memento

audio&visual, headphone&earphone, bicycle, music, animation, book, wine...趣味領域の外部記憶装置です。 <since 10 aug 2006>

充実した週末 #3 ピラミッドTVカバー

期待以上の成果をあげてくれたコンセントベース&コンセントプレートのグレードアップ。3/10の日記で書いたように、これはいずれやるつもりではあったけど、当初の計画ではもう少し後にする予定でした。
その予定を前倒しにした理由は、ルームアコースティック改善のために注文したピラミッドTVカバーの納品見通しがまるでわからないから。ヨドバシ.comに問い合わせメールを送っても梨の礫だったので、頭に来て壁コン周りの強化を先に実施したという次第です。


ところが、コンセントベースを注文した後ヨドバシからピラミッドTVカバーの出荷メールが届き、何と土曜日に配送されることになりました!
週末には届かないと思っていたので壁コン周りの強化を前倒しにしたのに...(`ヘ´)
でもまあ納品日がわからないまま放っておかれるよりは、いきなりであろうが何であろうが早く届いた方が良いに決まっているわけで、状況を有り難く受け入れることにしました。



で、土曜日の夕方にピラミッドTVカバーが到着。前々回の日記で書いた


「ということで対応策は決まりましたが、今日は他にやることもあるし(この話は後日)、CB-1DBのエージング不足という線もゼロでは無いので、一晩おいて日曜日に検証することにしました。」


というのはこのピラミッドTVカバーのことだったわけです。


すぐに開梱してプラズマテレビの画面にセットし、試聴を開始。
ちなみにこの時点ではQR-8の副作用による“不自然な低音”と、CB-1DB(?)による“おとなしい高音”の状態〜つまりはかなり酷い音の状態でした。にもかかわらず、この後のいくつかのトライアルによる効果の違いはハッキリと認識できたんですよね。そのくらいルームアコースティックって影響が大きいということです。


さて話を戻してプラズマテレビ画面にセットした時の効果ですが、ボーカルの実体感は多少明瞭になるものの、響きの量はやや減り、総合的には期待したほどの効果はありませんでした。おそらく55インチパネルに対してカバーできるサイズが小さいからだと思われます。


尤もこのような結果になることは想定内だったので、次なるトライアルに進みます。今度は右スピーカーのサイドへの設置。
こちらの方は予想通り右サイドの空間が拡がる効果がありましたが、思っていたほどは拡がりません。


そこでピラミッドTVカバーを取り付けた衝立を可能な限りハイサッシ側に下げてスピーカーとの間隔を確保するとともに、ピラミッドTVカバーの位置がもう少し前(リスナー側)にくるように衝立を移動。これによって右サイドの空間の拡がりは少し改善されました。
カーテンを開けてしまえばもっと良くなることはわかっていますが、それはGuarneri mementoの塗装保護故の禁じ手なので、右サイドの空間拡大に関してはほぼこれが限界のようです。



次に試みたのは左壁に掛けてあるバティックの撤去。バティックは左右の反射バランスを取るために(そしてインテリアとして)取り付けていましたが、撤去した時の効果を確認してみます。なお左スピーカーの1次反射面にはエイスナーブを取り付けて、多少なりとも右サイドのピラミッドTVカバーとのバランスを取ることにしました。


するとこれも予想通りに左側の空間が拡がりましたが、効果はそれだけに止まらず、響きの量が増え、サウンドステージが上方向、奥方向にも拡大。
これはちょっと予想外の効果でした。右サイドは以前より拡がってはいるものの左サイドに比べると空間が狭いので、左にオフセットしたサウンドステージになってしまいますが、その点を除けばかなり良い感じです。


そこで今度はPL-Lのバランスコントロールを使い、ボーカルが中央に来るよう右Ch側にシフト(左Chのボリュームを下げる)してみました。
その結果、まだ若干左サイドの空間の方が広い感じはするものの、さほど違和感を感じないくらいまではバランスが改善。これは今までのサウンドステージのでき方に比べれば相当良い感じです。


そして最後の試みは撤去したバティックをプラズマTVに被せること。これでテレビによる反射はある程度押さえられるはずですが、果たせるかな、サウンドステージ中央付近のゴチャゴチャっとした感じが軽減され、ボーカルや楽器の定位がより明瞭になりました。
一方、サウンドステージを漂う響きの量は若干減り、また音調も僅かに暗めの方向(煌びやかさが減る方向)になるので、有り無しに関しては一長一短ありますね。リアプロの時とは違ってプラズマテレビはかなり後方壁寄りに置いてあるので、テレビでの反射が必ずしも悪影響だけではないと言えそうです。



ここまでの結果を元に、次のような方針を決めました。

  • ピラミッドTVカバーは、TVではなく右サイドの対策として使用する。
  • 左右のバランスを取るために、左サイド用にピラミッドウォールを導入する。
  • テレビ対策には(必要に応じて)バティックを使用する。
  • 左右のスピーカーの位置を若干中央寄りに移動し、壁との距離を取れるようなセッティングを試してみある。


スピーカーの位置調整に関しては実は試みてみたのですが、ウェルフロートボードの下に敷いてあるミスティックホワイトがフローリングとくっついていて、ウェルフロートボードだけが動いてしまうという状況だったため、今日のところは諦めました。スピーカーをウェルフロートボードから降ろし、ミスティックホワイトをフローリングから一度剥がしてやらないことにはうまく動かせそうにないので、気力と時間がある時に試みようと思います。



この後、テレビに掛けるバティックを別の素材のものに変えてみた(元々のやつはレーヨンっぽいナヨッとした素材だったので、綿素材のバティックに変えてみた)ところ、なんとなくではありますが綿素材の方が響きが好ましい感じがしました。でもこれは“自然素材>化繊”というプラセボ効果かもしれません。



そして翌日曜日。前回の日記で書いたとおりコンセントプレートの交換を行い、かなり良い結果が出たわけです。実は前回の日記では敢えて触れなかったのですが、低音と高音がまともに出るようになった状態でのサウンドステージは、これまでになく広く(上・左右・奥方向)、かつ一体感のあるものになりました。


左サイド用のピラミッドウォールは既に発注済みで、3月最後の週末頃に届く予定。その段階でアコースティック改善トライアルは一段落つけることにします。
いずれは現在天井のコーナーや縁に設置してあるエイスナーブをアルテのテトラ&トライコーナーに交換したいと思いますが(効果云々もあるけど、エイスナーブの見た目のチープさを改善したいという意味合いが大きい)、その前にもう一つやっておきたいことが。


コンセントボードの交換から派生してDACのACケーブルをAC LANDA改に替えたことは前回の日記に書きましたが、その際に思ったんですよね。


「やっぱり、あのプラグ/コネクタを試してみたい...」と。


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