オーディオアクセサリー誌152号の309頁にPS Audio PerfectWave Power Plant 5のファームウェアアップデートの記事が載っていました。記事によるとマルチウェーブの太らせ具合を調整できるようになったようです。対象機器はP10とP5。
マルチウェーブの音はあまり好みではないので多分使わないとは思うものの、ファームウェアは最新の方が良いという主義なので、我が家のP10もアップデートしておくことにしました。
輸入代理店である完実電器のサイトにはまだ載っていなかったため、PS Audioメーカーサイトからファームウェアアップデート用のファイルをダウンロード。
ファイルをダウンロードし解凍した後、SDカード(SDHC、SDXC規格のカード、言い換えるならば2GBを超える容量のカードは使用不可。またフォーマットはFAT16もしくはFAT32を使用のこと)にコピーせよとあります。デジカメ用にSDカードはたくさん持っていますが、今時2GB以下なんて小さな容量は使わないので「バカバカしいけど買うしか無いかなと」思いながらあちこち探してみたら16MBのカードを1枚だけ発見。「でもこんな小さいのではファイルが入りきらないかも...」とアップデートファイルを見てみたところ、合計で3MBも無いような小さいものでした。ラッキー♪
●アップデートファイル
※上記8ファイルをSDカードのルートディレクトリ(最上位階層)にコピーします。解凍してできるフォルダごとコピーするとアップデートファイルが認識されませんので注意してください。
ほっとしながらSDカードにファイルをコピーし、ベランダに回ってP10のカードスロットに刺そうとしたところ、何とそこには既に2GBのカードが!
PS audioさんはアップデート用にちゃんとSDカードを準備していてくれたわけですね。最初から確認しておけば良かったです...(^_^;)
本体背面の電源スイッチを切ってSDカードをスロットに挿入。それから電源スイッチを入れると自動的にアップデートが始まります。アップデート処理が正常に始まると本体前面左上にあるロゴマークが点滅します。
5分ほどでアップデートが完了。メニューを見てみたら、マルチウェーブの調整メニュー(MW STRENGTH)ができていました。
レベル調整は1〜6の6段階で、4が従来のマルチウェーブと同じ、5〜6は従来以上のレベルとなります。レベル5〜6では多くのエネルギーを必要とするので、P5 or P10の出力上限(P5は1000VA、P10は1200VA:どちらも内部損失を含む)に近いところまで使用している(機器をつないでいる)場合、あるいは入力電圧が低い場合は、出力歪率が高くなるのでレベル4以下で使用することが望ましいとのことです。
レベルを変えるとどの程度の効果があるのか、出力波形をいくつか比較してみました。なおSine Wave = Level1ではありませんのでご注意の程。
こうして見ると結構違うものですね。
無論音にも影響があるわけで、マルチウェーブのレベルを上げていくと音が力強く太くなります。しかしながら透明感とか繊細さは逆に損なわれていくので、個人的には好きになれません。やっぱりサインウェーブが一番です。
ということで、アップデートはしたものの、使わないままになりそう。