DAC切り替え環境構築を止めにしたのは前回の日記に書いたとおり。現在Valhallaデジタルケーブル2本(SPDIF・BNC1.5mとAES/EBU・XLR0.5m)を使い分けるか否かについて決めるために試聴を行っていますが、それはそれで続けるとして、もう一つだけ〜多分今年最後の〜トライをしてみることにしました。
仮に2本のValhallaデジタルケーブルを使い分けると決めた場合、AES/EBUケーブルの長さの制約上、MA1の位置はOracle直下となります(それ以外の場所ではケーブルが届かない)。この場合、今度はACケーブル(AET SIN AC 1.2m)の長さの制約から、SIN ACはPL-Lに使わざるを得ず、必然的にAC LANDA RHはMA1で使うことになります。音的には機器とACケーブルの組み合わせが逆の方が好ましいのは以前の日記に書いたとおりで、音の傾向から推測するとPL-LとAC LANDA RHを組み合わせることがポイントになっているようです。
一方、Valhallaデジタルケーブルの使い分けを止めた場合、MA1とOracleの外部電源の位置を元に戻すことによって、ACケーブルの組み合わせもPL-L:AC LANDA RH、MA1:SIN ACという好ましい状態に戻すことができるのですが、ふと思っちゃったんですよね。MA1はOracle直下に置いておいた方が何かと便利かも、と。
“何かと”のうちの一つは0.5mのValhallaが何時でも使える環境になるということですが、もう一つはDACを交換するにはMA1を上から4段目に置いておくよりは上から2段目に置いておく方が楽だということ。上から2段目ならOracleのケーブル類を外せば簡単に交換できるけど、上から4段目だとOracle、Oracleの外部電源、OPPOのケーブルを外さなければならないので、意外と面倒なのです。
“DACを交換するって、新DACの導入?”と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな豪儀な話では無く、ヘッドフォンオーディオシステムで使っているWadia521をメインシステムに戻してみようかなと思っているのです。MA1導入時にWadia521と比較試聴した際、音の差があまり感じられなかったというのが未だに引っ掛かってるんですよね。
でもあの当時に比べるとインターコネクト&スピーカー/スーパーツイーターケーブル変更、壁コン/コンセントベース/コンセントプレート変更、ルームアコースティック改善と、かなり音が変わっているので、もう一度Wadia521で聞いてみてMA1との違いを確認したいなと。
そんな思惑があるのでMA1はOracle直下に置いておきたいのですが、そうなるとACケーブルの問題が出てきます。先に書いたようにポイントとなるのはPL-LにAC LANDA RHを使うという点ですが、そこに問題はありません。問題になるのはMA1に使うACケーブル(SIN ACでは短すぎて届かない)なので、だったら1本作っちゃおうかと思った次第。
MA1と相性の良かったSIN ACは基本性能がバランス良く高い点が特徴だと思っているので、個性の強いACケーブルを持ってくるよりはニュートラル傾向のケーブルの方が合うと思われます。であればヘッドフォンシステム用に使ったSAEC AC-7000がいいんじゃないかと...。
と言うことで、AC-7000の切り売り2mを発注。以前ヘッドフォンシステム用に作った際はメッシュチューブは使いませんでしたが、今回は見た目と効果を考えてアコリバのカーボンシールドメッシュチューブ(CSF-10)も併用。
プラグ/コネクタは出費を抑えるため、NBS Statement(今はお蔵入り)につけてあるオヤイデのP/C-004を、とりあえず流用します。合わないようならオヤイデの037と046を試してみるつもりですが、多分004で大丈夫なんじゃないかな。
メッシュチューブは金曜納品予定、プラグ/コネクタは手持ちを使うので、あとはA-7000が届くのを待つばかり。メーカー在庫があれば来週前半には届くでしょう。
届いたらすぐに製作するにしても、バーンイン期間を考えると、ちゃんとした試聴ができるのは天皇誕生日〜クリスマスあたりでしょうか。良いクリスマスプレゼントになると嬉しいな。
SAEC AC-7000(1m) 電源ケーブル(1m単位で切り売り可能です) サエク AC7000
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- ショップ: オーディオ専門店でんき堂スクェア
- 価格: 9,469円