。
電源ケーブルに関しては、年末に製作したAC7000+P/C-004の自作ケーブルがいい感じで填まってくれたお陰で、どこかを変える必要性を全く感じません。また一昨年強化したインターコネクト(Nordost Valhalla、WireWorld PlutinumEclipse)とスピーカーケーブル(Chord Sarum)にも満足しており、やはり変える必要性を感じません。
で、唯一、まだ試行錯誤の過程にあると言えるのがデジタルケーブル。今使用しているNordost Valhallaの音に不満があるというわけではないのですが、いくつか試してみたいケーブルがあるんですよね。
具体的に言うと、WireWorldのPlatinum Starlight、Chord Sarum Tuned-array、AET SIN DGの3本。AETは既に2本持っているので前から試そうとは思っていたのですが、Valhallaの音に不満を感じているわけでもないためついつい後回しになり、すっかり忘れていました。先日そのことをふと思い出したので、再び忘れてしまわないうちに試してみた次第。
SIN DGは基本性能がバランス良く高いケーブルだと思っています(UX-1使用時の感想)。旧モデルのURDG75に比べるとしなやかな表現ができるようになったのも好印象で、個人的にはとても好きなデジタルケーブルです。現在はヘッドフォンオーディオシステムのCDP〜Wadia521間、BDレコーダー〜MA1 DAC間に使っていますが、そのうち後者のSIN DGをOracle〜MA1 DAC間に接続変更し、試聴してみました。
Valhallaに比べると音が柔らかく、色っぽさを感じます。高域はやや大人しく、輝き感が減った感じ。空間情報も少し薄目です。全体的に落ち着いた音なのでJazzの女性ボーカルなんかは雰囲気があって良い感じですが、何か引っ掛かる点があるんですよね。その確認のためギターソロ、ピアノトリオの音を聞いてみましたが、やっぱり同じ欠点を感じたので、今度はValhallaに戻して再確認。
「うん、こうでなくっちゃ!」
というわけで、お気に入りのSIN DGは1時間も経たず元の場所に戻しました。
SIN DGの音色自体はValhallaとは違った魅力がありその点は高く評価できるのですが、音の立ち上がりスピードがValhallaに比べるとどうしても遅く感じます。それ故、何となくもさっとした印象を受けてしまうのです。何を聞いても...。
UX-1で使っていた時にはそんなこと感じなかったし、ヘッドフォンオーディオシステムの方では特に感じないのですが、Oracle〜MA1 DAC間だと何故か如実に感じます。現在の基準がValhallaなので余計そう感じるのだと思うものの、一度認識してしまったことを無かったことにはできないわけで...。
試聴前は「もしかしたらValhallaよりもSIN DGの方が私好みの音を出してくれるかも」と思っていたので、よもやこんな結末になるなんて全くの予想外でした。やっぱりValhallaの音ってスピードあるんだな、と再認識した次第。
そんなわけで、Valhallaの1ラウンドKO勝ちとなった今回の対決でしたが、勝敗はともあれ、SIN DGのさりげない柔らかさや色っぽさも捨てがたいなぁ...とも思ったわけで、「やっぱりあのケーブルを試してみたい」という欲望が沸々と...(^_^;
折しもヤフオクにはそのケーブルの旧モデル(新品)がメーカー希望小売価格の4掛けくらいの価格で出品されています。偽物も多いケーブルですが、出品者は有名なオーディオショップなので本物であることは間違いないでしょう。幸いにしてTポイントも結構貯まってるし、「えい、やぁ!」と入札して即時落札。そしてそのケーブルが昨日届きました。
バーンイン無しで2時間ほど聞いてみましたが、派手さはあるけどいい感じ。これは期待できそうです。エージングが完了したら感想を上げたいと思います♪