自転車用に購入したプロトレック(電子方位計がついている)の電池が切れたので自力交換してみました。
電池切れで表示されなくなっています。
まずはベルトを外します。作業には2本のマイナスドライバーが必要。ピンの左右をマイナスドライバーで挟んで回します。
裏側4カ所、左右各2カ所の8カ所の+ネジを外します。
ゴムのカバーを外すとステンレスのカバーが露出。
ステンレスのカバーを外すとプラスチックカバーが露出
プラスチックカバーを外すとようやくムーブメントが見えました。
黄色円の中に小さいスプリングがありますので、外しておいた方が無難。赤色円のスプリングは裏側からでないと外せないのでこのままでOK。
ケースからムーブメント部分を取り出します。この作業がやっかい。
作業が前後しますが、黄色円の基板がムーブメントにマイナスネジで固定されているので、先に外しておきます。
ムーブメントに被さっている金属のパーツを取り外します。この際、金属パーツ側面を無理に広げてしまわないよう作業は慎重に。(注1)
液晶裏側の基板です。
取り外したプラスチックカバーに4個のSR927Wが填まっています。電池はSony製でした。
購入しておいたマクセルの電池に交換。
真ん中の2つの電池に外した金属パーツを取り付けます。
その後大きな金属パーツを取り付け、ムーブメントをケースに戻します。上記の(注1)で金属パーツを無理に広げてしまうと、ムーブメントがすんなりとケースに入らなくなります。黄色円の基板を元通りに取り付けておくことを忘れずに。
黄色円のスプリングを戻しておくことを忘れずに。
後は逆順で作業をすればOK。
★パーツは手で触らないようピンセットを使いましょう。
作業は試行錯誤で行いましたが、先日のLuminoxに比べるともの凄く大変でした。まさかムーブメントを外さないといけないなんて考えてもいなかったので、最初は金属パーツだけ外そうとして随分時間をロスしました。
とにかく作業のキーパーツは「金属製のパーツ」です。これを無理に広げたりせずに元通りにするところがポイント。この金属製のパーツを元通りに納めないと、組み上げた後、本体側面のボタンがうまく作動しなくなります(私はここでミスしたため、2回バラしなおしました)。特に左側面の「アジャストボタン」「モードボタン」の裏側に位置する箇所に注意して下さい。
なお自力交換される場合は自己責任でお願いします。私は例によって「防水機能は元通りにならなくてもよい」という割り切りで作業をしましたが、防水機能維持が必要な方はメーカーに出すことをお薦めします。